紹介状は必要?

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

クリニックでは、毎週火曜日午後、円形脱毛症・AGA(男性型脱毛症)・FAGA(女性男性型脱毛症)等の脱毛症専門外来を行っています。担当医は大阪大学医学部附属病院で研究・外来を行っていた板見先生です。板見先生は、日本皮膚科学会が作成している「円形脱毛症ガイドライン」にも携わっており、他府県からたくさんの患者さまが来院されています。そのため、円形脱毛症を発症して、医療機関にかかったことのない方は必要ありませんが、他院で治療を受けられていた方には紹介状(診療情報提供書)をお願いしております。

その際、「今かかっている先生に申し訳なくて、言いにくい」「取りに行く時間がない」「自分で説明できるから必要ない」など、様々なことを言われることがあります。そもそも、紹介状はなぜ必要なのでしょうか

紹介状は、医療機関同士の有機的な連携の強化と、医療と介護・福祉相互の情報共有、そして医療と介護の継続性に視点を置いた広範囲な情報共有を目的に設定されています。紹介状に書かれている内容は、

①基本情報(氏名、生年月日、性別、既往歴、家族歴など)

②紹介目的(なぜ紹介したか)

③病名・もしくは症状

④治療経過

その他、処方内容や画像診断写真などのCD-R、血液検査のデータ等を必要に応じて添付します。

紹介された医師が最も知りたいことは、前任の医師が「どういった病気を考えて、どういう治療を行ったか」ということです。画像診断やデータはその補助にすぎません。

円形脱毛症の場合「患者さまがどのような治療段階にあるのか、これまでどのような治療を行ってきたのか」ということが重要になってきます。経過や患者さまご本人の説明からある程度の推測は可能ですが、紹介状があった方が分かりやすく、また患者さまが医師の意図を誤解していることもあります。

クリニックの診察を希望される方の中には、治療を続けていても一向に改善しない、または主治医から専門医への診察を勧められたという方も少なくありません。遠方から来院される方もいらっしゃいますので、前医での治療がベストだと判断した場合は、同じ治療が継続できるようお手紙を添えて紹介元の医療機関にお戻ししております。その際、症状が悪化した場合や不安な場合はいつでもクリニックにご連絡いただくようお伝えしております。

「ドクターショッピング」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか ドクターショッピングとは、複数のお店を回ってお買物をするように、医師や医療機関を変えて受診する行為です。医師や医療機関を変える点で「セカンドオピニオン」と混同されがちですが、両者は全く別物です。セカンドオピニオンは、紹介状を持参し受診しますので、紹介先の医療機関で継続的かつ専門的な治療を受けることができます。一方、ドクターショッピングの場合は、紹介状なしで別の医療機関を受診する形となり、1から検査等をやり直すことになる上に、前の医療機関と同じ種類の薬を処方されることがあります。これは、本来払う必要のない検査料や薬代を二重三重に払うことになり、当然患者さまへの金銭的負担だけではなく、医療費の無駄遣いになります。メリットよりもデメリットの方がずっと大きいのです。

セカンドオピニオンとは、現在診療をしている主治医以外の医師に第2の意見を求めることですが、このような考えた方が広がってきた背景には、インフォームドコンセントを受けつつ、患者さま自身も治療の決定に関わる医療に変化してきたという社会背景があります。患者さまがより良い選択肢を見つけるために、主治医だけではなく他の医師の意見も参考にして、多角的な視点から判断するという意味では非常に意義のあることだと言えます。日本では1990年代から導入されています。なので、紹介状を依頼することで、医師が不愉快に感じることはありません。なぜ医療機関を変えたいのかを伝えて下されば、患者さまの気持ちに添えるよう配慮いたします。

先日、紹介状をお持ちいただくようお願いした際、「それはそちらの都合で、必要ないです」と言うようなことを言われましたが、そうではないこと、お分かりいただけるでしょうか

ご理解いただきたいのは、私たちは患者さまにとって最善な治療を考えているということで、決して不利益になるようなことは行っておりません。たくさんの医療機関の中から、クリニックを選んで来て下さった方を、大切にしたいと思っています。それは、紹介元の医療機関も同様で、大切な患者さまだからこそ、紹介状に心を込めているということです。

 






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