千里中央(大阪府 豊中市・北摂 千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の56回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖復職支援成功のカギ(リワーク成功のカギ)はあせらないこと〗(Ⅷ)
◎職場向け復職支援アドバイス(リワークアドバイス)②
~企業向けの職場復帰支援(リワーク支援)機関もある~
■復職支援のことを相談(リワークのことを相談)できる
⇒多くの企業で、メンタルヘルスの不調によって休職するメンタルヘルス不調者が増えています。メンタルヘルス不調者の増加にともない、企業の復職支援の体制(リワークの体制)づくりが求められています。
各都道府県に設置されている産業保健推進センターなどでは、企業を対象に、メンタルヘルス専門の復職支援スタッフ(リワークスタッフ)が復職支援の体制づくり(リワークの体制づくり)のための復職支援相談に、無料で応じて(リワーク相談に、無料で応じて)います。
企業は、復職支援の公的機関(リワークの公的機関)でのリワークプログラムを活用(復職支援プログラムを活用)して、復職支援に関する(リワークに関する)疑問やメンタルヘルス問題を解消しましょう。
『①産業保健推進センター:独立行政法人労働者健康福祉機構が、各都道府県に設置しています。産業医、産業看護師、衛生管理者などの産業保健スタッフが復職支援(産業保健スタッフがリワーク)すると同時に、企業に対して職場のメンタルヘルス管理の啓発をしています』
『②メンタルヘルス対策支援センター:2009(平成21)年から産業保健推進センター内に設置されはじめました。メンタルヘルス不調の予防から復職支援(予防からリワーク)まで、職場のメンタルヘルス対策について、企業の復職支援相談(企業のリワーク相談)に応じています』
■社内の復職支援制度(リワーク制度)を見直すヒントに
⇒復職支援相談する際(リワーク相談する際)には、まず企業側が社内の復職支援制度(社内のリワーク制度)をセルフチェックします。休職しているメンタルヘルス不調者のメンタルヘルス状態を把握しているか、職場にメンタルヘルスの担当者がいるか、確認してから復職支援相談(確認してからリワーク相談)しましょう。
社内の復職支援制度を確認(社内のリワーク制度を確認)したうえで、各センターに、企業での望ましい復職支援の体制づくりへのとりくみ(リワークの体制づくりへのとりくみ)をたずね、復職支援制度の整備(リワーク制度の整備)をはじめます。
復職支援施設(リワーク施設)などメンタルヘルス科医療機関や職場復帰支援機関(リワーク支援機関)と連携をとることは、職場のメンタルヘルスの将来や復職支援の将来(リワークの将来)によい影響をもたらします。
『③そのほか:保健所や自治体でも、企業や地域を対象に、メンタルヘルス推進の啓発活動をおこなっています。また、民間EAPの復職支援(民間EAPのリワーク)が契約企業に対してリワークプログラムの提供(契約企業に対して復職支援プログラムの提供)をおこなっています』
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。
月別アーカイブ: 2019年7月
臨床心理士の吉田です。
今週は比較的涼しい日が多く、過しやすくて嬉しいです。
夏は暑くて大変ですが、季節限定の飲み物が多く出ていますので、楽しみながら過ごせたらと思い、いろいろと試しています。些細なことでも気晴らしになると、生活の中にハリが生まれるような気がします。
4月より、カウンセリングおよび検査の受付が月曜日から土曜日(水曜・土曜は午前のみ)に拡大しました。
千里中央の杉浦こころのクリニックでは、カウンセリング・心理検査でお話をお聴きすることができます。お気軽にご相談ください。
リワーク(復職支援)プログラム(その55)
千里中央(大阪府 豊中市・北摂 千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の55回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖復職支援成功のカギ(リワーク成功のカギ)はあせらないこと〗(Ⅶ)
◎職場向け復職支援アドバイス(リワークアドバイス)①
~現場でメンタルヘルス問題や復職支援トラブル(リワークトラブル)が起こったら~
