5/23 泌尿器科医が同窓会に行く

先日高校の同窓会がありました。卒後20年の節目ということで、それぞれの友達づたいでメールでつないで100人以上の人数が集まりました。たいしたものです。われわれ昭和47年生まれは第2次ベビーブームの真っ只中に生まれた年代で、人数も多く、高校時代は12クラス、1学年およそ600人近い人数がいました。しかも就職時期はバブル崩壊直後、加えて神戸は震災直後であり、非常に厳しい時代でありました。

私がいたクラスは推薦で入学して、3年間クラス替えのない理数科であり、他のクラスともあまり交流がなかったが故に、知らない人も多数おりました。というか他の人が私を知らないといったほうが正しいでしょう。特に女性はほとんどわかりませんでした。同じクラスだった人はたった一人、出席番号が隣で、学年で常にトップでい続けたK君。大学も最高学府に行き、今は関東に在住のため、わざわざこの日のために帰省してくれたようです。知らない人のなかで彼を見つけたときは、少し心が安らぎました。彼も同じ思いだったようです。3年間同じクラスであったにもかかわらず、この連携の薄さには自分も反省いたしました。

ただその中で、なにか畑違いの収穫を得ようと、できるだけいろいろな人とお話しましたが、市議の議員さんからは地方分権の重要性などの熱いお話を頂き、他の科のDrにはその科の最新トピックス、住宅会社の営業マンには震災による影響などの話を聞いて、大変勉強になりました。

高校当時は学年の人数も多く、それが普通の状態とさほど深くは考えてはいなかったのですが、今は子供の人数が減っていっている時代。そして着々と高齢者社会に進んでいっておりますが、それを支える人間の数がどんどん減っていく現実は非常に恐ろしいことであります。泌尿器科も男性不妊・EDなどの患者さんがこられますが。それが人口増加に多少なりとも貢献することを念頭におき、診療に従事していきたいと思うこのごろであります。






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