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プロ野球キャンプin宮崎

当院の理学療法士、北中がプロ野球の春季キャンプを見学のため平成30年2月11日〜13日にかけて宮崎県に行ってきました。

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見学させて頂いた球団は福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バッファローズ、読売ジャイアンツの3球団で、同行させて頂いた横浜南共済病院の山崎先生とサンメディカル様のご厚意でスタンドからではなくベンチやグラウンドで練習を見ることができ、選手たちが一生懸命練習している姿を近くで見ることができました。

またトレーナールームも見せていただく機会があり、そこにはハードな練習を乗り越えるために身体のケアをしている選手が多数おり、現場で働くトレーナーの方々の仕事も見ることができました。選手とトレーナーはよくコミュニケーションをとっており、とても良い信頼関係ができていると感じました。そのような関係になるには治療で結果を出す知識と技術が必要であると思います。そういった場面も見ることができ身が引き締まる思いです。

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また、この時期の宮崎市内はプロ野球キャンプ一色で球場の周りには屋台も多数出ていました。なんでも宮崎の景気は2月が1年の中で一番良いという話もあるとかないとか…。気温はまだ寒かったのですが、宮崎はプロ野球ファンの熱気に包まれていました。キャンプは試合では見ることができないリラックスした雰囲気もあり野球好きであれば絶対楽しめると思いますので、ぜひ皆様も来年以降機会があれば行ってみてはどうでしょうか。

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報告者:北中


狭山市立南中学校へストレッチ指導に行ってきました。

平成29年726日に当院スタッフの沼澤と門舛が狭山市立南中学校の運動部を対象にストレッチ指導を行ってきました。

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今回のストレッチ指導は当院スタッフに学校側から運動部に所属する生徒に対して「ケガを予防するためのストレッチ指導」を行って欲しいと要望があり、実施しました。IMG_4180IMG_4184

 ストレッチ指導は野球部、サッカー部、バレー部、テニス部、バスケ部、陸上部に所属する約150名に対して実施しました。実際にストレッチ指導した内容としては、各競技で多く見られる怪我や、成長期に多く見られる怪我を予防する為のストレッチ指導を行いました。

 

成長期の特徴として、骨が伸びる骨の端の部分は成長軟骨といいとても弱い部分になります。骨が成長するのに対し、筋肉も成長するわけではありません。

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骨が成長することで筋肉は伸ばされるというストレスがかかります。そのストレスが成長期に多いオスグッド・シュラッター病やシーバー病というケガにつながります。

そのストレスを少しでも減らすためにストレッチはとても重要になってきます。

 

そのストレッチの中でもここでは2種類紹介したいと思います。

 

まずは太もも前面のストレッチです。これは、腰痛、股関節痛、膝前面痛に対する予防のストレッチになります。

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【目的】膝を伸ばす筋肉のストレッチ。走る、踏ん張る、キックなど多くの場面で使います。

【方法】横向きになり、下の足を前に90°曲げる。上の足の膝を曲げ足首を持ちそのまま膝を後ろに引く。

【注意】腰を反らない、捻らないように行います。

 

次にふくらはぎ全体のストレッチです。これは、膝前面痛、足周辺痛に対する予防のストレッチになります。

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【目的】つま先を地面に押し付ける筋肉のストレッチ。走る、ジャンプなど多くの場面で使います。

【方法】足を前後に開き、前の足に体重をかけます。伸びるのは後ろの足です。

【注意】つま先と膝の方向を一致させます。足首のつまり感があれば無理に行わないようにします。

 

このようなストレッチは運動後やお風呂上がりの体があったまっている時に30秒を35セットすることで柔軟性向上が期待できます。

しかし、この2種類がすべてではないので、スポーツでのケガなどある場合は、当院にお越し下さい。

 

今回行ったストレッチ指導のように、当院では外部活動も積極的に行っています。

現在はストレッチ指導の他に、トレーナー派遣や野球肘検診を行っております。さらに、他の種目に対する検診も計画しております。興味がある方は当院までお問い合わせください。

 

