日別アーカイブ: 2021年1月22日

猫にマタタビ

今日の大阪は雨ですが、放射冷却が抑えれれて寒さもひと段落といったところです。

さて、江戸時代からいわれている「猫にマタタビ」ですか、理由の一部が説明できたとの報告がありましたので、取り上げてみたいと思います。

「猫にマタタビ」とは、猫はマタタビを見つけると、体をすり寄せて酔ったような陶酔状態になる様をいいます。犬などの他の動物には見られない特徴として、広く知られています。

今回、岩手大学、京都大学、名古屋大学などのチームが、実験で猫とマタタビの関係を調べたとのことです。その実験から、マタタビに含まれる成分の「ネペタラクトール」に猫は反応していることが判明しました。

研究者らは、他のネコ科の動物でも反応はあるか調べるため、天王寺動物園や王子動物園の協力を得て実験したところ、ジャガーやアムールヒョウ、シベリアオオヤマネコでも同じ反応が見られたとのことです。

そこで「ネペラクトール」の性質を調べたところ、蚊を寄せ付けない虫除け効果があることを見つけたそうです。さらに、猫が酩酊状態になる理由を明らかにするため、猫がマタタビを嗅いだ時の脳内麻薬の濃度を測定したところ、上昇を認めたとのことです。

「猫にマタタビ」の原因が説明できたのですが、虫除け効果と脳内麻薬の関連についてはまだ謎が残っているようです。ぜひ理由を知りたいものですね。

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