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マイナ保険証を使ってみませんか?

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診察に来られた方は毎月1回、健康保険証の確認を目視でおこなっていました。マイナンバーカードだとカードリーダーを通し、顔認証もしくは暗証番号入力するだけで確認ができてしまいます。もちろん、これまでの健康保険証を持参して下さっても問題ありません(マイナ保険証の方がちょっとだけ安くなりますが)。クリニック側の立場で言えば、オンライン資格確認により受付業務がスムーズになる利点はあります。

マイナンバーカードを否定するというか、国に何もかも把握されるのではないかと、何か恐ろしいように思われている方がいらっしゃるかも知れませんが、私にはちょっと不思議です。
そもそも、マイナンバーっていうのは、住民票をお持ちの全ての国民に既に割り当てられており、通知カードは手元に届いているはずです。
そして、社会保障の手続き(年金、健康保険や労働保険)とか税金の手続き(源泉徴収票の作成や年末調整の手続き)でお勤め先等に提出されていますよね。
これを逆に言えば、既に所得は全て国が把握した上で、それに基づき納税額とか健康保険料が決まっているということですよね。そう言われてみればそうかと思いませんか?
それより、普段、何かと便利に使っているネットショッピング等でわざわざ過去に検索した物についての広告が出てくる方がいやらしく思いませんか?
Siriっていつも聞き耳立てているのかも知れんって思ったことありますし。これって、私企業が個人個人の嗜好を知ってますよ~ってことですもんね。また、今はテレビ等で発信されることは無くなった感じですが、コロナ禍の際には携帯電話の位置情報からどこどこの場所(駅、繁華街や交差点)にはどれくらいの人出があったとか、前の週に比べて減ったや増えたなどの情報が出ていましたよね。これって、やる気さえあれば、この電波は誰やねんまでわかるはずですよね。友だちの位置がわかるアプリってゴロゴロしてますし。こういうのの方が、怖いなあって思ってしまうのは考えすぎでしょうか?

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私自身は、マイナンバーカードがもっと便利になるようにするべきではないかと思っています。例えば、現在は健康保険証として使用できるようになっていますが、各種医療証とは紐づいていません。
なので、お子さんとかの受給証は別途持参していただく必要があります。
マイナンバーカードは顔写真付きで身分証明書としても有効で、コンビニで行政手続きができたり、今後は健康保険証だけでなく運転免許証などにも紐づけられると運転免許証も別々に持ち歩かなくて済むのでどんどん利便性が上がるように感じています。いろんな物を別々に管理する方が面倒だし(印鑑登録のカードってどこ行った?とか)。また、マイナンバーと銀行口座との紐づけ云々という話もありますが、私はネット銀行の口座を新たに開設し、そこに紐づけしてポイントゲットです。
まあ、難しいけど色々と考えないといけない時代ではありますよね~。


キチンとした聴力検査が必要

耳鼻科で聴力検査を受けられた方はご存知かもしれませんが、検査する人がボタンを押して音を出し、音が聞こえた場合に患者さん側がボタンを押して『聞こえたよ!』って合図をします。これって、もし、ボタンを押すところを見ていたら『今、押した!』って応答できてしまいます。なので、押すところを見られないようにしたり、押すタイミングを外すというようなテクニックが要ります。この検査って、医療資格を持っている人(看護師・臨床検査技師・言語聴覚士)でないと実施すべきではないのですが、結構、無資格者が担当しているようなことも聞きます。学会などでは、聴力検査の技能実習講習会も開いていますが、無資格者は講習会への参加も認められていません。無資格者だと言い方は悪いですが、適当にやっているとしか言えないですね。当院では、看護師、あるいは、臨床検査技師以外は担当できません。キチンとした検査結果をもとに医師がキチンと診断する。当たり前なのですが、大事な事なのです。