森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。

→:灯

連日のコロナ感染者増加と自粛呼びかけのニュースに鬱々とした気分になりますよね?森田内科では、4月は冬の忙しさが一段落して、大掃除後恒例の“繁忙期お疲れ様会”が開かれる時期です。繁忙期を一緒に乗り越えたチームの皆と飲むお酒は格別です。ほんの一時の宴ですが、“お疲れ様会”を楽しみに仕事をしている気がする時がある位です。それも残念ながら、今年はコロナ収束まで延期を余儀なくされてしまいました。
どんよりとした気分で診察をしている時、看護師さんから「患者さんからマスクを頂きました!」と言われました。この時節柄、我々医療従事者でさえマスクを手に入れることは至難の業です。患者さんからマスクを提供して頂くという想定外の出来事に、状況が理解できず、「どういうこと?」と聞き返してしまう程でした。その患者さんも御家族やお知り合いの方々がおられ、決してマスクが余っているわけではないと思います。こんな時期に“なけなしの大切なマスク”を御提供頂いたことに深い感謝の念を抱きました。同時に、私達チームは“医療を提供して患者さんを支えている”だけではなく、“支えて頂いている”ということを再認識致しました。
500万年前、我々人類が登場した時、猿から森を追い出され、平原では猛獣に食べられるという、非力ま私達は食物連鎖の底辺に位置していました。それが、500万年の自然淘汰による変化により、知能を発達させて、協力して集団行動をとることに適した遺伝子を持つ個体が生き残り、今や食物連鎖の頂点に君臨して、都市や国家を築くまでに進化しました。人は一人では取るに足らない存在です。互いに助け、与え合うことこそが人間の本質なのです。
組織心理学の分野に興味深い研究があります。それは人を3つのタイプ、「人にしてあげるタイプ:GIVER」、「人からしてもらうタイプ:TAKER」、「損得のバランスをとるタイプ:MATCHER」に分類して、組織の中でどのタイプが成功するのかを調べたものです。3つのタイプの中で一番成功しているのはGIVERでした。キリストの言う「与えよ、さらば与えられん。」は科学的に証明されているのです。
今回頂いたマスク。これは単なるマスクではなく、私達チームが地域医療に貢献するための「灯」の様な気がしてなりません。こんな時期だからこそ、患者さん、チームの仲間の心に灯を与えられる様な存在になりたいものです。

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