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アレルギー性鼻炎 花粉症 喘息 慢性疾患など夏で治そう

 

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 7月から8月までは一年の内、最も暑い時期ですが喘息・アレルギー性鼻炎・花粉症・慢性疾患など冬によく発症・重症化しやすい疾患を治療するベスト時期です。

 

中医学では冬になると症状が悪化する人は元々陰陽の中の「陽気」が不足する場合が多いと考えます。夏は体の新陳代謝が旺盛で発汗などにより陽気を消耗しやすくなります。またクーラーをかけ過ぎ、冷たい物の摂りすぎなども胃腸や身体を冷やすので体の陽気を消耗する原因になります。このまま冬になると体内の陽気が更に不足して、免疫力が低下し、体調不良、持病の悪化が酷くなります。

 

冬に発症してから治療をするよりは、夏場から冬に備え、「陽気」を補う漢方を取り入れ、免疫力を高め、寒い季節で再発や悪化を回避する事が出来ます。また夏はツボ・経絡が敏感になるので、お灸をすると効果が上がります。

 

この予防医学は「冬病夏治」と言い、日本ではまだあまり知られていませんが中国では2000年前から始め、現在でも毎年この暑い時期「三伏天」になると、各病院の漢方外来・鍼灸科は毎日1000ほどの患者さんが治療をしに来ます。

「冬病夏治」の適応症

呼吸系疾病: 気管支喘息  慢性気管支炎 花粉症 アレルギー性鼻炎  慢性鼻炎  かぜをひきやすい 

消化系疾病: 慢性胃炎 慢性胃腸炎 下痢 消化不良 食欲不振

関節疾病:  頸椎症 肩関節周囲炎(五十肩) 腰椎症 膝関節痛 リュウマチ   

皮膚科  : 冬季乾燥型アトピー性皮膚炎

泌尿器科 : 頻尿

産婦人科疾患:月経不順 痛経 産後頭痛 

小児疾患:  喘息 アレルギー 慢性下痢 虚弱体質 風邪をひきやすい 気管支炎 消化不良 食欲ない 夜尿症 発育遅延

健康管理:  免疫機能低下 冷え症  虚弱体質

治療期間

初伏  :713—-722

中伏  :723—-801

 802—-811

末伏  :812—-821

子供は大人より体質改善しやすいので毎年大勢の子供達も治療しに来ます。

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子供が治療をしている風景

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診察を待っている子供達が長列に並んでいる。

 

主な疾患は喘息・アレルギー性鼻炎・アトピーなど