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スクワットによる膝関節痛

スクワットで膝を痛める事例が増えています。

タイトルの通り「スクワットしていて膝を痛めた」という患者様が多くみられます。スクワットといっても自重、ウェイト、種目の違いがありますが、多くはスタンダードな自重スクワットです。

スクワットで膝を痛める患者様が多い背景には、社会的に健康意識が高まっていることも関係していると思います。また、皆さん「スクワットをしたほうがいいとテレビで見た」、「YOUTUBEでスクワットの方法を調べてやったのに」という方が多いです。健康目的、膝関節症の予防、ダイエット目的で頑張っていたのに、痛めてしまうのは悲しいことです。

 

スクワットは膝に悪いのか?

スクワットは足腰を鍛えるのに非常に効果的ですし、正しいスクワットは膝に負担を極力かけずに行うことができるトレーニングです。下半身の主要な筋肉を使うため、代謝向上も期待できます。

ただし、膝への負担を減らすには、正しいフォームであることが条件です。

よく言われる悪いフォームの一例としては、しゃがんだときに、膝がつま先よりも出ている、膝が脛によりも内を向いている等が挙げられます。これは自分で意識していてもできていないことがあります。

また、個人の骨格、筋力、運動歴、股関節の柔軟性、膝関節の変形度合、既往歴(靭帯・半月板損傷があったか)、目的などで大きく変わります。したがって、動画で見た通りでスクワットをおこなっても、正しくない可能性があります。

 

正しいスクワットを身につけましょう。

基本的なスクワットは膝へ負担が掛からないように行うことが重要です。当院では、健康のためにおこなっているエクササイズ、ストレッチ、トレーニングのフォームや方法が正しいか等の指導もしております。また、パーソナルトレーニングも可能です。

膝の痛みに対する治療もおこなっています。関節注射、鍼灸、運動療法、手技療法などを組み合わせて治療します。

スクワットをしているときの膝の痛みが、筋肉痛だと思って間違ったフォームで続けていると膝関節を痛めたり、腱の炎症、腰痛を起こすこともありますので、お悩みの際はすぐにご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

院長経歴

平成14年近畿大学 医学部 卒業

平成14年関西医科大学 医学部 麻酔科教室 入局

平成16年河内総合病院 麻酔科 勤務平成17年関西医科大学 医学部付属病院 勤務

平成18年関西医科大学 附属枚方病院 勤務平成23年関西医科大学 附属滝井病院 勤務

平成25年松本病院 内科・麻酔科勤務

平成27年こじまクリニック 開院

平成31年医療法人知命会 設立

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

診療科:ペインクリニック・整形外科・疼痛緩和内科

〒554-0013 大阪市此花区梅香1丁目21番12号

TEL:06-6466-1717

 

アクセス

電車でお越しの方

JR大阪環状線駅からの順路.. 西九条駅から徒歩9分

西九条駅から大阪シティバス(56号・59号・79号・81号)に乗車、此花朝日橋バス停下車すぐ

阪神なんば線駅からの順路…千鳥橋駅から徒歩3分


ぺインクリニックでの鍼灸療法・漢方療法

当院では、東洋医学的治療法(漢方、鍼灸)も取り入れています。

慢性痛はとても複雑な病態です。そのため鎮痛薬の内服、神経ブロック注射で改善しない例もあります。慢性痛の治療は幅広い知識を用いて、痛みをできるだけ感じないようにしていく方法が必要となります。

 

東洋医学の優れている点

痛みの治療に時間を要するものでは、侵襲性の低い治療法が求められることもあります。

(侵襲性とは、身体を傷つける行為全てをいいます。投薬、注射、手術など)。

鍼灸療法、漢方療法は、鎮痛薬の内服や神経ブロック注射と比較すれば侵襲性の低い方法だと言えます。

特に、鍼灸治療は腰痛や肩こりなどの筋骨格系の痛みに対して有効です。また、内服治療においても漢方薬を併用しています。慢性痛の治療には血流を改善させることも重要です。患者様の東洋医学的な状態を考慮し、体を温める作用がある漢方なども処方します。

 

