カテゴリー別アーカイブ: 健康情報

外出自粛と高齢者

連日新型コロナのニュースが流れており、大都市ではロックダウン(都市封鎖)が現実味を帯びてきています。この状況を必要以上に恐る必要はないと思いますが、気を緩めずに自身でできる予防と体調管理に努めることが大切です。

さて、新型コロナの予防として「不要・不急の外出を避ける」ことが勧められていますが、必要以上に心配して閉じ籠りのような「生活不活発化」の状態になってしまう場合があります。

特に高齢者の場合、「生活不活発化」が起こると、身体機能の悪化、心理面や認知機能への悪影響が心配されます。新型コロナの影響は長期に続くことが予想されていますので、意識して運動をすることが必要です。

特に脚の筋肉が落ちやすく、やがて歩行困難や立位が不安定になってしまう恐れもあります。

東京都健康長寿医療センター研究所の北村先生は「家の中でもできる限り動くようにしてほしい。また人混みを避けながら、近所の公園まで散歩するのもいいでしょう」と話しています。

新型コロナにやられないことは大切ですが、コロナ騒ぎが収まった後のことも考えて頑張ってくださいね。

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三次喫煙(サード・ハンド・スモーク)

喫煙は吸った人だけではなく副流煙により周囲の人にも影響が出ることが知られており、二次喫煙(受動喫煙)と言われています。

今回ネットの記事で三次喫煙(?)について書かれていましたので紹介しますね。

『たばこ由来のニコチンや有害物質は、喫煙者の髪の毛や衣類、部屋の壁やカーペットに残る。それらが蒸発したり舞い上がったりしたものを吸い込むことを「三次喫煙(サード・ハンド・スモーク)」といい、研究が進んでいる。』のだそうです。

米独の研究グループは、ドイツの映画館で映写室の有機物質35種類を測定したとのことです。観客が入場するたびに、有害物質の濃度が上昇したとのことです。(映写室内は通常禁煙です。)

二次喫煙の濃度に換算すると、ホルムアルデヒドはたばこ1本分、ナフタレンは10本分に相当したと研究グループは報告しています。

喫煙者の衣服や髪に吸着された物質が、蒸発したり舞い上がることにより引き起こされるとのことです。

そういえばタキシードの原型は19世紀中頃に流行した、喫煙時に着用する「スモーキングジャケット」だそうです。喫煙の時に別のジャケットを着ていたのは、三次喫煙について知っていた?!

(多分、臭いの問題だと思いますが・・・・・・・・・・)

 


ジェネリック医薬品に発がん物質(再び)!?

10月になりましたが、まだまだ暑い日が続きますね。こんな暑いのに、この15日から当医院では「インフルエンザワクチン」の予約が始まります。(なんだか変な気分です。)また、12月の看護の日には予防接種がお得に打てるように準備していると報告を受けました。チェックしてみてくださいね。

さて、今年2月のブログにも書いたばかりのですが、またジェネリック医薬品に発がん物質が含まれていたとのことです。

『海外で原薬から微量の発がん性物質「N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)」が検出されたため。』とのニュースがありました。

前回の時も海外で見つかって欧州に7ヶ月も遅れて自主回収になっているのですが、今回も海外で見つかっており発がん物質も前回と同じNDMAです。前回大変なことをしてしまったとの認識があれば、他の成分ならいざ知らず我が国でNDMAの混入を調べているはずです。また、海外で見つかってからどれぐらいで自主回収されたのか気になるところです。

ジェネリック業界の信頼を揺るがす危機的な出来事がこの短期間に2回も起こっており、それを調べることを怠っているように見えてしまいます。

呆れることを通り越して、恐ろしく思います。

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帝王切開と腸内フローラ

今朝は肌寒いほど気温が下がりましたが、来週はまた最高気温が30度超えだそうです。秋から夏への行ったり来たり。体にこたえますね。

ネットで興味深い記事を見つけました。英ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジが、帝王切開で生まれた子供と母親の産道を通る自然分娩で生まれた子供の腸内フローラ(腸内細菌叢)に違いがあると発表しました。

