YouTube「胃のポリープは放っておいていいの?」
森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。
検診のバリウム検査で時々書かれる「胃ポリープ」
それには2種類あるのは ご存知でしょうか?
1つは放置していてもいいのですが、もう1つは放置しているわけにはいかないのです。
胃のポリープの種類
①胃底腺ポリープ
②過形成ポリープ
大きく分けて2つあります。(混合型というのもありますが、ややこしいので割愛します。
あと 胃のポリープと書かれているけど、すでに進行している胃がんで その塊を「ポリープ」と書かれてることも、たまに見受けます。
①胃底腺ポリープ
一般的には、ピロリ菌のいない綺麗な胃で発生します。色も周囲の胃粘膜と同じピンク色をしています。基本的には、胃がんにならないため 切除する必要もなく、経過観察となります。
(自然に消えることもないので、バリウム検査を受けると指摘されます)
②過形成ポリープ
一般的には、ピロリ菌のいる荒れた胃で発生します。色は赤みがかっている事が多い。
胃がんになる可能性があったり、出血する可能性もあるので治療が必要です。
Q ポリープは切除しなくていいの?
胃底腺ポリープの場合は切除する必要はありません。過形成ポリープの場合は、切除する事もありますし、経過をみる事もあります。
過形成ポリープはピロリ菌のいる胃に発生することが多く、ピロリ菌を退治(除菌)することで 7割くらいのポリープは縮小または消失すると言われています。ですので、多くのケースでは、いきなり切除するのではなく、ピロリ菌除菌治療を薦められます。
以上のように、胃もポリープといわれても 胃底腺ポリープのように心配のないポリープと、過形成ポリープのように注意するポリープがあります。
要精査と書かれた場合は きちんと胃カメラを受けて 自分がどちらのタイプのポリープを持っているのかチェックしておきましょう。
【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】
JR森ノ宮駅直結にある内視鏡専門クリニックです。
鎮静剤を使った楽な胃カメラ、痛くない大腸カメラをしています。
中央区、東成区、城東区の境にあり、玉造駅、京橋駅からもアクセス良好です。
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