月別アーカイブ: 2017年4月

日光角化症

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

4/20(木)朝日放送「おはよう朝日です」のクローズアップで、春から始めるスキンケア対策が紹介されていました。

朝の慌ただしい時間ですので、ご覧になった方は少ないかもしれません。私自身も後半の日光角化症について解説されているところからTV拝見いたしました。

この「日光角化症(にっこうかくかしょう)」とは、その名前の通り、日光(紫外線)の影響を多く受ける部位(頭・顔・うなじ・手の甲など)への発生が最も多い病気です。放置すると有棘細胞癌に移行する場合もあり、前癌病変とも言われています。

一見シミのように見えますが、よく見ると表面にカサカサとした角質やかさぶたなどを伴い、紅くまだら状になっています。

日光角化症

クリニックでも、シミを気にして来院された方の中で、実は日光角化症だったという方もいらっしゃいます

疑わしい病変に対しては、一部皮膚生検を行い、確定診断がつけば切除を行っております(病理組織検査では、切除した皮膚の断端部がきちんと取り切れているか確認できます)。2011年に保険適用となった外用薬もありますので、状態によって医師と相談されるのがいいかもしれません。

日ごろから肌の状態をチェックし、皮膚の異常に気づいた時は、早めに皮膚科を受診することが大切ですね


はちみつ注意報

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

先日、生後6カ月の乳児がはちみつを摂取し、「乳児ボツリヌス症」で亡くなるという痛ましい事故がありました 皆さまの心にも衝撃が走ったのではないでしょうか?

厚生労働省の離乳食の資料(離乳食の進め方の目安)にも「はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため満1歳まで使わない」と記載されており、乳児ボツリヌス菌を発症しやすい時期は、主に生後3週間~6ヶ月の乳児といわれています。

ボツリヌス菌は、食中毒の原因菌として有名ですが、普段は「芽胞(がほう)」と呼ばれる状態で、食べても症状は現れません。そして、はちみつの中には芽胞を形成し活動を休止したボツリヌス菌が含まれている場合があります(はちみつに含まれるボツリヌス菌は極微量で、大人が食べても何の問題もありません)。この芽胞が発芽すると増殖を始め、人間の体内で増殖すると食中毒と診断されます。1歳未満の乳児は免疫力が低く、腸内環境が整っていないため、芽胞にとって発芽しやすい環境なのです。

食中毒

はちみつは、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」でも医薬品として使われ、クレオパトラは美容のため、この上なく愛用したと言われています 何しろ、各種ビタミンやミネラル、酵素、抗酸化物質の宝庫ですから、栄養補給としては理想的なはちみつ。

はちみつ

でも、小さなお子さまには、1歳になるまでおあずけです


菜種梅雨

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

しばらく雨続きでしたね。3月中旬から4月上旬にかけて降る長雨を「菜種梅雨(なたねづゆ)」というそうです。皆さまご存知でしたか?

雨

先日患者さまに教えて頂いて、何て綺麗な日本語なのかしらと感動し、こんな雨なら悪くないな~なんて思いました

日本には、雨の降り具合や季節によって色んな名前がついていて、自然を描写する豊かな表現がたくさんあります。こぼれ雨(こぼれあめ:ぱらぱらとこぼれ落ちるように降ってすぐやんでしまう雨)・五月雨(さみだれ・さつきあめ:陰暦の五月ごろ、じめじめと降り続く長雨)・翠雨(すいう:草木の青葉に降る雨)・・・。素敵ですよね~

あらためて、美しい日本語に心を奪われました。

さて、こんな雨の日でも降り注いでいる紫外線(薄曇りの日でも紫外線は晴れの時の60-80%、大雨の日でさえも30%もあります) 皆さま、UVケアしっかり行っていますか?

日焼け

すでにご存知かもしれませんが、紫外線はお肌のしみ・シワの原因のみならず、体内で発生する活性酸素も非常に強力なものとなります

抗酸化成分を摂取して活性酸素を減らすというのも大切ですが、まずは日頃からUVケアを心掛けることで、活性酸素の量を減らしていきましょう

クリニックでは、色々なタイプの日焼け止めをご用意しております。お気軽にご相談くださいね


金曜午後診察できます♡

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフハマ子こと濱田です

以前ブログでお知らせしましたように、4月7日より金曜日午後4時から7時まで診察が再開いたしました!

形成外科・一般皮膚科の診察となります。再診であれば脱毛症の診察も可能です。どしどしお電話にてご予約下さい。

お休み前にレーザー治療したい方、気になる出来物があるという方も手術が可能です。診察が再開したばかりですので比較的空いております。当日診察ご希望の場合でも、念のためお電話にてご予約をお願いいたします。

大変申し訳ございませんが、4月14日(金)は休診となります。

ご予約を心よりお待ちしておりま~す

 


4月のウイッグ無料相談

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

今月のウイッグ無料相談会は、4/24(月)です。

相談会では、ウイッグのみならず付属品についてもご相談いただけます。

例えば、「下地ネット」

下地ネット

下地ネットをお使いの方もたくさんいらっしゃいますが、下地ネットは汗が直にベースネットにつきにくくなり、こまめに手洗いしていただくことで、清潔に保つことができます。また、装着感には個人差がありますが、つけ心地が安定する方もおられます

下地ネットをつけたくない方も、ウイッグのサイズ調整が可能かどうかも、アドバイスさせていただきます。

ウイッグをお使いのたくさんの方に、安心して快適な毎日を過ごすことができますよう、私たちもお支えしていきたいと思っております

ご希望の方は、お気軽に受付やスタッフ・メール等でお知らせ下さいね


「薄毛」治療最前線

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

先日、グラクソスミスクラインさんから発売されている、男性型脱毛症(AGA)の治療薬「ザガーロ」の説明会がありました。

ここで男性型脱毛症についておさらいです。

男性ホルモンの代表的なものはテストステロンですが、これが血中を流れて細胞内に入り、5α-リダクターゼという酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変化します。このDHTが細胞内の男性ホルモンレセプターと結合し細胞の核内に入り、生物学的作用を起こします。これが、男性型脱毛症のメカニズムです。そして、5α-リダクターゼの作用を妨げることが、男性型脱毛症に対する治療として注目されています。

5α-リダクターゼという酵素には、Ⅰ型(男性型脱毛症の前頭部、後頭部、髭、腋毛など、どの毛乳頭細胞にも存在しています)とⅡ型(男性型脱毛症の前頭部という、男性ホルモンに反応して毛の成長が変化する部位の毛乳頭細胞に特異的に発現しています)があり、従来の治療薬であるプロペシアは、Ⅱ型を、ザガーロはⅠ型とⅡ型を阻害します

どちらかを選択するには、診察の上医師とご相談されるのが一番だと思います。

週刊文春3月2日号に「薄毛」治療最前線という特集が掲載されておりまして、板見先生が登場しております。もう書店には並んでいないかもしれませんが、機会があればご覧下さいませ。

週刊文春①  週刊文春②

お話を聞いてみたいな~と思われた方は、お気軽に診察にお越し下さいね

ちなみにグラクソスミスクラインさんの説明会はお弁当付きでしたが、柔らかいお肉がついていて美味しかったです(写真を撮るのを忘れ、パクパク食べてしまいました)。