日本での流行は少し落ち着いてきましたが、世界的にはまだまだ感染拡大している新型コロナウイルスです。世界的に病気が流行することをパンデミックといいますが、このパンデミックは幾度となく繰り返され、人々の生命を脅かしてきました。
下記の図は、過去に起こったパンデミックの死亡者数をグラフにしたものです。
一番古いパンデミックは、紀元前430年にギリシャで起こっています。疾患名は記録に残っていませんが、死者数は、7万5000~10万人と言われています。
最も死者数が多かったのは14世紀にヨーロッパで流行したペストいわゆる黒死病で、7500万人の死者が出ました。その次に多いのはスペイン風邪です。スペイン風邪は、新型コロナウイルスが流行し始めた当初、致死率など共通点が多いといわれていました。(スペイン風邪の日本での致死率 第一波:1.22% 第二波:5.29%)
スペイン風邪では当時の世界人口の3分の1が感染し、流行は第三波まであり終息するのに3年かかりました。スペイン風邪と同様に新型コロナウイルスの終息まで3年かかる、とは言い切れませんが、長期化すると予測し対策をしたほうがよいでしょう。
新型コロナウイルスのワクチンや治療薬は未だ開発中で、感染拡大を防ぐためには、一人一人が感染予防に気を付けなければいけません。
厚生労働省からも、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」という実践例が発表されています。
その中で、感染防止には
の3つが基本であると言われています。
厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」
マスク着用といっても間違った付け方だと効果はありません。マスク装着には以下のポイントに気を付けましょう。
また、マスクの取り外しにも気を付けましょう