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ピロリ菌 子供への感染の可能性は50%

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは「ピロリ菌の子供への感染している可能性」についてです。

子供がおられる患者さんから よく「うちの子供にも感染しているでしょうか?」

「何歳くらいになったら、検査したほうがいいですか?」と質問を受けます。

 

まず、ピロリ菌の感染経路は、今でもはっきりとは分かっていません。

口から入ってくること、人から人に移ると考えられています。(特に家族内での感染が多いとされている)

両親にピロリ菌がいた場合、子供にピロリ菌がいる可能性は約50%

家族全体で誰かピロリ菌がいた場合、約35%

家族にピロリ菌がいない場合は、子供の感染率は10%未満というデータがあります。

(2019年6月 日本ヘリコバクター学会 講演会より)

特に母親から感染する可能性は 父親の7~8倍高いという報告もあります。

 

そして 「いつ検査をするのがいいのか?」ですが 決まった説はありません。

今の日本の保険制度では、「ピロリ菌を治療する前に、胃カメラで胃がんがないことを確認する

ことが必須となっています。

症状がない子供に胃カメラをさせるのはリスクも伴います。

また子供にピロリ菌のお薬を飲ませるのも、アレルギーや抗生剤の耐性菌の問題もあります。

そもそも15歳未満に ピロリ菌のお薬の適応はありません。

私は 普段の診療では、「子供は20歳を超えて おなかの痛みとかを感じるようになったら、胃カメラも考えて、その時に検査したらいいんじゃないでしょうか」と答えています。

ピロリ菌に感染すると 潰瘍になるリスクがあり、若年者では十二指腸潰瘍になることがあるからです。

ピロリ菌は胃がんの原因となる怖い菌ですが、慌てる必要はありません。

かくいう私自身も 自分が35歳になるまで 自分がピロリ菌感染していることにすら気づいていませんでした。

 

【ピロリ菌について 専門医の解説】は↓↓↓

https://morinomiya-naishikyo.com/treat/gastrointestinal.html

 

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