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京都市胃がん検診(胃内視鏡による)とレーザー内視鏡

2018年11月1日より京都市の胃カメラによる胃がん検診が,50歳以上が
3,000円で、70歳以上は無料で受けられるようになりました。今までは、保険所などで
バリウムによる胃がん検診がされていましたが、それに代わるものです。胃カメラによる胃がん検診は、保険所ではなく指定された医療機関で予約をして受けることができます。
また、京都市胃がんリスク層別化検診(ABC検診)も2017年より受けられるようになっております。この検診は、血液検査でピロリ抗体検査とペプシノーゲン検査が500円で受けていただけます。
胃がん検診に使用される胃カメラ(胃内視鏡システム)は、日々進化しております。
特に注目されるのが、レーザー光源搭載の次世代内視鏡システムです。当院では、FUJIFILM製のLASEREO 7000システムを駆使して胃がん検診を行っております。
レーザー光源搭載のシステムの特徴としては、2つのレーザー光という発想です。1つは、蛍光体を発光させて白色光照明を得るための励起光として使用する“白色光用”、そしてもう1つは
血管や表面構造の高コントラスト画像を得るための”BLI用”の2波長のレーザー光源を搭載しております。
発光強度比を変えて照射し、さらに画像処理を組み合わせることで、最適な画像が得られます。
BLI(BLUE LAZER IMAGING)とは、短波長レーザー光の照射により得られる高コントラストな信号に対して画像処理を行い、血管や表面構造などの観察に適した画像を表示します。
BLIとは別に、LCI(LINKED COLOR IMAGING)画像がみられます。LCI画像とは、赤みを帯びた色はより赤く、白っぽい色はより白くなるように色の拡張、縮小を行い、粘膜の微妙な色の違いを強調して、炎症診断をサポートします。
このような最新型の胃内視鏡機器を使用することにより、胃がん特に早期胃がんの発見につながることが期待されます。胃がんばかりではなく、早期食道がんやH.pyloriに感染しているかどうか(未感染か現感染か除菌後かなど)の特徴的な胃内視鏡所見が得られます。
ぜひこの機会にレーザー光源搭載の次世代内視鏡システムによる検診を受けて見られては、いかがでしょうか。