月別アーカイブ: 2020年7月

人生ノンテク

森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。

→:人生ノンテク
7月、今年も後半戦がスタートしました。今年はコロナで先行きが不透明ですが、「人事を尽くして天命を待つ」、冬までの3か月間に充分な備えをして、今年の繁忙期に臨みたいと考えています。ところで、みなさん、ノンテクニカルスキルという言葉はご存知ですか?1955年にロバート・カッツはHarvard Business Reviewに管理者にとって不可欠なスキルとして、テクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキル(概念化能力)の3スキルがあると提唱しました。テクニカルスキルとはある特定の仕事や技術における知識や熟練のことです。医療系においては最も重要なスキルになります。テクニカルスキルを持っているということは、特定の分野に対して十分な能力と知識があるということです。次に、ヒューマンスキルとは職場で他者と効率的に働くための対人関係能力です。他者とコミュニケーションを取り、協力し合いながら、目の前にある目標を達成に導く技術です。効率的なコミュニケーションは特に重要なヒューマンスキルの一つです。最後にコンセプチュアルスキル(概念化能力)とは「物事の本質を見抜く能力」のことです。このスキルが高い人は「ひとつの経験から多くのことを学ぶ」「合理的に業務を遂行でき、効率的に働く」といった特徴があるとされています。このヒューマンスキルとコンセプチュアルスキルを合わせたものをノンテクニカルスキルと言い、テクニカルスキルと同等、もしくはそれ以上に重要とされています。何故なら、日本の医療事故の原因のうち、テクニカルスキルによるものは10%程度に過ぎず、半数以上がノンテクニカルスキルによることがわかっているからです。また、いくらテクニカルスキルが優れていても、それを実際に患者さんに提供するには、患者さんや他のスタッフと協力し合わなければ、何一つ達成できません。しかしながら、私達は互いに異なる人生を歩んで出会い、家族といえども、この世には誰一人として全く同じ“感性”や“価値観”を持っている人はいません。つまり私達は皆、無意識に条件づけされた、自分の眼鏡をつけてお互いを見ているのです。そして、自分の眼鏡を変えることはできても、相手の眼鏡を変えることは出来ません。つまり、他者とのギャップを埋めるには自分のノンテクニカルスキルを上げるしかありません。また、スキルを上げることによりスキルの低い人とのコミュニケーションの質を高められることが分かっています。
ノンテクニカルスキルにより、年収や幸福度に差が生まれるというデータもあります。仕事に、プライベートに役立つノンテクニカルスキルを普段から意識して上げていきましょう!


スロージョギング

森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。

 

:スロージョギング

緊急事態宣言が解除されましたが、ソーシャルディスタンスや外出時のマスク着用等など
新しい生活様式での生活が必須となりました。

自粛続きで、なかなか外出することが出来ない中
運動不足・コロナ太りを心配し運動を続けています。

最近、気に入って続けている運動はランニングです。

ランニングといっても、ジョギングよりももっと遅いスピードで走る
スロージョギングと呼ばれる運動です。

歩くスピード位の速さで走るスロージョギングですが、歩くよりもなんと2倍のカロリー消費を消費します。
そのほか、高血圧の治療に有効・長寿・心肺機能の向上・善玉コレステロール値の向上・・・
などいいことずくめだそうです。
ここまでいいことばかりだと健康食品のCMのような怪しさを感じますが・・・。

さておきスロージョギングには走り方に特徴があり、踵で着地するのではなく
足の指の付け根のところで着地し、軽くジャンプするような形で走ります。
この走り方は踵やひざに衝撃がかかりにくい走行方法です。

私は膝が弱く、少し長く歩くと膝が痛くなりランニングなんてとてもじゃないけれど無理だと思っていましたが、
スロージョギングだと走ってても痛みが出ません。

また、とてもゆっくり走るので、散歩のような手軽さです。
息が上がることなく、でもちゃんと運動している、
しかもカロリー消費2倍!と言う満足感で続けることができています。

そして少しずつ走る時間が延び、今では1時間走る事が出来るようになりました。
一所懸命でなくても無理せず手軽でこつこつと。
私にはこれがぴったりです。
自分にあった運動を見つけることが出来ました。
無理せず続けていくことは大事なことなんですね。

この経験から今のコロナ禍生活に応用できないかな?と考えてみると
不安ばかり考え窮屈に感じるだけではなく、
自分に合った無理のない生活様式をみつけて
ぴったり合う生活を見つけていくことなのかなと思いました。

皆様も無理せずご自身に合った運動や生活様式が見つけられるといいですね。

続けていけるスロージョギングの詳しい走り方が載っているのはこの本です。
3年くらい前から何度も繰り返し読んでいます。

ランニングする前に読む本
著書:田中宏暁