森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身
高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。
→:小さなこと
春を越えて一気に夏が近づいている、そんな陽気を感じる日々が続いています。森田内科ではインフルエンザ、コロナなどの診療も落ち着き、忙しさも一段落した感のある今日この頃です。
ところで最近、当院では内視鏡検査に更に一層力を入れていこうと、ホームページも専用サイトを立ち上げ、日々頑張っているところです。そんな中、ある日看護師さんに「前もって作る色素内視鏡検査用の色素を一日3本にしませんか?」と、提案されました。一般的な色素内視鏡検査とは、水で希釈したインジゴカルミン液(食用青色2号)を病変に散布して、病変の構造を詳細に観察する検査で、色素は検査前にその日の検査件数分を作っておくことが通例です。そうするとほぼ毎日、数人分の使われなかった色素が余ってしまいます。翌日に使いまわす病院もありますが、森田内科では余った色素は全て破棄しており、少しでも無駄を省こうとする、看護師さんの前向きな提案にすぐさま賛同しました。それ以降、破棄される色素はほとんどなくなり、看護師さんへの感謝の気持ちと、自分がもっと早く気付くべきだったと反省しています。
開院から13年以上が経ち、仕事はほぼ同じことを繰り返す毎日です。この毎日をひたすら頑張り続けることも大切ですが、毎日の同じ仕事の中にも緊張感と常に疑問を持ち、改善点を探そうとする意欲を持てるか否かで、未来は大きく変わってきます。
細かいことに気を配り、小さな改善を繰り返していく、これが今の森田内科に求められる仕事に対する姿勢だと思います。「小さなことを積み重ねることが、とんでもない所に行くただ一つの方法」これはイチローが言った、私の大好きな名言の一つですが、とんでもない凄いクリニックになるように、これからも小さな改善を繰り返して、頑張っていきたいと思います。