第26回日本臨床スポーツ医学会学術集会

平成27年11月7日~8日にかけて、神戸国際会議場にて第26回日本臨床スポーツ医学会学術集会が開催されました。当院から院長の中里と理学療法士の田中が「第1回ジュニアチャリティーカップ」メディカルサポート活動報告 〜ジュニアゴルファーに対する障害予防の取り組み〜 というタイトルで口演発表を行いました。また梅本が大阪府サッカー協会が事業としておこなった「メディカルサポートに関するサッカー指導者の意識調査」の共同演者として参加しました。

 

今回開催された日本臨床スポーツ医学会学術集会は、スポーツ医学に関わる各分野の医師(整形外科以外にも内科など)や理学療法士、アスレティックトレーナーなどスポーツに携わる様々な職種が集まり学術研究、情報交換、臨床研修を図るために行われる学会です。

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今回、田中は一般演題のメディカルサポート部門で発表を行いました。今回の調査から、ジュニアゴルファーの障害予防に関するケアの方法や予防のトレーニングに関する知識は親からの情報が多くを占めており、野球やサッカーなどと比べ専門的な知識を持ったトレーナーや医療従事者などからの指導を受ける場がまだまだ少ないのが現状であるという結果が出ました。

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また梅本は大阪府サッカー協会スポーツ医学委員の活動メンバーの一人として、高校サッカー部の指導者に対し、「トレーナーの必要性を感じるかどうか」という意識調査を行いました。アンケートの結果から、障害予防やコンディショニングの面で指導者の多くは現場でトレーナーは必要だと感じながらも、現状としてはトレーナーの人手不足や資金的な面で多くの高校ではトレーナーがいない高校が大半を占めていました。

2日間に渡って全国から医師や理学療法士などが日頃行っているスポーツ医学に関する研究の口演やポスター発表を見る事が出来、今後仕事をする上で良い刺激を受ける事が出来ました。また今回、田中の発表であったジュニアゴルファーに対する障害予防やパフォーマンスアップに対するコンディショニング調整やトレーニング方法の指導を行う場として、当院が少しでも貢献出来ればと感じました。

報告者:嵩本






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