森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身
高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。
→:学園祭!
3月末、間もなく桜が咲き、内科の繁忙期終了を告げる季節になりました。発熱外来も落ち着き、穏やかな日々が続いています。こういう時期は油断せず、次回の繁忙期は備えて、院内の不具合やシステムの弱点を改善すべき時期です。チームリーダーはメンバーの意見を吸い上げて、カンファレンスで報告して下さい。ところで今回は、ほほえましいエピソードを2つ、紹介したいと思います。
まずは1つめ、夜診の終了前に腹痛の患者さんが来院されました。緊急性はありませんが翌日に大きな病院を受診する必要がある状態でした。大きな病院は予約が無ければ、患者さんはお腹が痛いまま、3時間は待たされます。まだ外来が混んでいたため、その患者さんの明日の受診についての病院とのやり取りを看護師さん、事務員さんにまかせたところ、患者さんの都合を聞きながら、熱心に病院と交渉してくれました。その時の看護師さん、事務員さんの対応は、単なる仕事ではなく、自分の能力を患者さんに役立てたいという、他者貢献の精神にあふれ、楽しそうに仕事をしていました。その熱意に押されたのか、翌日の9時に予約が取れ、患者さんも職員もとても喜び、職場がまるで学園祭前日の様な楽しい雰囲気になり、「いい職場になったなー」としみじみ感じました。
2つめは、それから数日して、息が苦しいとかなり御高齢の方が受診されました。生来健康で、かかりつけの医療機関は無く、一駅となりの町にお住まいでした。評判が良いとのうわさで、友達に連れてこられ、診察室でお会いした時、「受付の対応が気持ち良く、雰囲気が良い」と、しきりに褒めて頂き、とても嬉しい気持ちになりました。
お金を稼ぐための労働も、生きるためには本当に大切なことですが、その労働が「世のため、人のため」になる尊いものであると感じて、自分の“働き”にプライドを持つと、仕事が楽しく、“生きがい”に変わります。仕事よりも遊びの方が楽しいのは当たり前ですが、当院の職員さんには、仕事も楽しめる、レベルの高い、カッコイイ大人であって欲しいと思います。
明日からも、私達の仕事が“社会に貢献している”ことを感じながら、楽しく働きましょう!