⇒リワークプログラム参加者(復職支援プログラム参加者)本人の復職支援をサポート(リワークをサポート)するいっぽうで、リワークプログラム参加者周囲(復職支援プログラム参加者周囲)の社員に復職支援のしわよせ(リワークのしわよせ)が発生してしまう場合があります。多くのメンタルヘルス問題や復職支援トラブルは、あまりにも扱いが不公平(リワークトラブルは、あまりにも扱いが不公平)だと同僚が感じたときに起こります。リワークプログラム参加者本人(復職支援プログラム参加者本人)の出勤時間を遅らせたり、リワークプログラム参加者本人自身(復職支援プログラム参加者本人自身)の仕事量を減らすなど、復職後(リワーク後)の軽減勤務の状態が長引くと、復職後の軽減勤務(リワーク後の軽減勤務)の影響で、復職支援での負担が増えた(リワークでの負担が増えた)同僚から「不公平だ」と不満の声があがりやすいです。メンタルヘルスへの理解や復職支援への理解(リワークへの理解)を求めることなく、復職支援での負担(リワークでの負担)をかけていると、同僚がストレスで爆発してしまいます。職場のメンタルヘルス問題や復職支援トラブルの背景(リワークトラブルの背景)に、メンタルヘルス疾患への理解の不足があると、よりいっそう大きなメンタルヘルス問題や復職支援トラブルが原因(リワークトラブルが原因)となります。職場側のメンタルヘルス問題への対応や復職支援トラブルへの対応(リワークトラブルへの対応)としては、復職後の慣らし勤務(リワーク後の慣らし勤務)や復職後の軽減勤務は一時的な措置(リワーク後の軽減勤務は一時的な措置)であることを周知します。次に、上司が妥当な業務指示をリワークプログラム参加者に出し(業務指示を復職支援プログラム参加者に出し)ます。業務指示以外のリワークプログラム参加者への「特別扱い」(復職支援プログラム参加者への「特別扱い」)はさけます。また、メンタルヘルス不調での休業・休職から復職(休職からリワーク)してきたリワークプログラムなどデイケア(復職支援プログラムなどデイケア)参加者本人が、ほかの社員の輪に入れず、メンタルヘルス状態が悪化することもあります。同僚がメンタルヘルス疾患を誤解していたり、メンタルヘルス不調者を意識しすぎたりして、メンタルヘルス不調者の顔色をうかがってしまいます。メンタルヘルス不調者への対応としては、すでに復職(すでにリワーク)しているのだから、メンタルヘルス不調者に話しかけて大丈夫だが、メンタルヘルス不調者に対する業務はしっかりと伝えます。メンタルヘルス不調者への声のかけ方に悩むなら、まずはメンタルヘルス不調者にメンタルヘルス状態をたずねることからはじめます。最初のうちは、上司が1~2週間に1回、メンタルヘルス状態を聞くのがよいです。メンタルヘルス不調者本人は「大丈夫です」というが、メンタルヘルス不調者本人に以前と同じ仕事を任せると、メンタルヘルス不調者本人が残業したり、メンタルヘルス不調者本人が自宅に仕事を持ち帰ったりしてしまいます。かといって、復職後の軽作業(リワーク後の軽作業)では復職後の業務負担(リワーク後の業務負担)が小さすぎます。復職後の業務負担への対応(リワーク後の業務負担への対応)としては、ステップ・バイ・ステップが原則。復職後、少しずつ負荷を上げて(リワーク後、少しずつ負荷を上げて)いきます。大きなメンタルヘルス問題や復職支援トラブルに発展(リワークトラブルに発展)させないために、復職支援チーム(リワークチーム)でメンタルヘルス問題や復職支援トラブルを共有(リワークトラブルを共有)し、職場のメンタルヘルス問題や復職支援トラブルの解決策(リワークトラブルの解決策)を探っていきます。
■同僚にリワークプログラム参加者への不満(復職支援プログラム参加者への不満)がたまらないように配慮
⇒復職時(リワーク時)に職場でメンタルヘルス問題の原因や復職支援トラブルの原因(リワークトラブルの原因)となることのひとつが、復職後の負担増(リワーク後の負担増)です。リワークプログラム参加者ひとり(復職支援プログラム参加者ひとり)が復職時にできないぶんの業務(リワーク時にできないぶんの業務)を、ほかの社員が負担するため、職場でのメンタルヘルス問題の悪化や復職支援トラブルの種(リワークトラブルの種)となります。
