大腸菌爆弾

一言「暑い」としか言えない気候ですね。夜に熱中症になる人も出ているようですので、お気をつけください。

さて、今回はガン治療に役立つかもしれない「大腸菌爆弾」の話題をネットで見付けましたので、簡単な原理を紹介したいと思います。

がん細胞は、人間の免疫から身を守るためCD47と言われる「盾」を装備しているのです。この「盾」があるため、免疫細胞が、がん細胞を攻撃できなくなっています。なんとかしてこの「盾」(CD47)を取り除くことができれば、がん細胞を効率的に死滅させることができるのです。

CD47の抗体を作って大量に投与すれば良いのですが(蛇に噛まれた時の血清の使い方に似ています)、人間の抗体は複雑なため高価なのです。

そこで注目されたのが、単純な構造をしている「ラマの抗体」なのです。この抗体は単純なので大腸菌の中に遺伝子導入して作ることが可能なのです。

この遺伝子導入した大腸菌を培養して、「ラマの抗体」を大量に作らせると「爆発」して周囲に抗体を撒き散らすのです。この大腸菌を「がん」の周りに注入すれば、「爆発」してCD47に対する抗体が、がん細胞の「盾」を取り除くのです。

世の中すごいことを考える人もいますね。「大腸菌爆弾」覚えておいてくださいね。

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