日別アーカイブ: 2019年7月7日

夏の皮膚疾患

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

夏は一年の中で皮膚疾患が増加する季節です。その一つが「水いぼ」。正式には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と言います。伝染性軟属腫ウイルス(molluscum contagiosum virus; MCV)が表皮角化細胞へ感染することで生じます。軟属腫が発症するまでの潜伏期間は14日~50日とされています。1~5mm程度の大きさで、表面がツルツルして光沢のある皮膚の盛り上がり(丘疹)で、その頂点がやや陥凹しているのが特徴です。このウイルスは健常な皮膚には感染できないと言われています。引掻き傷や微細な傷、肌荒れ、乾燥肌、湿疹などの皮膚のバリア機能が破綻した部位から感染すると言われています。また細胞性免疫機能が低下している場合も感染しやすくなると考えられています。大人より小児の発症が多く、感染者のほとんどが児童期に発症しています。

小児では体幹部(胸、腹、背部、股など)や四肢(腕や脚)に生じることが多く、様々な大きさの小丘疹(小さなブツブツ)が多発します。健常小児ではいずれ自然消退することが多いですが、無治療のまま放置すると数が増えて範囲も拡大することもあります。その結果、周囲の小児に感染させたり、あるいは湿疹やとびひ(伝染性膿痂疹)を引き起こしたりする可能性があります。

水いぼ  ←水いぼです

最も一般的な治療は、専用のピンセットで水いぼの中のウイルスの芯をつまみ取り出す方法です。多少痛みはありますが、10個以内であれば子供も我慢できることが多いとされます。クリニックでも、プールが始まるこの季節に受診される方が増えます。多発する前に治療を受けることをお勧めします。

さて、日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会の統一見解もご参考にして下さいね。

伝染性軟属腫(みずいぼ)・・・プールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。

先日、小さなお子様連れのマダムと電車で隣り合わせたのですが、その電車にはたくさんの外国の方が乗っていました。マダムは流暢な英語で「Can I help you?」と話しかけ、しばらくお喋りしていました。イタリアからお越しになった観光客で、新大阪駅に向かっている様子 思わず、「すごい!英語ペラペラなんですね~(←今考えると、この言い方ベタですよね~。恥ずかしいわ)」と話しかけてしまった私。このマダム、留学経験があるようなのですが、それでも留学だけでは喋られるようにはならないとのこと。英語は好きなアーティストや映画から学んでみると楽しいわよと。日本語が話せるという外国の方でも、実は「こんにちは」「ありがとう」しか話せなかったりする。日本人も恥ずかしがらずに積極的に話しかけたらいいのよと。今はドイツ語をお勉強だと話してくれました。何事も少しの勇気と努力ですね

新大阪駅で降りる際「Thank you! Bye!」と声を掛けられたマダムは「ciao!」と返していました。素敵なマダムでした

マダム イラスト に対する画像結果 ciao

今日は七夕 おり姫とひこ星は会えたのかしら そして、皆さまは星に何を願いますか 私の願い事は毎年変わりません。「家族がいつまでも健康で幸せでいられますように」。