月別アーカイブ: 2008年3月

リーフ

私どものクリニックのロゴマークは一枚のリーフ(木の葉)です。
木や草花はすべからくリーフを持っていて、根から吸収した水と外界の二酸化炭素から光合成によりエネルギーを創り出します。
つまりリーフは植物の生命を維持するために非常に重要な働きをしていると言えます。
またさらに植物は光合成により酸素を放出します。
人間をはじめ地球上の全ての動物の生命に必要不可欠な酸素は、紛れもなく植物のリーフから生み出されているのです。
すなわちリーフは地球上の生物の生命を支える、なくてはならない存在であり、そういう意味で当クリニックも一人でも多くの人命を支える存在でありたいとの願いが、一枚の緑色リーフのロゴに込められていることをお分かりいただければ幸せです。


食事療法のこつ

糖尿病やメタボリック症候群などの生活習慣病の治療目的や、肥満に対する減量目的での食事療法で、何が最も重要と思われますか?
単に食べる量を減らすというだけでは効果的ではありません。
一言で言うと、米を主食として1日3食を均等に食べ、脂肪の多いおかずは極力少なくし、野菜を多目に摂り、ゆっくり時間をかけて食べること、そして夕食の時間をなるべく遅くならないようにすることが基本と考えてよいでしょう。
食生活は健康に生きるために一番重視すべきもので、少なくとも長生きをしたいのであれば、質素な日本食が理想的と考えて間違いありません。


念ずれば花ひらく

前の休日に箕面の滝に行った帰り道、川沿いに建てられた「時習堂」という資料館に入ってみました。
日本の歴史に残る偉人の言葉などを展示してあり、とても興味深かったのですが、特別に坂村真民(さかむらしんみん)という詩人の詩をかなりのスペースをとって紹介してありました。
どの詩もみな、人として生きていく上で最も大切にしないといけないことは何かが詩ってあり、心うたれました。
真民さんのお母さんの言葉だそうですが、「念ずれば花ひらく」という言葉は本当に深みのある言葉だと思います。
信念をもつこと、けっしてあきらめずこつこつ努力することの大切さが切実に伝わり、今後の私の人生訓にしようと決めました。


スローライフ

急ぐことはない。
自分の足を一歩ずつ進めて行こう。
最高峰を目指す登山家のように。
頂に立つのは結果ではあるが、それが目的ではない。
むしろ僅かずつ自己を押し上げて行く過程こそ貴重で尊いのだ。
意識してゆっくり、そう歯がゆいくらいゆっくりでよい。
そのスローペースを楽しむがいい。
何事にも惑わされず、自分を信じて進もう。
やがて急ぐことの愚かさを知り、物事の本質に気づくことの喜びを実感するに違いない。
スローライフの心地よさに身を委ねるがよい。


音楽の効用

私は子供の頃から音楽が好きで、学生の時には音楽系のクラブに所属し、文化祭や演奏会でステージに立ったことは良き思い出として記憶に残っています。
最近はもっぱら聴く方ばかりですが、和製ポップス(いわゆるJ-POP)が好みで、その中でもコブクロの「ここにしか咲かない花」「蕾」やミスターチルドレンの「旅立ちの唄」が最近でのお気に入りです。
これらの楽曲には人への優しさが強く感じられるからかも知れません。
音楽に限らず人を感動させるものには、人が生きていく上で最も大切にしなければならないこと、一言で言うと「愛」のメッセージが込められていると思います。
素晴らしい音楽は、人に愛と感動、そして勇気を与えてくれます。


食欲

人間の一番強い欲はやはり食欲であると思われます。
食べることは生命を維持するために欠かせないということからも当然と言えば当然と言えます。
そして美味しいものを食べることが最も幸せと感じる人も多いでしょう。
しかし、その結果過食に至ると糖尿病やメタボリック症候群などの生活習慣病が待ち受けており、そのような病気になってしまうと逆に食欲を極端に抑えないといけなくなります。
ですから食欲のままにというのは少なくとも健康にはよろしくない、つまり腹八分目が良かろうと言うことでしょう。


梅花の奥ゆかしさ

昨朝服部緑地内にある梅林の白梅の花に鶯が止まって蜜を吸っているのを目にしました。
なんとも可愛らしく、思わず微笑んでしまいました。
休日のことでもあり、もっと沢山の梅花を見たくなって、午後から大阪城公園に行きました。
千本以上の幾種類もの梅の木に咲いた紅色や白色の花は、美しさとともに奥ゆかしさを感じ、日本人好みの花ではあるなと思いました。
それと同時に四季それぞれの風景が楽しむことができる日本に生まれたことを幸せに感じた一日でした。