「子どもが全然勉強しないのですが、どうしたらよいですか?」
「本をもっと読んで欲しいのですが、うまい手はありますか?」
「食事の好き嫌いを治すいい方法はありますか?」
我が子に何かをさせたいと思った時、我々親はまず立ち止まって考えてみなくてはいけません。
かくいう自分は家で毎日勉強をしているだろうか?本を読んでいるだろうか?好き嫌いをしていないだろうか?
私は毎朝6時に起床して、年長さんの長男と一緒にリビングで勉強をしています。
私は医学の勉強を、長男は読み書きや計算、地図の勉強を。
「勉強しなさい。」という言い方は特にしていないつもりですが、割と自然にこういう習慣ができていったように思います。
私は小さい頃、「本を読みなさい。」とくどくど言われた記憶はありませんが、読書好きの父の横でたくさんの時間を本とともに過ごしました。
子どもに好き嫌いがある場合(発達障害やアレルギーのある子ども達は別として)、親御さんがえり好みをしているのを子どもに見せてしまっていることが多いようです。
私自身と息子というとても狭い範囲での経験なので、どれほど一般論として言えるかは分かりませんが、子どもにやらせたいことがある場合、親がまず率先してその姿を見せつけることはとても有効な手段だと感じます。
そのために必要なことは、自分の限られた時間を子どもに分け与えるという覚悟。
だからこそ「時間」は親が我が子に与えられるプレゼントの中で、どんな時代でも常に最高のものであり続けるのです。
「お金をかけるのではなく、時間をかけてあげる。手をかけるのではなく、目をかけてあげる。」
ますます実感する毎日。