報告者:門舛、野田


サンメディカル主催、サンディエゴ微弱電流研修

9/17〜22に当院の理学療法士、沼澤が株式会社サンメディカル主催で、アメリカのサンディエゴで開催された微弱電流研修会に参加してきました。

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初日の午前中は、「微弱電流治療の基礎」というテーマで講義を受け、当院でも治療に活用しているアキュスコープやマイオパルス、エレサスといった微弱電流機器が、何故効果があるのか、その原理や本質部分を学ぶことが出来ました。

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午後からは現地スタッフのロン氏による「PRI(Postural Restoration Institute)」というコンセプトの講習でした。PRIは人間の身体の姿勢適応、左右非対称性と多関節筋連鎖の探求を目的としています。人間の身体は解剖学的にも左右非対称であるということを理解し、その上で起こりうる機能的な左右非対称性をいかに解消し左右対称的な動作が行えるようになるかをコンセプトに様々な治療アプローチやエクササイズが考えられています。スポーツ選手にも取り入れるチームが増えてきているそうです。動作を理解し、分析していく際の考え方として治療からアスレティックリハビリまで広く応用できるような印象でした。

 

 

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2日目には装具メーカーで有名なBREG本社にて下肢の解剖を見学させていただきました。一緒に帯同していただいた横浜南共済病院の山崎先生に解説していただきながら、膝関節から始まり、下腿、足部、足関節と見学することが出来ました。日頃解剖書を読んで2次元の情報から患部の状況をイメージして治療を行っていましたが、やはりこのような機会に3次元的に解剖をイメージできる機会があることが本当に貴重だと感じます。組織同士の位置関係だけでなく、組織そのものの硬さや大きさ、最近よく耳にするリリースの対象となる軟部組織間の結合組織に至るまで書物で想像するものとは大きく異なる印象でした。

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最終日となる3日目には、初日に続き川尻氏による「PRIの原理、考え方」の部分を講義していただきました。その後にはMLBのLAドジャースVS SFジャイアンツ試合観戦をすることが出来、試合前にはサンメディカルさんの計らいでバッティング練習から見学させていただきました。メジャーリーガー達のスイングを目の当たりに出来ました。

 

今回の研修では日常とは大きくかけ離れた土地で、様々な刺激を受けました。もっとも重要なことは視点や考え方を得られたことだと思います。ただの知識で終わることなく深めていきたいと考えています。ここで学ばせていただいたことを日々の臨床に役立て、一人でも多くの患者様が良くなるように生かしていきたいと思います。

報告者:沼澤


ユニフォームに新色が加わりました!

ご挨拶が少し遅れましたが、Nクリニックは2016年6月3日に開院7周年を迎えることが出来ました。多くの方々に支えられて、無事に7周年のこの日を迎えることが出来ました。いつもありがとうございます。

さて、昨年の開院6周年の際には、このブログで診療部の制服変更をお知らせしていました。

https://www.ddmap.jp/blog/0724324976/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/%E9%96%8B%E9%99%A26%E5%91%A8%E5%B9%B4%E3%82%92%E8%BF%8E%E3%81%88%E3%81%A6%EF%BC%86%E8%A8%BA%E7%99%82%E9%83%A8%E3%81%AE%E5%88%B6%E6%9C%8D%E5%A4%89%E6%9B%B4.html

 

今年はリハビリテーション科のスタッフのユニフォームに新色が加わったため、みなさんに紹介したいと思います。

これまでのユニフォームはブラックまたはネイビーの2種類でしたが…

それに加えて、今回は鮮やかな色のユニフォームが加わりました!!

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新色が加わったことで、リハビリテーション室内も今まで以上に明るくなりました。

写真でご紹介している色以外にも他に何色か種類があります。

 

制服が変わっても、これまでと同様に、皆様のお役に立てるようにスタッフ一同団結して努力してまいります。8年目もどうぞNクリニックグループをよろしくお願い致します。

 

報告者:新井・嵩本


ワールドスーパージュニアテニス2015

10月10日から18日までの9日間(予選を含む)にわたって大阪の靭テニスセンターで開催されているワールドスーパージュニアテニス2015に、当院理学療法士の田中と月田がそれぞれ10月10日・11日(田中)、11日・14日(月田)にメディカルルームトレーナーとして参加してきました。

