刑事「最近、物騒なニュースが多い。貝塚は平和な町だが、この平和を守るためには我々がパトロールを行い、怪しい奴をしっかり取り締まるんだ。いいなみんな!」
部下達「はっ!!」
刑事「よし、今日も町を見回って来い。怪しい奴を見つけたらすぐにしょっぴいて来るんだぞ。」
〜〜〜
部下A「刑事!とんでもない奴を見つけました!」
刑事「何!どんな奴だ!」
部下A「眼鏡をかけた毛むくじゃらの男です!」
刑事「ほう。どう怪しいんだ?」
部下A「そいつ、白いロングコートを羽織っているんですが、その下には・・・、」
刑事「まさか・・・、」
部下A「何も着ていません!」
刑事「今時そんな分かりやすい不審者は逆に珍しいな!そいつはどこにいたんだ?」
部下A「小児科のクリニックの前をうろついていました!」
刑事「何〜!よりによって純真無垢な子ども達の集まる小児科の前にだと!なんて奴だ!すぐ連れてこい!」
部下A「はっ!」
〜〜〜
部下A「ほら、入れ!」
刑事「どれどれどんな凶暴な奴だ!」
刑事「いやいや、聴診器なんて小道具まで準備してるじゃないか。年季入ってるだろ、こいつ。」
部下A「刑事!その後の取り調べの結果、こいつはクリニックの関係者であることが判明しました。しかも、院長から、怪しい者ではありませんと連絡がありました。」
刑事「か、関係者!?怪しい者ではないだと・・・。」
部下B「刑事!もっと怪しい奴を捕まえました!」
刑事「(よし気を取り直して)そうか!どんな奴だ!」
部下B「今度の奴はひげの男です!」
刑事「ひげか。それから?」
部下B「それから、、、あの、、全裸です。」
刑事「何だと!!ありえないじゃないか!」
部下B「しかも、」
刑事「しかも!?」
部下B「逆に首にスカーフだけしてます!その上おしゃれな帽子かぶってます!全裸のくせに。」
刑事「今度こそ混じりっけなしの変態紳士じゃないか!!すぐ連れてこい!」
部下B「入れ!」
刑事「逮捕ーーーっ!!」
部下B「刑事!市長から電話です!」
刑事「何だこの忙しい時に!もしもし、、はい、、ええ、、え?怪しい者ではない?彼は市の関係者だ?はあ、釈放?しかし、、はい、、いや、、、分かりました・・・。」
刑事(貝塚はどうなっているんだ?)
貝塚は、まだまだ平和です。