健康食品、サプリメントの効果?

「健康食品やサプリメントを毎日摂ってますが、どれぐらい効果ありますか?」という質問を、職業柄よくうけます。いつも同じ回答をするのですが、週刊新潮の今週号の健康記事「身体のメカニズム生理学の目からウロコ」で、その問いに明確に回答されているので紹介したいと思います。千葉大生理学の山本名誉教授によると、「基本的に人間は口から摂取したものは消化されてから、体内に吸収されます。よっていくら体に良いとされている成分を含んだサプリメント、健康食品でもそのまま吸収されることなく、ほとんど分解されて体外に出てしまいます」「女性に人気のコラーゲンも口から摂取しても何の意味もありません。コラーゲンは体内で分解されてアミノ酸になってしまいますから」・・・また、「抗酸化作用で若返りを謳うコエンザイムQ10」なども「たいていの有機物には抗酸化作用があり、コエンザイムQ10などはほとんど効果がないでしょう」・・・とのことです。コラーゲン、コエンザイムQ10、グルコサミン等どれも似たりよったりです。この特集の内容は私がいままでこの質問を受けた時の答えとほぼ同じです。さて、どうでしょうか。健康食品やサプリメントを売る会社が連日、TVや新聞、雑誌などでこれでもかと大量の広告を流している訳が垣間見れますね。では、本当の健康のためには何をいいのでしょうか?この問いにもちゃんと答えを用意してくれています。・・・続きは次回のブログでお答えします。

 






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