まとめ

慢性痛は多角的な治療法を組み合わせることが必要です。そのひとつが東洋医学的治療法です。治療が長期にわたる場合は、神経ブロック注射と併用して鍼灸治療をおこなったり、漢方を処方することが慢性痛に効果的な場合があります。患者様の病態・症状を総合的に判断して治療法を提案させていただきます。

 

スタッフ全員で治療にあたります。

当院では医師、看護師、鍼灸師、柔道整復師が在中しています。スタッフそれぞれの専門性を駆使して、患者様の痛みが少しでも楽になるように治療させていただきます。

慢性痛でお困りの際はお気軽にご相談ください。

 

 

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

 

 

院長経歴

平成14年近畿大学 医学部 卒業

平成14年関西医科大学 医学部 麻酔科教室 入局

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当院の高濃度ビタミンC点滴

ビタミンCは健康や美容面においても必要不可欠であるということは、周知の事実だと思います。からだに良いことは知っていも、意識的に摂取することが疎かになりがちですし、経口摂取や腸から吸収されるビタミンC量にも限度があります。

 

高濃度ビタミンC点滴は血液中にビタミンCを投与することで、体全体にビタミンCを行きわたらせて、ビタミンCの効果を最大限良くすることができます。

 

高濃度ビタミンC点滴の効果・効能

★メラニンの合成抑制

★コラーゲン合成促進

★抗酸化作用

★疲労回復・抗ストレス作用

★肌の保水力促進

★皮脂の過剰分泌抑

★免疫力向上

★抗がん作用

★抗アレルギー作用

 

以上の効果が期待できます。

詳しくは当院の高濃度ビタミンC点滴療法のページをご覧ください。

 

まとめ

高濃度ビタミンC点滴は健康維持に最適です。もちろん、体調を崩しがちな方にもオススメです。

当院では高濃度ビタミンC点滴に併せて、鍼灸療法やマッサージ療法を受けていかれる方が多いです。お身体のトータルメンテナンスにもなりますし、オススメです。

 

 

 

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

 

 

院長経歴

平成14年近畿大学 医学部 卒業

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平成18年関西医科大学 附属枚方病院 勤務平成23年関西医科大学 附属滝井病院 勤務

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変形性膝関節症の症状、原因、予防と当院の治療法

今回は膝の痛みと変形性膝関節症についてお話します。

 

膝が痛くなる原因は様々ですが、変形性膝関節症は膝の痛みの代表格とも言えます。

50代以降から変形性膝関節症の患者が増加する傾向にあります。

 

変形性膝関節症の症状

 

 

変形性膝関節症の原因

 

①     加齢

最も多い原因は加齢です。関節のクッションである軟骨が繰り返しかかる膝への負荷によって長い年月をかけてすり減っていくことで発症します。

軟骨がすり減って関節の隙間が狭くなっていくことで変形性膝関節症が進行します。軟骨が極端に損傷したり、消失するほどになると骨への負担が高まってしまうと関節の中にトゲ(骨棘)が形成されて痛みが悪化します。膝が痛くなると、歩行や運動をどうしても避けてしまいます。そうなると膝を支える筋肉が更に衰えてしまい、変形の進行を早めてしまいます。

 

②     肥満

肥満は年齢に関係なく、変形膝関節症のリスクを高めます。膝は歩くときに体重の3倍の重さがかかります。階段の上り下りとなると7倍に跳ね上がります。

体重が増えれば増えるほど、膝の負担が増大していきます。特に急激に体重が増えた場合は要注意です。

 

③     性差

変形性膝関節症は女性に多くみられます。

加齢の項目でもあげたように、筋力の低下によるものが原因のひとつです。

筋力というのは、男性ホルモンの影響を受けますので、基本的には女性は男性より筋肉量が少ない傾向にあります。筋肉の力で膝関節を支える力が弱いため、軟骨などへのダメージが蓄積しやすいです。

 

また、女性は閉経後に骨粗鬆症が発症しやすくなります。これは骨を形成する女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が低下してしまうことに原因があります。

骨粗鬆症になるということは、関節を構成する骨にもダメージが蓄積しやすいというこ

とになります。

 

