日別アーカイブ: 2016年10月17日

便潜血検査で「陽性」と言われたら、読んでおこう!

YouTube「便潜血陽性が出たら、どうしたらいいのか」

10月に入り 秋の検診の時期が来ました。便潜血検査を受ける機会も有るかと思います。そこで今回は「便潜血検査」について解説をしたいと思います。

便潜血検査とは?

便潜血検査は、大腸がんの検診で行われる検査で、2日に分けて便の表面を棒でこすって血液が付いていないかチェックする検査です。ですので、便潜血検査は「便に血がつく病気があるか」を調べることになります。大腸がんだけでなく、痔や腸炎、場合によっては胃潰瘍などでも陽性となる事があります。注意点としては、「便潜血検査は、大腸がんを診断する検査ではない」ということです。

では、なぜこの検査が行われるか?

それはこの検査を受けることで、全国の「大腸がんの死亡数を減らす」ことが出来るためです。大腸がんは今なお増えており、年間13万人が大腸がんと診断されています。これは、がんの中でも第1位の多さです。便潜血を受けた人の6~7%で便潜血陽性で、そのうち2~3%で大腸がんが見つかります。つまり、「便潜血を受けた1万人の中で10~20人に大腸がんが見つかる」という事になります。

大腸がんでも、毎回出血するわけではありません。また便の血の付いていない部分を調べている可能性もあります。2回のうち1回でも陽性なら精査が必要です。進行大腸がんでも10%が便潜血で陰性となってしまいます(偽陰性)。早期大腸がんにいたっては約50%が陰性になるというデータがあります。

便潜血陽性ならば、大腸がんなのか?

便潜血陽性の方の中で、2~3%で癌が見つかります。逆に80%の方で「異常なし」や「痔」と診断されます。くれぐれも、便潜血は大腸がんと診断する検査ではなく、「大腸がんかも知れないので、大腸カメラはしておきましょうね」という意味だと思っていただけらと思います。

「便潜血検査で陽性」ならば、大腸カメラを受けましょう!

厚生省のガイドラインでも推奨されています。便潜血陽性で大腸カメラをした場合、早期大腸がんで見つかる事も多く、大腸がんは「早期発見、早期治療」で予後が改善します。大腸カメラは大変な検査であるかもしれませんが、大腸がんになって後悔することのないように、勇気をもって検査しましょう。

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニックでは、鎮静剤や鎮痛剤を使って、出来るだけ「楽に、苦痛の少ない」大腸カメラを心がけています。他の病院でしんどい思いをされた方や、初めてで不安な方も、ご気軽に相談くださいませ。

 

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