PCR陽性=感染ではないことの正確な説明

短い夏休みもあっという間に終わってしまいました。

学校、幼稚園が再開されたことで胃腸炎の流行が見られています。エンテロウイルス属のウイルス(エコー、コクサッキー、ポリオウイルスなど)はメカニズムは全く解明されていませんが、体から免疫システムの働きで排除され、唾などから人に感染しなくなる量に減るまで3−4週間かかることがデータで示されています。本人は全く元気で、無症状になってもまだ人に遷すだけのウイルスを排泄しているのです。

それと真反対のケースが新型コロナウイルスです。

PCR検査は微量のDNA、RNAを数万倍までコピーを増やし検出するため、喉に存在していることを検出しています。実際に咽頭上皮に感染し、細胞内で増殖している=感染していることとは別の喉に存在していることを見ているのです。その場合、感染は成立していないので無症状なのは当然です。本当に感染しコロナウイルスを大量にばらまいている患者と家庭や寮で一緒に生活していると当然、咽頭にウイルスはいておかしくないのでPCR陽性になります。果たしてこの人が感染まで成立しているかは?PCR検査では判断できません。無症状保菌(ウイルス)者かもしれないのです。その判断は臨床症状があるかと咳などでウイルスを排泄しているかによります。

日本がなぜ、欧米のような大流行にならなかったのか、とてもわかりやすい記事があったので紹介します。

https://president.jp/articles/-/35711?page=1

今、日本は諸外国が出来なかった集団免疫獲得の戦略を冷静に計画するべき時にきています。若く健康な人は感染により免疫を獲得し集団防御の防波堤になる、感染、発症すると重症化し生命に関わる高齢者、基礎疾患のある人は逆隔離し感染を徹底的に防ぐ。

いつまでも間違っていた戦略に固執せず、科学的、理論的な戦略にいち早く方向転換するべき時が来ています。






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