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活動内容としては、選手のストレッチやテーピング、アイシングなどのケアを中心としたものでした。日本人選手とともに外国人選手が出場する大会であったためメディカルルームでは英語でのコミュニケーションが必要となります。その為、現場での英会話能力も大事ですが、特に選手の訴えや希望を感じ取り、こちらの意図を伝えるコミュニケーションスキルが大切だと感じました。

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メディカルルームでは試合前に腰が痛い、肩が痛いなどの訴えで来る選手が多く、ケガを抱えてプレーを続けているのが現状のようでした。そのような現状を目の当たりにして、選手の日頃のケアの重要性を再認識し、トレーナー側も選手にセルフケアの指導を徹底する必要があると改めて痛感しました。

 

今後も、今回のような活動を通してスポーツ選手に対するサポートを続けていきたいと考えています。

 

 

報告者:月田


朝日小学生新聞にNクリニックとPEP OSAKAの取り組みが掲載されました

10月5日付けの朝日小学生新聞に当院がPEP Osakaと合同で取り組んでいる野球肘検診が取り上げられました。反響は大きく様々なところで取り上げられています。

http://www.kenkou.info/index.php?QBlog-20151009-1

https://www.facebook.com/Suporabo/photos/a. 367452913390722.1073741832.307802589355755/690120991123911/?type=3&theater

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野球肘検診とは成長期の小・中学生に対して超音波(エコー)検査や肩や肘の柔軟性をチェックし、いわゆる投げすぎによる肩や肘の障害を未然に防ぐ事を目的に行っている活動です。

記事の中で掲載されている「離断性骨軟骨炎」や「内側上顆骨端核障害」は成長期の子供で未熟な骨や軟骨が傷付いて起こる怪我で、痛みが出始めてからでは病状がかなり進行していたり、長期間投球や打撃が禁止されるなど、野球をする子供にとっては、とても重い怪我です。また子供は痛くても、それを指導者や保護者に言わない事も多いので、定期的な検診などで早期発見する事が重要になってきます。

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当院ではこれまで院長の中里をはじめ、理学療法士の北中を中心に田中や新井、診療放射線技師の尾上、またPEP Osakaのトレーナーで「野球班」を結成し、小・中学生の投球障害を減らすための取り組みについて考えたり、実際にメディカルチェックや野球肘検診を行ってきました。今後もこのような活動を継続し、障害によって野球が続けることができなくなる子供達を少しでも減らすことができるよう取り組んでまいります。

また今回のように様々なメディアに野球肘のことがとりあげられることにより、医療従事者だけでなく、小・中学生の野球をしている子供たち自身やその親御さん、また指導者にも情報が行き渡り、正しい対応が広がっていくことを期待しています。

 

報告者:嵩本、田中


全日本ジュニアテニス選手権2015

少し前になりますが、全日本ジュニアテニス選手権大会2015が、8月8日から17日までの10日間にわたり大阪の靭テニスセンター、江坂テニスセンターの2会場で行われました。その中で、当院理学療法士の田中と月田がそれぞれ8月8日・9日(田中)、9日・15日(月田)にメディカルルームトレーナーとして参加しました。

全日本ジュニア選手権2015②全日本ジュニアテニス2015

ちょうどこの頃は気温が35℃を超える日が多く、また、本大会直前には各地方大会やインターハイなど、連戦となった選手が多いこともあり選手の疲労がピークに達しているなかで試合となりました。そのため、メディカルルームでは特に熱中症予防や熱中症にかかった選手への対応に追われていました。

選手には毎日「セルフチェックシート」という体調管理シートを提出してもらい、選手とトレーナーが会話をする機会を設けていました。その中で、トレーナーは「この1ヶ月間で体調不良に陥ったことはないか?熱中症にかかったことはないか?」などを細かく聞いて選手の体調を把握するように努めていました。

熱中症は本人の自覚がないことも多く、予防も大切ですが熱中症にかかってしまった後の適切な対応も重要となります。簡単ではありますが、熱中症にかかってしまった時の対応方法を以下に記載しますので、是非参考にしてください。

