早いもので本日で、今年も半分終わってしまいました。それにしても近畿では、今年は梅雨の雨量が少ないですね。関東や北日本では結構降ってますが。また学校健診もほぼ終了しまして、健診で要受診とされた園児や生徒たちの受診もだいたい終わっていると思います。毎年感じているのですが、小学校の低学年ぐらいまでの子供たちは受診指示されても比較的きっちり受診する子供たちが多いのですが、中学生になるとほとんど自己判断で受診しない子が多いですね。特に高校生となるとほとんど受診しない生徒が大半かもしれません。やはり、病気の可能性を放置しておくとよくありませんので、是非かかってほしいものです。高校生にもなると色々忙しくて受診する時間がないというのが大きな理由だと思いますが、私は、現在の西宮市のこども医療費助成が中学生までで、高校生にはないというのも大きいと思います。例えば、東京都などは、所得制限なしで高校卒業まで全額自己負担助成ですから、この差は大きいと思います。自治体の財政の問題で、税収も多い東京と同じというのは無理だとは思いますが、こどもの医療費については、西宮ももう少しなんとか充実していただけないでしょうか。こども医療費助成については、また改めてとり上げたいと思います。

今週は県立西宮病院耳鼻咽喉科の新着任2名のDrの歓迎会に行ってまいりました。場所は西北の普通の料理屋さん。西宮をはじめ尼崎や芦屋で開業されている耳鼻咽喉科Drが30名ほど集まりました。新任と言っても臨床経験30年の大ベテランで、私の国立大阪病院研修医時代からの大先輩の部長先生と、卒後約10年の若手先生です。ここ数年、県西病院の耳鼻咽喉科は大学からのDrの供給が安定せず、患者さんに入院や外来でも不便をかけたりお断りをしなければならない状況が続いていましたので朗報だと思います。この病院は私も開業前、7年半勤務しておりましたので、一番馴染みがあり事情もよく分かっておりますが、交通の便もよくて診療の質も非常に高い病院です。部長先生にも「なんでも気軽に相談してよ」と心強いお言葉をいただきましたので、これからも安心して患者さんをご紹介できると思います。

今日も暑かったです。しかし、もうすぐ近畿地方も梅雨入りみたいですよ。当院でも、スタッフによるエアコン掃除が無事完了しまして、今週から冷房をいれておりますので少しは快適に過ごしていただけるかと思います。さて、毎年5、6月は学校健診の時期でして、今日も昼の時間に市内のある小学校の耳鼻科検診に行ってまいりました。今日は2学年計250人位でしたでしょうか。約10年前から幾つかの西宮市内の公立小学校、中学校に校医で健診に行ってますが、生徒数は少しずつ増えているみたいです。全国的には、少子化で子供の数が減っているのに西宮市は珍しく増えています。地域差はありますが、私が校医をしております小学校はいずれもすでに教室が足りなく、受け入れ困難校のようです。西宮市は、他市よりも子育てがしやすい魅力のある地域ということなんでしょうか。だったらとても嬉しいですよね。今春、市長さんも代わられたので、これからも子供達が生活しやすく、子供が増える活気のある街つくりを是非期待したいですね。