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スクワットによる膝関節痛

スクワットで膝を痛める事例が増えています。

タイトルの通り「スクワットしていて膝を痛めた」という患者様が多くみられます。スクワットといっても自重、ウェイト、種目の違いがありますが、多くはスタンダードな自重スクワットです。

スクワットで膝を痛める患者様が多い背景には、社会的に健康意識が高まっていることも関係していると思います。また、皆さん「スクワットをしたほうがいいとテレビで見た」、「YOUTUBEでスクワットの方法を調べてやったのに」という方が多いです。健康目的、膝関節症の予防、ダイエット目的で頑張っていたのに、痛めてしまうのは悲しいことです。

 

スクワットは膝に悪いのか?

スクワットは足腰を鍛えるのに非常に効果的ですし、正しいスクワットは膝に負担を極力かけずに行うことができるトレーニングです。下半身の主要な筋肉を使うため、代謝向上も期待できます。

ただし、膝への負担を減らすには、正しいフォームであることが条件です。

よく言われる悪いフォームの一例としては、しゃがんだときに、膝がつま先よりも出ている、膝が脛によりも内を向いている等が挙げられます。これは自分で意識していてもできていないことがあります。

また、個人の骨格、筋力、運動歴、股関節の柔軟性、膝関節の変形度合、既往歴(靭帯・半月板損傷があったか)、目的などで大きく変わります。したがって、動画で見た通りでスクワットをおこなっても、正しくない可能性があります。

 

正しいスクワットを身につけましょう。

基本的なスクワットは膝へ負担が掛からないように行うことが重要です。当院では、健康のためにおこなっているエクササイズ、ストレッチ、トレーニングのフォームや方法が正しいか等の指導もしております。また、パーソナルトレーニングも可能です。

膝の痛みに対する治療もおこなっています。関節注射、鍼灸、運動療法、手技療法などを組み合わせて治療します。

スクワットをしているときの膝の痛みが、筋肉痛だと思って間違ったフォームで続けていると膝関節を痛めたり、腱の炎症、腰痛を起こすこともありますので、お悩みの際はすぐにご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

院長経歴

平成14年近畿大学 医学部 卒業

平成14年関西医科大学 医学部 麻酔科教室 入局

平成16年河内総合病院 麻酔科 勤務平成17年関西医科大学 医学部付属病院 勤務

平成18年関西医科大学 附属枚方病院 勤務平成23年関西医科大学 附属滝井病院 勤務

平成25年松本病院 内科・麻酔科勤務

平成27年こじまクリニック 開院

平成31年医療法人知命会 設立

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

診療科:ペインクリニック・整形外科・疼痛緩和内科

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