月別アーカイブ: 2019年11月

隕石から「糖」

今朝は、今期いちばんの冷え込みで北海道では氷点下2桁を記録したところもあるようです。大阪でも、大変寒く布団から這い出すのに苦労しました。

東北大学のグループが、隕石からDNAの材料になる「糖」を発見したと報告しました。

研究班は新しい解析方法を用いて、マーチソン隕石とNWA801隕石から、リボースやアラビノース、キシロースなどの「糖」を検出したとのことです。放射性炭素の分布から地球上の糖が混入したものではないとしています。

DNAは生物の遺伝情報を記録する物質で、「生命の設計図」とも呼ばれる物質で、今回隕石から「糖」が発見されたことで、生命が地球外でも発生しうる可能性が上昇したといえます。

はやぶさ2が持って帰ってくるであろう「リュウグウ」の破片からも生命の基になる物質が見つかるのでしょうか?今から楽しみです。

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「蛇足」

朝晩の温度変化が大きくストレルフルな天候が続いています。風邪など体調不良で受診する方も多く、大阪でもインフルエンザによる学級閉鎖になったところもあるとのことです。予防接種やうがい手洗いに、十分な睡眠をとってくださいね。

今回は「蛇足」の話題について書きたいと思います。「蛇足」といえば、余計なものの代名詞のように使われますが、最近の研究によると蛇は7000万年の間後ろ足を持っていたというのです。

ナジャシュ・リオネグリナと呼ばれる初期の蛇について、アルゼンチンのパタゴニア郡で発見された8個の化石を調べたとのことです。

『ナジャシュには頰骨(きょうこつ)弓などトカゲに似た原始的な特徴がある一方、頭がい骨から頰骨につながる骨がない点を含め、現在のヘビに近い特徴も併せ持つ。あごの関節の一部などにはヘビとトカゲの中間的な特徴も見られる。』

蛇は進化の段階で痕跡のような後ろ足ではなく、ちゃんと機能する後ろ足を長い年月有していたと、研究者らは結論付けています。

「蛇足」が蛇足でなくなったらどう書けばいいのでしょうか?と思ったのですが、まさにこの考えが「蛇足」ですね。何故って?、今の蛇には足がないのですから・・・・・・(ふー)

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風邪に抗菌剤(抗生物質)は効きません。

昨晩から、急に冷え込みましたね。長袖だけでなく、重ね着をしている人も多いですね。大阪での最高気温も20℃を下回り、冬将軍の足音が響いてきそうですね。

当院でも風邪で来院される方が多くなっています。今回、抗菌剤の適正使用に関する活動をしている組織のホームページを見つけましたので、簡単に紹介させていただきます。

そのホームページによりますと

(以下引用)

『風邪は、ウイルスが鼻やのどにくっついて炎症を起こし、くしゃみ、鼻水、せき、たん、のどの痛み、発熱などがでることを言います。この、「風邪の原因はウイルス」というのが大切なポイントです。風邪の原因は細菌ではないのです。風邪の症状はいずれも、あなたの体がウイルスと戦っているサインです。風邪を治すのはあなた自身の免疫力であり、お薬ではありません。医師が処方したり薬局で売られている風邪薬は、風邪のつらい症状を和らげるためのもので、原因のウイルスをやっつける薬ではないのです。』

(引用終了)

と書いてあります。私が話すより、上手く説明されていて感心しました。興味のある方は、覗いてみてくださいね。(http://amr.ncgm.go.jp/)

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ウナギの完全養殖

近大マグロ(マグロの完全養殖)で知られている、近畿大学がウナギの完全養殖で最初の重要な段階であるニホンウナギの人工ふ化、初期飼育に成功したとのことです。

市販されているウナギの99%以上は養殖ですが、元になる仔魚(ウナギの子供)であるシラスウナギは、全量海からの漁に頼っているのが現状です。近年シラスウナギの漁獲量が激減しており、ウナギの価格高騰を引き起こしています。

以前にもウナギの完全養殖を行った施設はあるのですが、効率やコストの問題で実用化されなかったそうです。今回、近大では1000匹を超えるウナギ仔魚の初期飼育に成功しており、期待が持てるとのことです。

次の段階としては、これらの仔魚をシラスウナギまで生育させるのが課題だそうです。

完全養殖が成功したあかつきには、「近大ウナギ」とブランド化されるのでしょうかね。

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いい医療の日(11月1日)

11月に入りましたが、最高気温が25℃を超える夏日の地域があるみたいですね。大阪でも朝晩の寒暖差が大きく、服装に苦労します。

さて、今日は「いい医療の日」です。日本医師会のホームページによると

『日本医師会では、より良い医療のあり方について国民と医師とが共に考えることで、更なる国民医療の向上に寄与していくことを目的として、設立記念日である11月1日を、「いい医療の日」として制定しました。

そこには、この日をきっかけとして、国民の皆様に改めて、ご自身やご家族の健康について考えてもらいたいとの思いも込められています。』

と書かれています。

いい医療は医師の努力だけでなし得るものでは無く、国民の方々の医療に関する関心とご自身の健康に関する興味がなければ達成できるものではありません。以前の検査データや自覚症状の有無一つで、治療方針が全く変わってしまうこともあるのです。

当医院でも日々「いい医療」を目指して邁進しておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。