予防接種その5 インフルエンザワクチン

2020年10月1日からワクチン同士の間隔も従来のように生ワクチンなら4週間、不活化ワクチンなら1週間と空けなくてよくなりました。これにより、一般ワクチンとインフルエンザワクチンとのスケジュールの兼ね合いを調整する必要がなくなり、それぞれ無関係な独立した作業のように進めることが可能となりました。インフルエンザワクチンの予定は、他のワクチンのことは全く考慮せず進めて頂いて大丈夫です。例えば、昨日他院でMR・水痘・おたふくかぜ⇒本日当院でインフルエンザとか、今朝保健センターでBCG⇒午後当院でインフルエンザとか、本日当院でインフルエンザ⇒明日、他院でヒブ・肺炎球菌など。

 

暑くてうだるような毎日が続いています。

冬はまだ先ですが、秋のうちにインフルエンザワクチンで備えをしておきましょう。

インフルエンザは、数百種類あるかぜの中で唯一ワクチンと治療薬が存在するかぜです。

インフルエンザワクチンは麻疹・風疹や、髄膜炎など他のワクチンと違い、劇的に感染率を下げることはできませんが、感染した時の重症化を防ぐ(入院率・死亡率を下げる)ことができますので、特に保育園や幼稚園など集団生活に入っている子どもはぜひ接種しておきたいワクチンです。

製造過程で卵の成分を使用していますが、含まれるのはng(ナノグラム)レベルであり、理論上アレルギーを起こすほどの卵成分は含まれていません。

注:ng(ナノグラム)はmg(ミリグラム)の1000分1です。

基本的には卵アレルギーの方も問題なく接種が可能です。卵を食べたことのない子どもさんでも、アレルギーという観点においては卵をひと舐めするよりはるかに安全と考えて頂いて結構ですので、接種はできます。

生後6か月から接種が可能で、13歳以上は1回、13歳未満は3~4週程度あけて2回接種しましょう。この理想のタイミングより間隔が短かったり、長かったりしても大幅な効果の差はないのでご安心下さい。

集団全体の接種率向上を優先して前年に2回接種していれば今年は1回接種でもよいとしている諸外国もありますが、元々1回の接種で完全を目指せるワクチンではありませんので、13歳未満に関してはやはり2回接種を基本に考える方がよいと日本ではされています。

年末が近づくと、どこのクリニックでも予約が混み合います。

接種が完了してから少なくとも5か月は重症化を防ぐ効果が持続するというデータがありますので、接種を遅らせるメリットはあまりありません。

早めに接種をして、接種できずずじまいで一番インフルエンザが流行する1月~3月を迎えないようにしましょう(大体毎年12月にはそこそこインフルエンザが発生しています)。

当クリニックではインフルエンザワクチンの予約の方が非常に多いので、単独接種でしかお受けしておりませんが、特に1歳前後のお子さんで他のワクチンとの兼ね合いが忙しい方は他院で同時接種を行うことも有力な選択肢であることを知っておいてください。

ワクチンはどこで接種しても必ず効果は同じですから、スケジュールの合う日、予約の空いている病院で早めに接種しましょう。

当クリニックで接種される方はインターネットでご予約下さい(窓口や電話での受付はできません)。9月1日10時からネット予約開始で、接種自体は毎年10月中旬~12月中旬くらいの予定としております。65歳未満の親御さんも一緒に接種予約していただけます。

接種は木曜日、土曜日の14時〜17時(〜16時の日もあり)です。木曜日は私が全て担当しますが、土曜日は普段土曜日のワクチン枠で来ていただいている、大阪市立大学小児科の野村先生(小児科専門医の女医)が原則担当します。ただし予告なく院長に変更となることがありますことを予め御了承ください。

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