人生ノンテク

森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。

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7月、今年も後半戦がスタートしました。今年はコロナで先行きが不透明ですが、「人事を尽くして天命を待つ」、冬までの3か月間に充分な備えをして、今年の繁忙期に臨みたいと考えています。ところで、みなさん、ノンテクニカルスキルという言葉はご存知ですか?1955年にロバート・カッツはHarvard Business Reviewに管理者にとって不可欠なスキルとして、テクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキル(概念化能力)の3スキルがあると提唱しました。テクニカルスキルとはある特定の仕事や技術における知識や熟練のことです。医療系においては最も重要なスキルになります。テクニカルスキルを持っているということは、特定の分野に対して十分な能力と知識があるということです。次に、ヒューマンスキルとは職場で他者と効率的に働くための対人関係能力です。他者とコミュニケーションを取り、協力し合いながら、目の前にある目標を達成に導く技術です。効率的なコミュニケーションは特に重要なヒューマンスキルの一つです。最後にコンセプチュアルスキル(概念化能力)とは「物事の本質を見抜く能力」のことです。このスキルが高い人は「ひとつの経験から多くのことを学ぶ」「合理的に業務を遂行でき、効率的に働く」といった特徴があるとされています。このヒューマンスキルとコンセプチュアルスキルを合わせたものをノンテクニカルスキルと言い、テクニカルスキルと同等、もしくはそれ以上に重要とされています。何故なら、日本の医療事故の原因のうち、テクニカルスキルによるものは10%程度に過ぎず、半数以上がノンテクニカルスキルによることがわかっているからです。また、いくらテクニカルスキルが優れていても、それを実際に患者さんに提供するには、患者さんや他のスタッフと協力し合わなければ、何一つ達成できません。しかしながら、私達は互いに異なる人生を歩んで出会い、家族といえども、この世には誰一人として全く同じ“感性”や“価値観”を持っている人はいません。つまり私達は皆、無意識に条件づけされた、自分の眼鏡をつけてお互いを見ているのです。そして、自分の眼鏡を変えることはできても、相手の眼鏡を変えることは出来ません。つまり、他者とのギャップを埋めるには自分のノンテクニカルスキルを上げるしかありません。また、スキルを上げることによりスキルの低い人とのコミュニケーションの質を高められることが分かっています。
ノンテクニカルスキルにより、年収や幸福度に差が生まれるというデータもあります。仕事に、プライベートに役立つノンテクニカルスキルを普段から意識して上げていきましょう!






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