月別アーカイブ: 2015年10月

ワールドスーパージュニアテニス2015

10月10日から18日までの9日間(予選を含む)にわたって大阪の靭テニスセンターで開催されているワールドスーパージュニアテニス2015に、当院理学療法士の田中と月田がそれぞれ10月10日・11日(田中)、11日・14日(月田)にメディカルルームトレーナーとして参加してきました。

ポスター        コート                                

活動内容としては、選手のストレッチやテーピング、アイシングなどのケアを中心としたものでした。日本人選手とともに外国人選手が出場する大会であったためメディカルルームでは英語でのコミュニケーションが必要となります。その為、現場での英会話能力も大事ですが、特に選手の訴えや希望を感じ取り、こちらの意図を伝えるコミュニケーションスキルが大切だと感じました。

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メディカルルームでは試合前に腰が痛い、肩が痛いなどの訴えで来る選手が多く、ケガを抱えてプレーを続けているのが現状のようでした。そのような現状を目の当たりにして、選手の日頃のケアの重要性を再認識し、トレーナー側も選手にセルフケアの指導を徹底する必要があると改めて痛感しました。

 

今後も、今回のような活動を通してスポーツ選手に対するサポートを続けていきたいと考えています。

 

 

報告者:月田


朝日小学生新聞にNクリニックとPEP OSAKAの取り組みが掲載されました

10月5日付けの朝日小学生新聞に当院がPEP Osakaと合同で取り組んでいる野球肘検診が取り上げられました。反響は大きく様々なところで取り上げられています。

http://www.kenkou.info/index.php?QBlog-20151009-1

https://www.facebook.com/Suporabo/photos/a. 367452913390722.1073741832.307802589355755/690120991123911/?type=3&theater

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野球肘検診とは成長期の小・中学生に対して超音波(エコー)検査や肩や肘の柔軟性をチェックし、いわゆる投げすぎによる肩や肘の障害を未然に防ぐ事を目的に行っている活動です。

記事の中で掲載されている「離断性骨軟骨炎」や「内側上顆骨端核障害」は成長期の子供で未熟な骨や軟骨が傷付いて起こる怪我で、痛みが出始めてからでは病状がかなり進行していたり、長期間投球や打撃が禁止されるなど、野球をする子供にとっては、とても重い怪我です。また子供は痛くても、それを指導者や保護者に言わない事も多いので、定期的な検診などで早期発見する事が重要になってきます。

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当院ではこれまで院長の中里をはじめ、理学療法士の北中を中心に田中や新井、診療放射線技師の尾上、またPEP Osakaのトレーナーで「野球班」を結成し、小・中学生の投球障害を減らすための取り組みについて考えたり、実際にメディカルチェックや野球肘検診を行ってきました。今後もこのような活動を継続し、障害によって野球が続けることができなくなる子供達を少しでも減らすことができるよう取り組んでまいります。

また今回のように様々なメディアに野球肘のことがとりあげられることにより、医療従事者だけでなく、小・中学生の野球をしている子供たち自身やその親御さん、また指導者にも情報が行き渡り、正しい対応が広がっていくことを期待しています。

 

報告者:嵩本、田中


第70回日本体力医学会大会

平成27年9月18日(金)~20日(日)にかけて、和歌山県民文化会館、ホテルアバローム紀の国で第70回日本体力医学会大会が開催されました。そこで当院理学療法士の沼澤が大阪府バスケットボール協会の医科学委員会の調査報告として「外傷・障害調査からみた高校バスケットボール選手における既往歴別の足関節捻挫受傷機転」というテーマで発表を行いました。

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日本体力医学会大会とは公衆衛生や疫学から整形外科・内科・臨床スポーツ医学・スポーツ心理学などあらゆる分野の研究者や専門家が集まり、国民体育大会行事の一環として年に1回、原則として国民体育大会の開催地で開かれる学術大会です。

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今回の発表した内容としては、大阪府バスケットボール協会に所属する高校バスケットボール部男子・女子に対して、現在までに経験したことのある怪我に対するアンケート調査を行い、特に多かった足首の捻挫に対しての報告を行いました。

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大阪府はチーム数が多く、インターハイ予選が4月や5月で始まる為、早い高校では3年生の4月や5月で部活動を引退してしまいます。その為、怪我などで部活動に全力で取り組めない選手や最後の試合に出られない選手を少しでも減らせるように今回の調査の結果をより発展させ、今後は足首の捻挫の「再発」や「予防」に繋げられるような取り組みを行えたらと感じました。

 

報告者:嵩本