日別アーカイブ: 2015年8月15日

千里の再生(その3)

皆様、こんばんは。心療内科 精神科千里中央駅千里ニュータウン医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「千里の再生」の3回目です。引き続き、千里千里中央千里ニュータウン)の再生について詳しく触れたいと思います。
【続き→】日本の高度経済成長(昭和30年代~40年代)は、経済的発展をもたらすと同時に、公害や交通事故などの問題も作りだしました。そんな中、郊外に造られた千里(千里中央千里ニュータウン)は、大阪都心へのアクセスがよく、日々の買い物に便利なショッピングセンターが整理され、公害を知らない澄んだ空気と、便利さと快適さが共存する「憧れの街」でした。万博記念公園跡地内にある国立民族学博物館を始め、多くの学術・研究施設が建てられ、「グレーター千里(千里中央千里ニュータウン)」という顔もあります。それゆえに千里(千里ニュータウン千里中央)の住民たちは、千里の街(千里ニュータウン千里中央)を愛し、木々を育て、地域活動に取り組んできたのでした。
その結果、千里(千里中央千里ニュータウン)は、住民活動の活発な地域の一つとして知られます。例えば、まちびらき40周年にあたる2002年に開催された「千里ニュータウンまちづくり市民フォーラム」をきっかけとして、千里市民(千里ニュータウン千里中央)フォーラムが設立されました。フォーラムでは暮らしにおけるさまざまなテーマを学べ、誰でも自由に参加できる「サロン」などが開催されています。2012年の、千里(千里中央千里ニュータウン)まちびらき50周年事業では、市民公募による実行部会メンバーが、様々なイベントを企画・運営し、イベントの一つである「千里50年(千里ニュータウン千里中央)まつり」には二日間で約3万人が来場しました。住民主導の活動としてこれほど大きな規模のイベントを開催している都市は珍しいのではないでしょうか。北摂千里(千里ニュータウン千里中央)の市民にとって北摂千里の街(千里ニュータウン千里中央)は誇りであり、愛する故郷となりつつあるということでしょう。千里の街(千里中央千里ニュータウン)の整備は行政の仕事とはいえ、住民を置いてきぼりにして、北摂千里(千里中央千里ニュータウン)の再生はあり得ないのです。
そこで、2006年に千里の街(千里ニュータウン千里中央)再生のための「千里ニュータウン(千里)再生のあり方検討委員会」が設立された際は、学識経験者や NPO等だけでなく、住民代表も参加。住民たちの思いを見失うことなく、千里(千里ニュータウン千里中央)の再生を活発化するため、まず基本理念を決めました。それは、
●住民が生活していることを重視すること
●将来、住民となる次世代のことを重視すること
グレーター千里の中心(千里中央千里ニュータウン)として、新しいものを生み出す先導性を重視すること
●コミュニケーションと千里再生のプロセス(千里中央千里ニュータウン)を重視すること
の4つ。
具体的には、住民が今後も千里(千里ニュータウン千里中央)への愛着を持ち続けながらも、新しい世代の住民を迎えること。また、学術的かつ国際的な交流の場であり続けるために、情報の共有とコミュニケーションを充実させることで、地域活動をさらに活発にしようというもの。そのために、住民や事業者、行政、専門家などがそれぞれの役割を担いながら、北摂千里エリア(千里中央千里ニュータウン)の再生へと取り組もうというわけです。
以上、心療内科千里中央駅直結千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。