皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフハマ子こと濱田です
お盆が過ぎ朝晩は過ごしやすくなりました。吹きぬける風にも秋の気配を感じますね。
もう幾分マシになりましたが、暑い夏には怪談話でも聞いてひんやりしたいものです。そんな妖怪の記事が神戸新聞に掲載されていたのでご紹介します。
兵庫県内各地にも妖怪の伝説があるそうですが、その理由について妖怪に詳しい研究家のお話によると「動物や植物を妖怪に見立て、事故や災害が起きる危険性が高かったり、人が命を落としたりする場所を伝えているものが多い」との事。
江戸時代に三田藩主だった九鬼家の殿様が御霊神社(貴志)で見つけた石を気に入り、城の庭石に持ち帰ると、毎晩「貴志へ帰りたい」とすすり泣く女性の声が聞こえるようになった。そんな民話が残る石は、同神社に「茶臼石」とも呼ばれている。「石を庭に据えたけどしっかり接地できず、ちょっとした隙間を抜ける風が泣き声に聞こえたのかもしれない」と研究者は可能性を指摘している。「人の持ち物は勝手に持ち帰ってはいけないということも伝えているのでは」とも。
「かっぱ」は全国各地に記録が残っており「兵庫県民俗資料」に旧高平村に多く住んでいたとの記述があり、堤防に穴を開けるので村人が退治したことが記録されているそうだ。「かっぱ」はオオサンショウウオやニホンカワウソが元になっている。氾濫が多い場所の整備を怠らないことへの意識付けや川へのポイ捨てを注意して綺麗な水を保とうとする狙いがある。「竜」も雨や水をつかさどり、女性に化けることもある。三田と豊岡に伝わる「ひだる神」は山道で人に取り付き、空腹にさせて飢え死にさせるという恐ろしい妖怪だが、山は天候が変わりやすく、事故も多い場所で何が起こるか分からないので食べ物を持って出る事を促すために生まれた。
研究者は「良い事があれば神としてあがめられる一方、災いが起これば妖怪になってエピソードが残る。今の生活にも通じる話として妖怪に親しんでほしい」と呼びかける。
以上は神戸新聞からの抜粋ですが他にもお馴染みの砂かけ婆やぬえなども登場していましたが、昔の人は自然をよく観察し、自然を恐れる気持ちもあったことが妖怪の姿につながったのかもしれないそうです。
今やお化け屋敷や怪談などは夏を涼しくするアイテムのようになっていますが、災害の記憶や生活の知恵、人の命が奪われた悲惨な事件を後世に伝えようとした先人のメッセージだったとはただただ驚きでした。昔の人は凄いですね
これから台風シーズンに入りますが、昨年は自然災害により臨時休診をさせていただくことが多かったです。ご来院の際には非常時にも連絡が取れるように繋がりやすいお電話の番号をお伺いしています。どうぞご協力お願い申し上げます。