④     仕事・スポーツ

膝を酷使する仕事、スポーツなどもリスクを高めます。力仕事やしゃがむ姿勢が多い仕事

サッカー、バスケットボール、バレーボールなどダッシュやジャンプを頻繁に繰り替えしおこなう様なスポーツは膝への負担が高まります。

 

⑤     過去の外傷が原因

スポーツや事故によって膝関節の靭帯断裂、半月板損傷などの経験がある方は、リスクが高まります。膝の靭帯が緩んでいたり、断裂していたり、靭帯再建術を受けていたとしても、膝関節が通常よりも不安定になっているため

 

 

変形性膝関節症の予防・対策

 

いくつか原因を挙げましたが、これらに共通して言えることがあります。

運動不足、筋力不足が悪化する共通の要素です。

 

変形性膝関節症の多くは筋力低下が起因します。

 

筋力が低下する原因は病的なものを除けば、運動不足、活動量低下、加齢、栄養不足によるものがほとんどです。

 

意識的に運動をおこなったり、トレーニングをおこなうことでリスクを軽減することができます。もちろん、タンパク質を中心としたバランスの良い食事も大切です。

 

厚生労働省が提唱しているガイドラインに記載されている運動量に達していない方は要注意です。

過去のコラムに詳しく記載していますので、そちらをご覧ください。

 厚生労働省の運動と健康のガイドライン

当院での治療法

激痛、歩行にも支障が出ている:局所麻酔薬を関節内、関節周囲の組織に注射します。必要であれば、不必要にたまっている関節液を抜きます。

 

痛みはあるが、歩行に支障はない:必要であれば関節注射をおこないます。筋肉や関節の可動域に問題があることも多いため、マッサージ療法、鍼灸、運動療法を併用します。状態に応じて筋力トレーニングなども指導します。

 

時々膝が痛むときがある;変形は進行している可能性があります。膝関節を守るために、筋力トレーニングをおこないます。

 

まとめ

 

変形性膝関節症は様々な要因がありますが、多くは運動不足と筋力不足が起因します。

厚生労働省の提唱する運動量に達していない方は、特に意識して運動とトレーニングを取り入れましょう。

当院では、変形性膝関節症の治療だけではなく、予防のためのパーソナルトレーニングも実施しています。

 

お困りの際はぜひご相談ください。

 

コラム監修医師

 

 

 

こじまクリニック 院長

 

小島 研太郎

 

院長経歴

 

平成14年近畿大学 医学部 卒業

 

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仙腸関節障害(仙腸関節炎)の症状・原因:当院の治療法

 仙腸関節障害(仙腸関節炎)の症状、当院の治療法

今回は仙腸関節障害(仙腸関節炎)についてお話しさせていただきます。

仙腸関節とは

仙腸関節という関節の名前を聞いたことある人はいらっしゃるのではないでしょうか?

仙腸関節は仙骨と腸骨(骨盤)で構成される関節で左右一対あります。仙腸関節は体幹と脚を繋げている関節で、上半身の重さ、衝撃などを受け止めています。非常に強固な靭帯で覆われた関節であり、動いても2~4mm程度と言われています。

 

仙腸関節障害(仙腸関節炎)の原因

上述しましたように、仙腸関節は動いても数mmです。仙腸関節に負荷が蓄積したり、交通事故のような強い外力によって靭帯が損傷して炎症を起こしたり、妊娠・出産・産後経験により靭帯が緩んだり、伸びたりすることで痛みを引き起こします。また、股関節が硬いと仙腸関節へ負荷が集中しやすくなり、仙腸関節障害を起こしやすくなります。

仙腸関節障害を発症しやすい方の特徴

・妊娠中・出産・産後経験のある女性

・重いものを持つ仕事

・同じ方向への体重移動、片足への過重などを強いられるもの(ライン作業、調理場)

・スポーツ(特に片足をよく使うもの)

・長期的な中腰姿勢による負荷

 

仙腸関節障害(仙腸関節炎)の症状

特徴的な症状は仙腸関節部の痛みです。尾骨から少し斜め上に進むと左右に骨盤の出っ張りがあり、その周辺に痛みが出ます。他には腰痛、殿部痛、脚まで痛みが及ぶこともあります。下肢への症状は椎間板ヘルニアなどの神経症状と似ています。実際に坐骨神経痛が出ることもありますし、変形性腰椎症を合併することもありますので、早めの対処と検査を受けることが重要です。.

