日別アーカイブ: 2024年5月8日

手や腕のしびれの原因:当院の治療法

しびれは軽いものであれば誰しも一度は経験したことがある症状と思います。
今回は上肢のしびれについてのお話です。
指先から上腕までを上肢といい、上肢に起こるしびれは症状によってある程度予測することが可能です。
特にセルフでも確認していただきたいのは以下の情報です。
①慢性的なものか、一時的なものか
②しびれている部位・範囲
③しびれの持続時間

上記は疾患を断定するものではありませんので、自己判断せずに医師の診断を受けましょう。

①慢性的なしびれ、一時的なしびれ ③しびれの持続時間
慢性的にしびれを感じている場合は、早期に受診することをおすすめします。
一時的なしびれの場合は、はっきりとした原因がわかっていれば問題ないことが多いです。例えば「腕枕をしていて手がしびれた」等は、正座で足がしびれたのと同じですから、気にすることはありません。一時的な血行不良によってしびれが出ているため、すぐに元に戻ります。すぐに症状が戻らない場合は、最寄りの病院を受診しましょう。

②しびれの部位・範囲
親指から中指の手のひら側がしびれている場合は、正中神経障害を疑います。
手根管症候群、円回内筋症候群などの疾患が考えられます。

小指から薬指側の手のひら、手の甲がしびれてる場合は尺骨神経障害を疑います。肘部管症候群、ギヨン管症候群などの疾患が考えられます。

親指から中指の手の甲側がしびれ、手首を上に反らしにくい場合は橈骨神経麻痺を疑います。

指先、前腕、上腕がだるかったり、しびれ、両手がしびれることもある場合は頚椎に原因のある疾患、胸郭出口症候群を疑います。

上肢のしびれ以外に、口や顔がしびれる場合は脳や脳血管に異常が考えられますので、すぐに受診をおすすめします。

 

上記はあくまで予測です。自己判断はなさらないようご留意ください。この情報を踏まえて、さらに詳しく調べることが必要です。

当院の治療法

神経症状に応じて様々な治療法を併用して行うことが必要です。

神経ブロック注射、手技療法、鍼灸療法、運動療法などを組み合わせておこないます。

円回内筋症候群や胸郭出口症候群(斜角筋型)のような筋肉が神経を圧迫するものは、手技や鍼灸が有用であることもあります。患者様の症状・病態に合わせて最適な治療法をご提案します。

しびれでお悩みの方は当院までご相談ください。 

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

院長経歴

平成14年近畿大学 医学部 卒業

平成14年関西医科大学 医学部 麻酔科教室 入局

平成16年河内総合病院 麻酔科 勤務平成17年関西医科大学 医学部付属病院 勤務

平成18年関西医科大学 附属枚方病院 勤務平成23年関西医科大学 附属滝井病院 勤務

平成25年松本病院 内科・麻酔科勤務

平成27年こじまクリニック 開院

平成31年医療法人知命会 設立

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

診療科:ペインクリニック・整形外科・疼痛緩和内科

〒554-0013 大阪市此花区梅香1丁目21番12号

TEL:06-6466-1717

 

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