AI将棋

大阪では今朝は清々しい朝です。梅雨を前にして貴重な1日かもしれません。

さて、近年巷では人工知能ブームですが、チェスや碁の世界ではAIに人間が敗れたことも記憶に新しいと思います。

将棋はルールの複雑さと盤面の可能性が桁違いに多く、コンピュータは人間に勝てないと長らく言われてきたのですが、2005年にトップ棋士と同レベルの実力を持つAIである「Bonanza(ボナンザ)」が登場して、状況が一変します。

その後、ボナンザのソースコードが公開されたこともあり、現在では最高位の棋士と負けずとも劣らぬ棋力にまで成長しているとのことです。

そんなボナンザを開発したのは、将棋をほとんど知らなかった光化学の研究者なのですが、自身で「将棋を知らないから作れた」と明言されているそうです。

将棋を知らないからこそ、定石に捕らわれず真摯にAIを活用した「新しい」将棋の形を追い求めることができたそうです。

今回のコロナ騒動で、いろいろな人が様々な意見を声高に吹聴しているのですが、なかなか腑に落ちるものがありません。これまでの「定石」に捕らわれてしまっているのかもしれません。真摯に現状を見据えて、新しい社会の形を見いだす努力が求められていると感じませんか?

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