ペプシノーゲン法について解説  ペプシノーゲン陽性になったら知っておくべきこと

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは 最近ドックなどで調べる機会が増えている「ペプシノーゲン法」について解説します。

 

ペプシノーゲンとは

胃の粘膜から分泌される消化酵素(ペプシン)の元となる物質のこと

ヒトのペプシノーゲンにはⅠとⅡが存在します。

ペプシノーゲンⅠ: 主に胃底腺主細胞から分泌(要は胃の一部から分泌)

ペプシノーゲンⅡ: 主に胃底腺の他噴門線、幽門腺、十二指腸腺から分泌(要は胃全体や十二          指腸)

 

胃炎とペプシノーゲンの関係

慢性的な胃炎が進むと、胃底腺粘膜が障害され少なくなり(萎縮する)、ペプシノーゲンⅠの分泌が少なくなる。

ペプシノーゲンの基準値には個人差があるため、ペプシノーゲンⅠとペプシノーゲン1 /Ⅱ比を使って、胃炎の程度を評価する。

時々 ペプシノーゲンの値だけで評価されて「陽性」と書かれていることがありますが

正確には「ペプシノーゲンⅠ/Ⅱ比」も合わせて、検討することが大切です。

 

陰性 陽性 中等度 強陽性
ペプシノーゲンⅠ値( 70< 70以下 50以下 30以下
ペプシノーゲンⅠ/Ⅱ比 3< 3以下 3以下 2以下

 

 

●ペプシノーゲン検査とは

血液中のペプシノーゲンを測定することで、粘膜の萎縮の程度がわかる。

萎縮が進めば進むほど 胃がんになる確率が上がるため、「胃がんのリスク」を測定する

ということです。

胃がんの可能性は、萎縮が中等度だと46人に1人(2.2%) 高度だと36人に1人(2.8%)

 

このように血液検査で簡単に測定できる ペプシノーゲン法は近年ドックなどで検査されることも多いが、その評価は一般の人には困難な場合も多い。

検査で陽性が出るようであれば、消化器内科の専門の先生に相談して どのようにしたらいいか一度診察を受けられることをお勧めします。

 

【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】
鎮静剤を使った楽な胃カメラ、鎮痛剤を使った痛くない大腸カメラをしている内視鏡専門クリニックです。胃がんと大腸がんの撲滅を目指して、診療しています。
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