 

日常生活では以下の症状を訴える方が多いです。

・長く座っているのが辛い

・痛い方を下にして寝ることができない

・片足立ちや、片足に体重をかけると痛みが強くなる

・歩くよりも走る方が痛い

・歩いていると痛みが落ち着いてくる

 

仙腸関節障害の治療法

当院では仙腸関節障害に対して保存療法をおこなっています。多角的な治療法を組み合わせて提案させていただきます。

①     薬物治療

炎症止め・痛み止めの薬を使用します

②     神経ブロック注射

仙腸関節に対して局所麻酔を注射します。特に痛みが強い急性期のときにおこないます。

③     手技療法・マッサージ療法・鍼灸療法・運動療法・ストレッチ等

仙腸関節周囲の筋肉(大殿筋・梨状筋)や硬くなっている股関節などがアプローチして、仙腸関節への負担を減らします。

当院では患者様の状態、痛みの強さに合わせて上記の治療法を組み合わせて提案させていただきます。

まとめ

日常的な負荷や妊娠出産産後経験、交通事故などによって仙腸関節に異常をきたします。仙腸関節障害は慢性化しやすく、早期に多角的な治療をおこなっていくことが重要です。神経ブロック注射を行ないながら股関節の柔軟性を改善させていくこと、仙腸関節に関連する梨状筋などの硬さを改善することが必要です。

仙腸関節障害かな?と思われた方は一度ご相談ください。

コラム監修医師

 

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

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腰椎椎間板ヘルニアの症状とチェック法

 今回は腰椎椎間板ヘルニアのセルフチェック法についてお話します。

腰椎椎間板ヘルニアの詳しい情報はこちらもご覧ください。

腰椎椎間板ヘルニアと診断されたら?

椎間板ヘルニアとは

 

多くの方は、もしも腰が立てないほど痛み、日常生活に支障をきたして仕事やスポーツが困難である場合はすぐに病院へ行かれると思います。

しかし、症状が比較的軽微であれば整形外科やぺインクリニックを受診せずに市販の痛み止めで我慢している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もしも、日常的に腰痛があり、些細な動きで腰痛が増悪し、お尻や太ももの裏に痺れが出る場合は腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。

 腰椎椎間板ヘルニアは自然治癒する例もありますが、じわじわと悪化してしまい排尿障害・排便障害を起こすと大変です。

そうなる前に腰椎椎間板ヘルニアの治療と対策をおこない、私生活の改善を考える必要があります。

 

 腰椎椎間板ヘルニアは以下の症状がみられることが多いです。

自覚症状チェックリスト

□時々、急激な腰痛が起こる(ぎっくり腰のような)

□太ももの裏や足に違和感・しびれ・不快感がある

□座っていることが辛い

□長時間立っていることが辛い

□慢性的に腰痛がある

□前かがみになる家事・生活動作が辛い

→掃除機、炊事、洗濯ものを取り入れる、靴下を履く、顔を洗う、様式トイレから立ち上がるなど

 

複数当てはまる方は要注意です。

  

腰椎椎間板ヘルニアのセルフチェック

腰椎椎間板ヘルニアは簡易ではありますが、チェックすることが可能です。

 

※注意点

腰椎椎間板ヘルニアを確定するものではありません。

精査にはMRI、レントゲンなど画像所見で確認する必要があります。現在ではMRIが最も無侵襲で精査できます。

 

すでに痛みが激痛で立って歩くことも困難な場合は、セルフチェックはしないようお願いいたします。

 

①     立位前屈テスト

立った姿勢のまま前屈します。

 

腰椎の椎間板は前屈動作で刺激されやすいです。逆に腰を反るような後屈動作では刺激されにくいです。

椎間板ヘルニアが疑われる場合は前屈時に腰痛が増悪したり、太ももや足先にしびれが出現します。

 

