タグ別アーカイブ: 捻挫

第69回全国高等学校バスケットボール選手権大会(インターハイ)

平成28年7月31日~8月5日にかけて高校3大タイトル(高校総体、国体、全国高校選抜)の最初の大会となる「平成28年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会 第69回全国高等学校バスケットボール選手権大会(インターハイ)」が広島県広島市で行われました。

ブログ1

7月30日の開会式および7月31日・8月1日に当院理学療法士の沼澤がサポートスタッフとして参加してきました。ウィンターカップ2015に引き続き日本バスケットボール協会医科学委員会からエコー検診+フィジカルチェックブースを出すことになりました。

ブログ5ぶろぐ

エコー検診では足関節捻挫を繰り返しているバスケットボール選手を対象に、超音波を用いて靭帯や腱、骨など、組織の損傷の有無や足首の不安定性を検査する事が出来ます。レントゲンやMRIに比べ簡便に検査を行う事ができ、超音波機器もコンパクトな為、現場での評価に便利となります。足関節捻挫の既往がある多くのバスケットボール選手では、靭帯や腱の損傷など選手にも分かる程はっきり確認することができ、自分の足の状態を共有することが出来ます。今回の現場では超音波検査後に選手やトレーナー陣のフィードバックを含めたエクササイズ指導を行いました。しっかりとフィードバックを行い、今の自分の足をしっかり理解することで、捻挫を軽視させないことが重要となります。

ブログ2ブログ3

当院では怪我をした時の治療やリハビリテーションを行うだけでなく、怪我を未然に防げるように今回のような障害予防活動にも積極的に参加しております。

 

 

報告者:嵩本・野田


第70回日本体力医学会大会

平成27年9月18日(金)~20日(日)にかけて、和歌山県民文化会館、ホテルアバローム紀の国で第70回日本体力医学会大会が開催されました。そこで当院理学療法士の沼澤が大阪府バスケットボール協会の医科学委員会の調査報告として「外傷・障害調査からみた高校バスケットボール選手における既往歴別の足関節捻挫受傷機転」というテーマで発表を行いました。

3

日本体力医学会大会とは公衆衛生や疫学から整形外科・内科・臨床スポーツ医学・スポーツ心理学などあらゆる分野の研究者や専門家が集まり、国民体育大会行事の一環として年に1回、原則として国民体育大会の開催地で開かれる学術大会です。

1

今回の発表した内容としては、大阪府バスケットボール協会に所属する高校バスケットボール部男子・女子に対して、現在までに経験したことのある怪我に対するアンケート調査を行い、特に多かった足首の捻挫に対しての報告を行いました。

2

大阪府はチーム数が多く、インターハイ予選が4月や5月で始まる為、早い高校では3年生の4月や5月で部活動を引退してしまいます。その為、怪我などで部活動に全力で取り組めない選手や最後の試合に出られない選手を少しでも減らせるように今回の調査の結果をより発展させ、今後は足首の捻挫の「再発」や「予防」に繋げられるような取り組みを行えたらと感じました。

 

報告者:嵩本