【熱中症になったときの対策】

熱中症にはさまざまな症状があり些細な症状も見落とさないことが大切です。

①熱けいれん

ナトリウム欠乏性の脱水が原因で四肢や腹筋のけいれんと筋肉痛が生じる。

→生理食塩水を補給する。身近なものでは、OS-1やアクエリアス、ポカリスエットなどがある。

②熱疲労

脱水が原因で全身倦怠感、脱力感、めまい、吐き気、頭痛などの症状が生じる。

→日陰や空調の効いた部屋など、涼しい場所で衣服をゆるめて水分補給を行う。自力での水分補給が困難な場合は、ストローを使用する。

③熱射病

体温調整が破綻して生じるもので高体温や意識障害が生じる。

→日陰などの涼しい環境下で下半身を高く保ち寝る。霧吹きなどで体に水をかけ、うちわなどで扇ぎ、体温の低下に努める。また、頸、腋、太ももの付け根を氷などで冷やすと良い。

④熱失神

顔面蒼白、意識喪失、視覚異常、体温の上昇などが生じる。

→日陰などの涼しい場所で頭部を低くして安静位を保ち、意識のある場合には水分を補給する。

熱中症の症状が発症し、自力で水分補給ができない場合や意識障害、意識混濁、経過をみても症状の改善がみられない場合は救急要請が必要となります。熱中症は1~2時間の運動で生じることも多いことから、常に自分の体調を気にかけて快適に運動ができるように体調管理を実施しましょう。

 

報告者:月田


Nクリニック × McDavid Japan 共同開発の肘用サポーター

皆様、4WAYニット エルボーEP(品番:M5130)というMcDavidの肘用のサポーターをご存知でしょうか。

このサポーターは当院の医師・理学療法士とMcDavid Japanが共同開発したサポーターで多くのスポーツ用品店などで販売されています。

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当クリニックには以前から野球の投球で肘を痛めて来院される患者様が多くいました。病態やその障害の程度も様々ですし、治療法は低出力超音波(LIPUS)や理学療法士によるリハビリ、トレーナーなどによる投球動作指導、また時には手術などとこれも様々です。しかし、いつかはまた投球を再開する訳ですが、どんなに良い身体機能、効率の良い投球動作を身につけてもボールを投げるとその度に肘に負担がかかります。負担0というのはありえないのです。リハビリやトレーニングで1球あたり10の負担をかけていたものを8や7にはできます。それをさらに6あるいは5にできないか・・・と考えていました。その時に思いついたのがサポーターでした。例えば足首を捻挫してその予防にスポーツをする時はサポーターをするのと同じ発想です。しかし投球時に使えるサポーターをいろいろ探しましたが、肘への負担を軽減でき、かつ投球動作を阻害しないようなサポーターはありませんでした。

そのような中、数年前にサポーターのメーカーであるMcDavid Japanの開発チームの方と共同開発しようということになりました。野球の投球中の肘への負担のかかり方に着目し、その負担(肘への外反力)が肘関節にかからないような構造を考えました。そこから実際にサポーターという製品にする場合の素材やどういう形状にすれば良いかを開発の方と一緒に色々と考えました。さらに実際にサポーターをつけてボールを投げた時に邪魔になり、ボールを投げにくくなってしまっては競技復帰の際に使用できません。そのため腕を振っても邪魔にならないようにはどうしたら良いか・・・また投球中は汗もかきます。そのため通気性を確保するには・・・など、この辺りのことは我々には分かりませんので生地や糸などの素材に関しては開発の方に色々と知恵を絞っていただきました。そしてついに完成に至り2014年から販売が開始されました。

我々、医師や理学療法士の持つ医学的知識や解剖学的知識とサポーターの作成や素材に精通したサポーターのプロの方の知識と技術が合わさった非常に良いサポーターが完成したと思っています。製品の適応や使用に関してはNクリニックの医師、理学療法士もしくはクリニックの建物の1FにあるPEP Osakaのトレーナーにお尋ねください。

報告者:田中

 


JOGLIS大阪「ランニング障害予防講座」

平成27年7月26日(日)に大阪城ホールの城見ホールで、当院併設のPEP OsakaとランニングステーションJOGLIS大阪のコラボレーションイベントが開催されました。「ランニング障害予防講座」というテーマでPEP Osakaのチーフトレーナーである井上氏が講演し、ストレッチやエクササイズなどの実技のアシスタントとしてPEP Osakaのトレーナーとともに当院の北中、内海が参加してきました。

