皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です
9/18(水)「家族の延命治療 どう決断する?」と題してNHKあさイチで特集が組まれていました。皆さま、ご覧になりましたか
実は私、うっかり見逃してしまいまして・・・ この時にゲストで出演されていた看護婦であり僧侶でもある玉置妙憂(たまおきみょうゆう)さん。以前より存じ上げていた方で、もっと知りたいなと思っていました。そこで、気になっていたこの本を購入。今少しずつ読んでいます。
まえがきは、こんな言葉で始まります。
これから日本では、自宅で亡くなる人が増えていきます。「自宅で最期を迎えたい」と望む人が多いこともありますが、入院すること自体が困難になります。<中略> 好むと好まざるとにかかわらず、自宅で最期を迎えるかもしれないのです。その時、本当に、自宅で、自分たちで、最期を迎えられるでしょうか?
今は昔と違って死が身近でなく、経験値がありません。親しい人の死に接することで積めたはずの経験がありませんから、あらかじめ少し学んでおく必要があります。死にゆくとき、人の体と心にどのような変化が起こるのか。看取る人が、それをどう感じるのか。どう行動すればいいのか。そのようなことを知っておくことで、「ああすればよかった」「こうしなければよかった」という後悔を、減らすことができるかもしれません。
筆者は、ガンを患ったご主人を看取り、その後僧侶になりました。その過程を通して、死の間際、人の体と心はどう変わるのか? 自宅での看取りに必要なことは? といったことを踏まえ、平穏で幸福な死を迎える方法や、残される家族に必要な心の準備などが紹介されています。
読み進めながら、私が看取ってきたたくさんの患者さまを思い出しました。この本にもありますが、私が新人だった頃は患者さまが亡くなっても、看護婦たるもの泣いてはいけない。プロらしくという時代だったように思います。それに反して、私は毎回メソメソ泣いていましたが、当時の婦長さんや先輩の方に、叱られたり咎められたりすることはありませんでした。いつも優しく見守っていただいていたように思います。そのせいなのか、亡くなった方皆さまお一人お一人、今でも鮮明に覚えています
著書の中では、高野山での修行の日々についても綴られていますが、この中に「心配事は自分で作り出しているのだな。自分で作り出した不安に七転八倒してつらい修行から逃げてしまったら、今度はすごく後悔する。自分で思っているよりも、自分の心はずっと弱くて、コントロールしているように思っていても、コントロールできないのだ」という文言があります。そして、そう思えるようになってからは、心配事が浮かんでも「ああ、心がまたやってる。いろんなことを仕掛けてくるなあ」と、外から見られるようになったとも書かれています。
この考え方は、ヨガにも似ています。まだまだ半人前の私ですが、これからもたくさんの方に寄り添っていけるように、しなやかに逞しく成熟していきたいなと思います
今日は花組公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』『シャルム!』を観劇して参りました みりおちゃん(明日海りおさま)の退団公演なので、サヨナラショーも。私も涙涙でしたが、私の隣の方は号泣で、会場は鼻をすすっている方が多くいらっしゃいました。明日で宝塚をご卒業されると思うと、寂しい気持ちでいっぱいです