もともと職場でのリワークプログラム参加者の人間関係(復職支援プログラム参加者の人間関係)が良好ではなく、リワークプログラム参加者の休職(復職支援プログラム参加者の休職)によって「迷惑をこうむった」というリワークプログラム参加者への不満が社員の間に残っている(復職支援プログラム参加者への不満が社員の間に残っている)場合には、職場でのメンタルヘルス問題の悪化や復職支援トラブルはより起こりやすく(リワークトラブルはより起こりやすく)なります。
こうした復職後の職場状況(リワーク後の職場状況)のなかで、メンタルヘルス問題の更なる悪化や復職支援トラブルを防ぐ(リワークトラブルを防ぐ)には、現場にリワークプログラム参加者への不満(現場に復職支援プログラム参加者への不満)がたまらないように、復職後の周囲の負担(リワーク後の周囲の負担)について、リワークプログラム参加者本人が理解(復職支援プログラム参加者本人が理解)することが大切です。職場に復職(職場にリワーク)したリワークプログラムなどデイケア参加者(復職支援プログラムなどデイケア参加者)本人と上司は、産業医や人事担当者などの復職支援スタッフ(リワークスタッフ)らと復職支援相談(リワーク相談)しながら、メンタルヘルス対策や復職支援対策(リワーク対策)を講じていきましょう。
●復職後の配慮(リワーク後の配慮)が望ましい職種もある
⇒教員や復職支援施設(リワーク施設)などのメンタルヘルス科医療機関の復職支援施設スタッフ(リワーク施設スタッフ)、新聞記者、苦情処理担当など、業務に対人関係が大きく関わり、メンタルヘルス不調者ひとりで責任をもたなければいけない職種は、ストレスを抱えやすく、復職後の業務負荷の調整(リワーク後の業務負荷の調整)が難しい面があります。
業務での対人関係によるストレスを抱えやすい職場のメンタルヘルス不調者は、復職時に担任教諭にならない(リワーク時に担任教諭にならない)、復職時に内勤に変わる(リワーク時に内勤に変わる)などの復職支援対応(リワーク対応)をしたほうがよい場合もあります。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。
臨床心理士の吉田です。
ずいぶん遅れて梅雨に入りました。天気が優れない日が多いこと、湿度気温ともに高いことによって疲れが溜りやすいような気がしています。
そんな中、最近はかぼすジュースにハマっています。たまたま見つけて美味しく飲んでいましたが、かぼすはレモンの2倍のクエン酸が入っているそうです。他にも気分がすっきりとするような柑橘系の香りを生活に取り入れるのもいいかもしれませんね。
4月より、カウンセリングおよび検査の受付が月曜日から土曜日(水曜・土曜は午前のみ)に拡大しました。
千里中央の杉浦こころのクリニックでは、カウンセリング・心理検査でお話をお聴きすることができます。お気軽にご相談ください。
火・木曜日担当医の葛原です。
長年、観ていたNHKの大河ドラマ、昨日からパスすることに。後半の主役の阿部サダヲのキャラクターが、ワーワー騒いでばかりで、断念しました。日曜の夜の定番が無くなって困ったもんです。
G20大阪サミットも無事閉幕しましたが、皆様にはお変わりないでしょうか?大阪市内にお勤めの方は大変だったでしょうが、その後、職場での人間関係は問題ありませんか?相変わらず人間関係による精神的ストレスが原因で、夜眠れなくて中途覚醒や早朝覚醒したり、朝になっても熟眠障害で疲れがとれなくて起床できず、日内変動など朝のメンタルヘルス不調は続いてませんか?不眠症による生活リズムの乱れで昼夜逆転し、会社へ行くのが億劫になり、遅刻や欠勤・早退など勤怠の乱れが増えてませんか?何とか会社へ出勤できても、朝のメンタルヘルス不調で気分が憂うつとなり、仕事がはかどらずにミスをくり返すなど、業務遂行能力や仕事のパフォーマンス低下は認められませんか?また、日中の急激な気温上昇や梅雨時の天候不良により、頭痛・めまい・動悸・倦怠感など自律神経失調症や食欲不振はないですか?夕方以降も漠然とした不安や焦り・イライラなどメンタルヘルス症状が続いてませんか?休日、NHK大河ドラマなどテレビ鑑賞で気分転換したり、ストレス発散やセルフメンタルヘルスケアしてもメンタルヘルス状態が回復せず、更なるメンタルヘルス不調の悪化が続く場合、うつ病などメンタルヘルス疾患の可能性もあるため、要注意です。メンタルヘルス疾患の早期発見・早期治療や、メンタルヘルス不調で会社を休業・休職する前に、メンタルヘルス全般についてご相談のある方は、是非一度、豊中市 千里中央・心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」へ早めにお電話下さい。