帝王切開で生まれた子供は、母親由来の腸内細菌が少なく病院内環境から取り込まれた細菌が多かったとのことです。またこの研究では、出産時に母親が抗生物質を服用していた場合も、腸内細菌に変化を認めたとのことです。

最近の研究で腸内フローラは、ヒト免疫系の「確立」に関係するだけでなく、様々な病気との関連が明らかになってきています。

ただし、この腸内フローラの変化は離乳時期までには消失しており、どれ程の影響があるのかは明らかになっていないとのことです。

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グビグビ・ビクビク

真夏の暑さが続いていましたが、30℃を超える真夏日もひと段落の様です。空に勝ち誇っている可能様に浮かんでいた入道雲(積乱雲)も秋を思わせる筋雲に席を譲ったようです。

さて今回は「グビグビ・ビクビク」と変わった標題になっていますが、コーヒーと偏頭痛の話です。

偏頭痛にコーヒーがいいという話と、コーヒーは偏頭痛を悪化させるとの話があり、コーヒー好きの偏頭痛もちにとっては悩ましい限りです。

この状況を整理するのに役立つ研究が、ハーバード大学から論文として発表されました。論文によると、1日3杯未満のコーヒー(カフェイン飲料)を飲む人は、全く飲まない人に比べて偏頭痛を起こす確率が低いとのことです。

偏頭痛のある96人が6週間、生活習慣と偏頭痛の関係を記録し解析したのだそうですが、1日に1−2杯のカフェイン飲料を飲んだ日は、偏頭痛が少なかったとのことです。(3杯以上飲むと偏頭痛が増えるそうです。)

カフェイン摂取量の問題もあるかもしれませんが、コーヒーを「グビグビ」飲んで偏頭痛に「ビクビク」している、コーヒー好きの偏頭痛もちには少し安心できる情報かもしれませんね。

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熱中症

梅雨が明けて大阪も猛暑が続いています。十分に睡眠ができないと、熱中症や夏バテの原因になります。空調を適度に使って、快眠環境を整備してくださいね。

梅雨明けからの猛暑で、全国的に気温が高く最近の1週間で18000人異常が熱中症で搬送されたとのことです。死亡例もあり、気象庁は注意を呼びかけています。

緊急搬送で目立つのは、「高齢者」と「屋内」とのことです。搬送された18347人中、65歳以上の高齢者が9963人で半数以上を占めているとのことです。発症場所で一番多かったのが、敷地を含めた「住居」で全体の41%でした。

熱中症は炎天下に長時間いなければならないと思われがちですが、「誰でも、何処でも熱中症になる危険性があると知り、対策が必要」なのです。

多様な暑さ対策グッツも売られており、適切な体調・環境管理を心がけてくださね。

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「スマホケース」約4割にカビ

梅雨明けしたと思ったら、急に真夏の気候ですね。熱中症や脱水症、夏バテにお気をつけください。

さて、今回はスマホケースに潜むカビの話題です。

恐竜やマンモスの骨格標本展示で有名な大阪自然史博物館の外来研究員浜田信夫さんの調査によると、使用されているスマホケースの約4割にカビが発生しており、30代以上の男性の場合が特に多いとのことです。

記事によると「116台のスマホカバーのうち48台でクロカワカビ、コクショクコウボなどが検出。
32台が(個体数)100未満。100~1000台が10台。1000~10000が2台。
1万以上は4台。」だったそうです。