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今回のイベントはランニングによる障害予防を目的としており、参加者の方はまず座学でランニングにより生じやすい障害やその原因について勉強し、その後の実技で身体の柔軟性や筋力の強さをセルフチェックする方法やそれに対するストレッチやエクササイズの方法を身に付ける流れとなっていました。今回は1時間という短い時間でしたので、「膝」に絞っての講演内容となりましたが、今後は「腰」や「足」についても行う予定であるとのことでした。

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講義の後は参加者全員で大阪城公園内を約4kmのランニングをしました。その中で早速、「走りやすくなった」「足が軽い」「膝の痛みがかなりましになった」など、講義の中で行ったストレッチやエクササイズの効果を実感している方々もいました。

 このイベントには、中学生から60代の方まで、非常に幅広い年代の方々が参加していました。参加者の方にとっては、自分の身体のどこが硬くてどこの筋力が弱いのかなど、新発見が多かったようです。私たちが参加した実技指導の最中にも多くの方から身体の不調についての質問を受けました。良い返答ができたかはわかりませんが、マラソンをされている方々は日頃から自分の身体について気になる点はあるにも関わらず、それを専門的な知識をもったトレーナーや理学療法士などに相談して解決する場が少ないのではないかと感じました。

 これまで理学療法士は、医師の指示の元、身体に障害を持った方に対しての治療のみしか行うことができませんでしたが、法律が変わり、健康な方のケガを未然に防ぐ「障害予防」に対しても活動の幅が広がりました。今回は医学的な知識を持った理学療法士がスポーツ現場に出ることで力を発揮出来る可能性を感じたイベントとなりました。

パーソナルフィットネスクラブ PEP Osaka http://n-cli.com/pep-osaka/

ランニングステーションJOGLIS大阪http://osaka.joglis.jp/index.php

報告者:北中


関西ジュニアテニス選手権大会2015

当院理学療法士の田中が7月18日〜19日に関西ジュニアテニス選手権大会2015のメディカルルームトレーナーとして参加してきました。

関西ジュニアテニス選手権大会2015は7/11〜7/22の11日間にわたって大阪靭テニスセンターにて行われ、その内の2日間の参加となりました。

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この大会期間中には台風11号の影響により試合日程がずれ、担当した18日も雨天のため1時間遅れで試合が行なわれました。その分気温はあまり上がらず、WBGT(暑さ指数:http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php)も「注意レベル」でした。

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しかし19日は朝から晴れ、気温も30℃を越してWBGTも「厳重警戒」という状態でした。メディカルルームはケガの対応というよりも、軽度から救急搬送が必要なレベルまで、熱中症を含む多くの暑熱下の体調不良の対応に追われました。

この大会に出場している選手のほぼ全員が帽子をかぶり、水分補給、栄養補給などの対策もしっかりと行っています。しかしその中でも熱中症は出てきます。

熱中症になる選手の多くは、風邪気味である、お腹を壊している、寝不足であるなど、元々体調が優れない状態でありました。このような選手はいくら暑熱対策をしても身体がついていかないようです。

皆さんも熱中症にお気を付けください。

熱中症対策について簡単にまとめましたので、是非参考にしてください。

【熱中症対策】

・熱中症を防ぐ手段の一つとして水分補給が大切なのは言うまでもありません。汗には塩分が含まれているので、大量の発汗を伴う運動時には塩分を含んだ水分(スポーツドリンク等)を摂取することが重要です。また、糖分を含んだ水分を摂取すると腸の中での水分吸収を速めることが出来ると言われています。

・炎天下において、帽子の着用は重要と言われています。帽子を被ることは熱がこもって良くないのではないかと思われがちですが、帽子の着用によって発汗量が減り、余分な水分の損失を防ぐことが出来るというデータも出されています。頻繁に着脱をして換気効果を得ることは大事ですが、熱いからと言って炎天下で帽子を取ってしまうのは逆に全身の不快感や脱水を引き起こしてしまいます。積極的な着用を心掛けましょう。

 

報告者:中塚・西崎