② SLRテスト 下肢伸展挙上テスト

仰向けになり、片方の足の膝を伸ばしたまま挙上させます。

正常であれば、70度以上は痛みなく挙上することができます。

坐骨神経の領域に異常がある場合は、70度以下、ひどい場合は30度も痛み・しびれが生じて挙上が困難になります。

 

他にもチェック可能なものはありますが、簡易でわかりやすいチェック法はこの2点です。

決してご自身で断定せずに、ヘルニアかも?と感じた場合はすぐに当院にご相談ください。

 

まとめ

腰椎椎間板ヘルニアは放っておくと悪化します。

そのためにはいち早く気づき、治療と対策をする必要があります。

手術が必要になる前に、治療を受けましょう。

 

当院では、腰椎椎間板ヘルニアに対して包括的な治療をご提案させていただきます。

神経ブロック注射だけではなく、姿勢の改善、筋力の強化、柔軟性向上、筋肉のコリなどを手技療法、運動療法、鍼灸療法、マッサージ療法を併用して治療します。

 

痛みを取り除き、椎間板を刺激しないような動作や体を目指しましょう。

 

コラム監修医師

 

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

 院長経歴

平成14年近畿大学 医学部 卒業

平成14年関西医科大学 医学部 麻酔科教室 入局

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腰椎椎間板ヘルニアと診断されたら手術が必要か?

病院にいったら椎間板ヘルニアと言われ、手術を勧められて

手術をすべきか悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。

 

腰椎椎間板ヘルニアと診断されても必ずしも手術は必要でありません。

 

歩けないほどの痛みがある場合は手術を検討した方がいい場合もありますが、

腰痛や神経痛がコントロール可能であれば保存療法を続けていく選択肢もあります。

 

腰椎椎間板ヘルニアは、神経痛を主訴とします。

一般的には腰痛と坐骨神経痛が多くみられ、お尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先まで神経痛を起こします。

 

神経痛はヘルニアによって神経が圧迫されることで起こりますが、腰痛はその限りではありません。

 

腰椎椎間板ヘルニアの時に感じている腰痛は、筋肉の緊張、筋力不足、筋肉のコリ等が原因のひとつなっている可能性があります。

 

 

腰椎椎間板ヘルニアと筋肉のコリ

 

まず簡単に腰椎椎間板ヘルニアによる神経痛の説明をします。

 

腰椎は前屈(前かがみ)の姿勢によって椎間板を押しつぶす力が掛かります。

椎間板が潰れてしまいその中身である髄核(ずいかく)という組織が飛び出て神経を刺激することで、坐骨神経痛などの症状を起こします。坐骨神経痛は腰から臀部、太もも、ふくらはぎから足先までに至ります。

 

腰椎椎間板ヘルニアを患ってしまう方の多くは日常的に腰椎に過剰な負荷がかかってしまっていることが原因になります。この過剰な負荷は椎間板だけではなく、筋肉にも掛かっています。神経の圧迫と並行して、背中・腰・殿部の筋肉が硬くなり痛みやだるさを起こしていると言っていいでしょう。

 

ヘルニアを対処せずに放っておくとどんどん悪化し、痛みでストレッチや軽い運動すら困難となり、ご自身でセルフケアを行うことも辛い状態となってしまいます。早期に神経痛に対する治療と並行して筋肉のコリや硬さを改善させていくことも重要です。

 

腰痛やしびれがあり、診断上では椎間板ヘルニアだとしても、神経痛がコントロールできる範囲であれば筋肉のコリを改善することで痛みがかなり楽になることもあります。そうなれば、手術をせずに済みます。

不良姿勢を改善し、椎間板への負荷が軽減することで自然治癒可能性があります。

手術を検討するにはそれからでも遅くはありません。

 

当院での腰椎椎間板ヘルニアに対する治療

 

神経痛に対しては神経痛ブロック注射を施行します。日を分けて数回神経ブロック注射を行ない、経過をみていきます。

こちらの神経ブロック注射のコラムもご覧ください。

硬膜外ブロック注射

 

神経ブロック注射と並行して、姿勢の改善や筋肉のコリを解消させるための治療をおこないます。マッサージ療法、手技療法、鍼灸療法、運動療法などを患者様に合わせて提案します。

