夏のお弁当やほてった体を冷やすのに大活躍した保冷剤。
ついつい、余らせて捨ててしまうけど、なんだかもったいない。
かといって冷凍庫においておくのはかさばるし。
その保冷剤、ちょっと違う使い道があるんです。
お好みの香りと混ぜて置いておくと、ゆっくり香りが広がる芳香剤になる?!
簡単かわいい芳香剤、作ってみませんか?
お子様と一緒に作ってみるのもいいかもしれません。
というわけで、第二回は保冷剤とアロマの話。
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目次
①保冷剤、開けて大丈夫?
②必要なものは?
③どんな香りにするか迷ったら
④作り方
⑤乾いたり、匂いが薄くなったら
⑥処分したくなったときには
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①保冷剤開けて大丈夫?
・問題ないタイプ
食品の保存に使われる保冷剤はほとんどの物が吸水性ポリマー(おむつに使われているもの)と水と安定剤でできています。
凍るとカチカチになって、凍っていないときはムニムニとゼリー状。
このタイプは、開けても大丈夫。
とはいえ、食べられないものなので、お子さんの手の届かないところに保管してください。
今回の芳香剤にはこのタイプを使います。
・気を付けてほしいタイプ
気を付けてほしいのは、凍らせてもムニムニしたままのタイプ。
冷やして使う枕など体を冷やす目的で使われるこのタイプは、車の不凍液と同じエチレングリコールというものが使われています。
当然人体には有害です。
開けると匂いを付けていないのに既に独特の甘い匂いがするのが特徴。
なので、甘い匂いがした時には使わないでくださいね。
そういうわけで食品保管用のカチカチに凍るものを今回は使います。
②必要なものは?
・保冷剤
3個(ジャム瓶1個分)
①でも述べたとおりカチカチに凍るものを。
・器
ビン、プラスチック容器など深さのある容器がおすすめ
今回は100円ショップのジャムビンを使います
・アロマオイル
保冷剤小1個に対して1~2滴(目安なのでお好みの量でOK)
お好みの香りを。
・着色料(絵具、食紅、グリッターのりなど)
少量(混ぜながら好きな色になるまで)
ものによって変わりますが、食紅や絵具の場合はほんの少量で十分だと思います。
今回は100円ショップのグリッターのりを使いました。
色が薄いのでおおよそ1本分くらいの量を使っています。
キラキラしてきれいです。
中に貝殻や小さなオブジェをいれてもかわいいですね。
③どんな香りにするか迷ったら
まだまだ残暑厳しい季節。こんな香りはどうでしょう。
・ペパーミント
スーッと通るメントールの中にほのかに甘さがある香り。
暑い季節の絶対的おすすめ。
・柑橘系
レモン、グレープフルーツ、ライムなど。
ほのかな酸味でさっぱりすっきり。
人を選ばない香りでgood。
お値段も手に取りやすくてうれしい。
・ラベンダー
ゆったりしたい空間に。
一年中使える便利なアロマ。
④作り方
基本の作り方
1 容器に保冷剤をあける
2 お好みの香りを数滴(お好みの香りの強さに)
3 着色料をいれてまぜる
4 オブジェなどを沈めてみたり、ビンをデコレーションするなど
材料をいれてまぜるだけです。
中で文字が浮いてるのはクリアファイルの切れ端に文字を書いたもの。
着色料と保冷剤を層に重ねて混ぜることでグラデーションにできたりもします。
いろいろ、試してみてくださいね。
⑤乾いたり、匂いが薄くなったら
・乾いたとき
吸水性ポリマーは乾くと縮んできます。
なんだか量が減ったなと思った時には、お水を足してみてください。
ゆっくり吸って膨らみます。
・匂いがなくなった
使うオイルや量によって変わりますが十日ほどすると香りが薄くなってくるようです。
アロマオイルを足してちょっとだけ混ぜてみてください。
香りが復活するはずです。
ただ、人間の鼻は匂いに慣れやすくできているので、ずっと部屋にいると感じにくいときがあるかもしれません。
⑥処分したくなった時には
基本は可燃ごみで捨てて大丈夫。
あちこちくっつくので袋などに入れて捨てるのがよいでしょう。
(自治体によって多少の差異がありますので、確認してくださいね)
やってはいけないのが、トイレやシンクなどで流すこと。
吸水性ポリマーは自分の10倍水を吸います。
流しやトイレが詰まる原因になります。必ずごみとして処分してくださいね。
まとめ
・使うのはカチカチに凍るタイプの保冷剤
・材料をいれて混ぜるだけ
・乾いて来たら水や香りを足してみる
・捨てるときは可燃ごみへ
また、小さなお子様のいる家庭では、お子様の手の届かないところに置いてあげてくださいね。
材料のアロマオイルは二号店にもご用意がありますので、作ってみようかなと思った際にはお声掛けください。