医療施設用高性能空気清浄装置「エアロシステム35M-D」を導入しました。

空気中に浮遊する粒子の大きさは花粉20~45マイクロメートル、黄砂0.5~5マイクロメートル、ウイルス0.1マイクロメートル程度の大きさと言われています。(1マイクロメートルは1mmの1000分の1)

10マイクロメートル以下の粒子・粉塵は小さいが故に落下速度が遅く、長時間浮遊しているため空気清浄機に取り込まれる前に吸い込んでしまう可能性が高くなります。さらに4マイクロメートル以下の微粉塵は体内の肺胞など呼吸器系の奥まで入り込んでしまうため、健康被害が懸念されます。

そこでこの度、3月26日にエアロサービス株式会社の「医療施設用高性能空気清浄装置エアロシステム35M-D」を待合室と診察室の天井に設置いたしました。

(待合室)

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(診察室)

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この空気清浄システムは毎分35㎥の空気清浄能力(市販の置き型空気清浄機の7~10倍の空気清浄能力)を備え、また、空気中のウイルスに対応できる0.01μmの微細な粒子まで吸い上げることが可能とのことです。

エアロシステム35M

●集塵・除菌効果

▷毎分35㎥の強力な洗浄能力

一般的な床置型空気清浄機の約5〜7倍、毎分35㎥の清浄能力で、汚染物質を速やかに取り去ります。

▷0.01ミクロンの汚染物質もキャッチ

電気集塵方式によって、一般のフィルター方式では除去しにくい0.01ミクロンの小さな浮遊物質もキャッチします。

電気集塵方式とは、高圧電気の作用で汚染物質に(+)電気を、集塵電極部に(-)の電気を帯びさせ、汚染物質を引き寄せるようにして吸着させる集塵方式のことです。

▷オゾンによる除菌

電気集塵部のコロナ放電によって発生するオゾンには、殺菌脱臭作用がありますので、除菌効果を高める効果があります。

●脱臭効果

オゾンによる科学的分解と活性炭による物理的吸着の2段階にて脱臭します。

●サーキュレーション効果

4方向吹き出しによる空気の循環により、空気のどよみや温度ムラを改善します。

 

定期的なメンテナンスもあり、医院の中はいつでも清潔で安心できるクリーンな空気環境を保つことができます。

ちなみに、一般的な不織布製マスクの隙間は5マイクロメートルです。花粉などの大きさだとマスクでブロックできますが、ウイルスなどはマスクをすり抜けてしまうサイズになります。ただし咳やくしゃみに伴い出てくるウイルスは、水分に覆われ5マイクロメートル以上の大きさの飛沫として出てきますので、マスクは有効ですので着用しましょう。

 

横田クリニック 院長 横田武典

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