先日、日本橋の国立文楽劇場に文楽（人形浄瑠璃）を観に行ってきました。
文楽を初めて観たのは、１０年程前だったと思います。特に知識もなく誘われたので行ったのですが、人形遣いによって操られるやいなや、人形に命と感情が宿り、観ているうちに人形であることを忘れていました。とにかく感動しながら帰ったのを覚えています。
久しぶりに観た文楽は、やはり素晴らしく心を豊かにしてくれるものでした。上演が終わった後には舞台裏も見せてもらうことができました。
近年、文楽は大阪市からの補助金の削減の対象となり厳しい状況にあります。
文楽は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されていて、地元大阪が世界に誇る伝統芸能の一つです。実際に外国人の姿も客席に見られました。これだけの芸事を代々磨き伝えてきた三業（太夫、三味線、人形遣い）の方達の努力は計り知れません。大阪が守ってきた伝統文化をどうか後世に引き継いで欲しいと切に願っています。
