むしむし、暑苦しい季節になってきました。
こんな季節は外来でとびひをみる機会が増えます。
とびひの原因は、・・・「掻いちゃった」
と単純なことですが、掻いてしまうモトは、みずいぼ、虫さされ、あせも、などなど、皮膚がかゆくなるもの全部なので、こどものほとんどがとびひを経験しているといっても過言ではないと思います。
とびひになってしまうと、抗生剤を内服して、こまめな消毒と軟膏塗布でおさめていきます。
でもなかなかすっきりおさまらないこともあって、結構厄介です。
しかも、とびひ以外は本人はとっても元気なのに、保育園や幼稚園では出席停止の目にあうことも。(働く母にとってはこれがけっこうイタイです。。。)
やっぱりできればならないようにしたい!というのが母の共通の願いですね。
家庭でできる簡単な対策として、アロマバスがおすすめです。
精油はラベンダーがよいでしょう。皮膚の消毒殺菌・抗ウイルス作用もあり、皮膚の修復も助けてくれます。さらにすぐれた鎮静作用もあって、リラックスにもつながります。
私は面倒なことは苦手なので、バスタブに直接、ラベンダーの精油を3-5滴垂らします。これだけです。
手間をかけるのが気にならない人は、
生クリーム30mlにラベンダー精油を3-5滴入れて混ぜるとバスミルクとして楽しめます。(作り置きは1日が限度です)
皮膚のケアをするとともに、これからの季節は何かと疲れますから、ハーブティーで上手に体力を回復させてあげましょう。
クエン酸を多く含むハイビスカスとビタミンCの爆弾と呼ばれるローズヒップのハーブティーは、2つのハーブの相乗効果により体力回復にはもってこいの飲み物です。しかも、冷やして少し甘みを加えると非常においしいドリンクで、夏場にはおすすめです。
ラベンダーのお風呂は我が家ではなんとなくでやっていたことでしたが、一度ラベンダーオイルを切らしてしまってしばらく使わないでいたところ・・・
保育園児の息子はみずいぼをもらいました。みずいぼからやっぱりとびひに。
あわてて精油を購入してラベンダーのお風呂を再開したところ、とびひはあっというまに、みずいぼは2か月くらいできれいにおさまりました。
アロマごときにそんなに効果があるのか??と半信半疑だったのですが(アロマ関係の方、ゴメンナサイ)、
ちょっと思い知らされた出来事でした。