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第2回MKPT学術大会で野田が研究発表しました

2018年3月17~18日の2日間、富山で行われた第2回MKPT学術大会に当院理学療法士の野田が参加し研究発表しました。

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この学会は【臨床に活かす形態と機能の診方】というテーマでおこなわれ、今回は野田が「上肢運動時における肩甲骨内転筋の超音波動態評価‐少年野球選手に着目して‐」というタイトルで口述発表しました。

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一般的に投球障害の選手は肩甲骨内転筋の筋力が低下していると言われています。しかし客観的なデータで示した研究は少ない現状にあります。また肩甲骨内転筋の一部である僧帽筋に着目した研究が多数で、菱形筋に着目した研究はあまりみられていません。そこで今回は臨床現場で比較的容易に使用できる超音波検査装置(エコー)を用いて、菱形筋を含め肩甲骨内転運動にはどの筋が主に働いているのかを検証しました。

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この学会の参加者は普段病院や診療所で働いている理学療法士だけでなく、研究に従事している理学療法士も多く、質疑応答では研究に従事している理学療法士から我々とは視点の異なる意見を頂きました。まだまだ課題があり再考が必要ですが、投球障害の予防に向けた研究をおこなっていくことで、当院に来ている投球障害の患者様により良い治療を提供できると考えています。

 

Nクリニックグループでは、怪我から復帰するためのリハビリテーションに加えて、怪我を事前に防ぐための活動も実施しております。野球肘検診やスポーツ現場でのトレーナー活動があります。選手の怪我が多く、困っている指導者の方や保護者の方がいましたら、是非一度ご相談ください。

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報告者:野田


第69回全国高等学校バスケットボール選手権大会(インターハイ)

平成28年7月31日~8月5日にかけて高校3大タイトル(高校総体、国体、全国高校選抜)の最初の大会となる「平成28年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会 第69回全国高等学校バスケットボール選手権大会(インターハイ)」が広島県広島市で行われました。

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7月30日の開会式および7月31日・8月1日に当院理学療法士の沼澤がサポートスタッフとして参加してきました。ウィンターカップ2015に引き続き日本バスケットボール協会医科学委員会からエコー検診+フィジカルチェックブースを出すことになりました。

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エコー検診では足関節捻挫を繰り返しているバスケットボール選手を対象に、超音波を用いて靭帯や腱、骨など、組織の損傷の有無や足首の不安定性を検査する事が出来ます。レントゲンやMRIに比べ簡便に検査を行う事ができ、超音波機器もコンパクトな為、現場での評価に便利となります。足関節捻挫の既往がある多くのバスケットボール選手では、靭帯や腱の損傷など選手にも分かる程はっきり確認することができ、自分の足の状態を共有することが出来ます。今回の現場では超音波検査後に選手やトレーナー陣のフィードバックを含めたエクササイズ指導を行いました。しっかりとフィードバックを行い、今の自分の足をしっかり理解することで、捻挫を軽視させないことが重要となります。

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当院では怪我をした時の治療やリハビリテーションを行うだけでなく、怪我を未然に防げるように今回のような障害予防活動にも積極的に参加しております。

 

 

報告者:嵩本・野田