 

まとめ

 

腰椎椎間板ヘルニアは必ずしも手術が必要ではありません。

症状の強さ、生活への影響、治療効果なども加味したうえで検討するのが良いでしょう。

痛みのコントロールが可能であれば、悪化しないように神経痛、体の柔軟性、姿勢、筋肉のコリなどを改善することで悪化を防ぎ、自然治癒を待つのもひとつです。

 

神経痛を主訴としますが、筋肉のコリなどが合わさっていることが多いです。

当院では腰椎椎間板ヘルニアに対して多角的な治療法をご提案させていただきます。

 

お困りの方はお気軽にご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

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梨状筋による坐骨神経痛(梨状筋症候群)

今回は筋肉に圧迫されて起こる坐骨神経痛についてお話します。

 

坐骨神経痛とは、坐骨神経が何らかの原因で圧迫されて痛みを引き起こしている状態です。

 

坐骨神経痛には必ず原因があります。

腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、脊柱管狭窄症、腰椎の捻挫など・・・

これらは腰椎の変質、変形によって坐骨神経を圧迫します。

 

それ以外には、梨状筋(りじょうきん)と呼ばれる筋肉によって坐骨神経痛が引き起こされることがあります。梨状筋症候群とも呼ばれています。

 

梨状筋とは

 

梨状筋は仙骨の全面から大腿骨の大転子に付着します

骨盤の真ん中前側から太ももの骨の内側に向かってつくイメージです。

 

梨状筋の主な作用

①     股関節の外旋(つま先を外に倒す方向)

股関節を60~90度屈曲(腰くらいにもも上げ)では内旋作用(内股にする)

 

②     股関節の安定

歩いているときに股関節ぶれないように、他の筋肉と連動

 

梨状筋と坐骨神経の位置関係

 

図をみていただくと一目瞭然です。

梨状筋2

 上記の青いものが梨状筋

坐骨神経

梨状筋坐骨神経

黄色の太いホースのようなものが坐骨神経です。

このように梨状筋の下から坐骨神経が出てきています。

 

このような位置関係にあるため、梨状筋が異常を起こすと坐骨神経痛を起こします。

 

 

 

梨状筋が緊張を起こす原因

 

長時間の座位、股関節や下半身の運動不足、スポーツやオーバートレーニング(ケア不足)などが原因になります。

 

梨状筋症候群の症状

 

椎間板ヘルニアと類似した症状を呈するため、鑑別が必要です。

 

坐骨神経痛によって、お尻から下に向かって痛みが起こります。

坐骨神経は腰椎の4番目と5番目から出ていますが、その部分ではなく梨状筋の部分で圧迫されます。

 

個人差はありますが、どちらかといえば腰痛よりはお尻の痛みが症状に出やすいと言えます。

 

 

※坐骨神経痛の症状

鋭い痛み、熱感、麻痺、灼熱感(焼けるようなピリピリした痛み)、足を地面に着けると痛む

 

治療法

 

神経ブロック注射、マッサージ療法、運動療法などを併用した治療が有効です。

 

神経ブロック注射で坐骨神経の炎症や興奮を抑制します。

梨状筋の緊張を取り除き、柔軟性を改善させるために、マッサージ療法、ストレッチ等も必要です。

 

一度治まったとしても、生活習慣を変えなければ再発していまいます。

セルフケアや日常の注意点なども指導させていただきます。

 

セルフケア

殿部(おしり、股関節)のストレッチ、セルフマッサージが効果的です。

 

セルフマッサージはテニスボールを用いるのがオススメです。

ストレッチ法、テニスボールの当てるポイントは股関節の柔軟性の個人差によって強度を変える必要があるため、直接指導を受けことがオススメです。

セルフケアの指導は、当院の治療スタッフがマンツーマンでさせていただきます。

 

まとめ

梨状筋は股関節の筋肉です。

 

緊張を起こしたり、硬くなると坐骨神経を圧迫して坐骨神経痛を起こします。

梨状筋が坐骨神経痛を起こすものを梨状筋症候群と言います。

梨状筋症候群は椎間板ヘルニアと類似した症状のため、鑑別が必要です。

 