ズボンの後ろポケットなどにスマホを入れるとカビが生える危険性が高いとのことです。

カビの胞子によるアレルギーやダニの発生源となることもあり、定期的にウエットティシュなどで拭いて清潔に保つことが大切なようです。

インスタ映えを狙って携帯しているスマートフォンが、「カビ生え」ではシャレにもなりませんね。

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パンケーキシンドローム

今年は梅雨入り前から気温が上がり、熱中症による緊急搬送が増えているようです。体調管理にお気をつけください。

さて、今回はフワフワで女性に人気の食べ物、「パンケーキ」の話題です。

表題の「パンケーキシンドローム」ですがパンケーキが食べたくて仕方なくなる症候群ではなく、もっともっと剣呑なものです。パンケーキを食べた後、蕁麻疹が出たり呼吸困難を起こしてしまうことをいうのです。

もうお気付きの方はおられると思いますが、この症状はアレルギー反応なのです。パンケーキミックスなど、手軽にパンケーキを作ることができるのですが、使い切らずに置いておくとダニが発生してしまいます。

ダニが混入することによりアレルギー反応を起こすのですが、どの程度の量で症状が出るのかは個人差があり、同じパンケーキを食べても反応が違うことがあります。

さらに、十分加熱してもアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)は分解されないので、気をつける必要があるとのことです。

使い切れなかったパンケーキミックスは早めに使うか、密封容器に入れて冷蔵庫で保存するなどの予防措置をとるのが良いとのことです。

実はパンケーキミックスに限らず、お好み焼きなどの粉もの全般に言えることだそうです。

粉もの好きの大阪人としては、大問題です。

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プラスチックゴミ

6月末ですがまとまった雨が降らないうちに、どんどん暑くなりますね。夏の水不足が心配です。

さて、海洋のマイクロプラスチックやペットボトル問題、ひいてはレジ袋の有償化まで話題になっているプラスチックゴミですが、大阪の堺市で発見された細菌が打開策になるかもしれないというお話です。

2005年に堺市のペットボトル処理工場で発見された細菌「イデオネラ・サカイエンシス」は驚くべき能力を持っています。

プラスチックは自然に分解されることはないため、環境中に長期間蓄積し生物の体内に濃縮されるため大きな問題となっています。

サカイエンシスは、プラスチックを特殊な2種類の酵素を産生して、水と二酸化炭素に分解する能力を持っているとのことです。分解するだけでなく、プラスチックを栄養源として利用しているというから驚きです。

人間がプラスチックを作る前には、この細菌どうしていたんだろうと疑問に思いませんか?

自然のしたたかさに「脱帽」ですね。

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睡眠の話題

暑くなったり寒かったり、気温の乱高下が続いていますね。寝る前はタオルケット1枚だったのに、朝起きてみるといつの間にか毛布に包まっていたり・・・・・・お気をつけください。

さて、睡眠に関する話題が立て続けにネットを賑わせていたので、今回は2つの睡眠に関する話題を紹介します。

最初は「照明やテレビをつけて寝る女性は太りやすい」という話題です。

米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)の発表なのですが、米国人女性約4万4千人を5年間追跡した結果だそうです。論文で太る原因については明確にされていませんが、光刺激によりメラトニンの生成が抑えられることが関係しているかもしれないとのことでした。

次は「体内時計を刻むスイッチであるDNA配列発見」という話題です。

京大のグループによる発表ですが、体内時計に応じて増減するタンパク質を作る遺伝子の一部を改変したところ、そのタンパク質の増減が見られなったとのことです。改変されたマウスは体内時計が乱れ、行動が不規則になったそうです。

DNA配列が生体の行動をコントロールするスイッチになっていることがわかったと結論付けています。

改変により遺伝子環境が変わって、タンパク質の発現パターンが変わっただけでは?と疑問が湧いてきます。(以前のブログ:エピジェネティックス参照

このブログを書いている時に衝撃的な記事が掲載されていました。なんと「加齢で減る酵素注射→若返り マウス成功、ヒトにも期待」というのです。

睡眠の話題だったのに、眠気も吹っ飛んで行ってしまいました。

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