子宮頸がんワクチンの接種について

 

ヒトパピローマウイルス感染症については、本年4月1日より定期予防接種となり、各市町村でとりおこなわれているところです。

ところが、平成25年度第2回薬事審議会において、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が、ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(子宮頸がんワクチン)接種後に特異的にみられたことから、同副反応の発生頻度等がよりあきらかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとされたところです。

ワクチン接種を希望される患者さんが、医療機関を受診されたときには、積極的に子宮頚がんワクチンが勧奨されていないことが伝えられ、このワクチン接種の有効性および安全性等につき十分な説明がなされたうえで、接種することとなりました。

薬事審議会においても、今後早急に調査すべきとされた副反応症例について、可能な限り調査が実施された時点で、速やかに専門家による評価を行い、積極的な勧奨の再開の是非を改めて判断される予定であるとのことです。






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