神経ブロック注射、マッサージ療法、運動療法などを併用して治療するのが有効です。

 

梨状筋症候群は複合的・多角的な治療をおこなうことが重要です。

 

コラム監修医師

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僧帽筋による首こり・肩こり

今回は僧帽筋による肩こりについてお話します。

 

僧帽筋とは

 

僧帽筋は表層に存在し、背中、首、肩にかけて存在する大きい筋肉です。

僧帽筋は上部・中部・下部で筋肉の繊維の方向が違うのが特徴です。

上部中部下部で作用が違います。

 

僧帽筋の働き

僧帽筋は首と肩甲骨の動きに大きく関与します。

僧帽筋全体

 

上部繊維(または下行部)

肩甲骨と鎖骨外側を上方に引き上げる…肩をすくめるような動作

首を横に倒したり、上を向いたりする

ラグビー選手やレスリング選手、北斗の拳のキャラクターのような太い首はこの部分の発達によってみられます。

僧帽筋の中でもいわゆる”肩こり”の時に悪さをしている部分です。

肩甲骨の上方回旋・内転・挙上 

頚部の伸展、側屈

僧帽筋上部

 

 

中部繊維(横行部)

肩甲骨を内転させる…胸を張るような動作

猫背の方は、僧帽筋の中部繊維の筋力が弱いことがあります。

 

僧帽筋中部

 

下部線維(上行部)

肩甲骨の上方回旋・内転・下制

 僧帽筋下部

 

僧帽筋が緊張を起こし、コリを起こす原因

 

①     長時間の緊張状態

毎日のデスクワーク、長時間の運転などにおいて、肩がすくむような姿勢でいることにより

僧帽筋の上部繊維が常に緊張状態となります。一般的想像される”肩こり”の部分が、カチカチになります。

 

②     運動不足

僧帽筋全体においては、運動不足による血行不良も考えられます。僧帽筋は主に肩甲骨を動かす筋肉であり、ダイナミックな動きを得意としています。デスクワークや長時間

の運転は肩甲骨を大きく使うことが出来ず、血行不良を起こします。

 

③     力仕事、ハードトレーニングによる緊張

運動不足とは真逆になりますが、使い過ぎによって僧帽筋が過緊張を起こしてしまうこともあります。

重たいリュックサック、ハードなトレーニング、荷物を運ぶ等が当てはまります。

 

 

 

僧帽筋による症状の特長

 

僧帽筋は肩や首の張り感、重さ、凝り、背中のだるさを引き起こします。

また、上部繊維が慢性的な緊張を起こしていると、肩が盛り上がったようにみえます。

 

 

僧帽筋の治療法

 

トリガーポイントブロック、手技療法、マッサージ療法、鍼灸療法、運動療法などを併用しておこないます。

 

僧帽筋は表層の筋肉ですので、マッサージ療法で血行を改善させやすいと言えます。ストレッチも簡単で硬い方は伸びを感じやすい筋肉です。

 

患者様の状態に合わせて運動不足を解消させ、筋力をつけるためにパーソナルトレーニングを提案させていただくこともあります。

 

僧帽筋のセルフケア

ストレッチで伸ばすことが効果的です。

 

僧帽筋上部のストレッチ

僧帽筋スト

 左側の僧帽筋上部にストレッチをかけています

大事なポイント

①首は真横ではなく、少し斜めに倒す

②肩甲骨をロックする。

左手をご覧ください。丸椅子を掴むことで、左の肩甲骨をロックすることができます。肩甲骨が固定されることで、僧帽筋上部繊維をより伸ばすことができます。手ごろな椅子がない場合は、手のひらをお尻の下で踏んづけても同様の作用が期待できます。

 

赤く塗りつぶしているところに効いている感じがあればOKです!

僧帽筋 ストレッチ

 

まとめ

 

僧帽筋は3つの繊維にわけることができます。特に上部繊維が凝りやすく、日常的に緊張を起こします。

 

僧帽筋の治療にはトリガーポイントブロック注射や、運動療法、マッサージ療法、パーソナルトレーニングが有効です。患者様に合わせて治療方針をご提案させていただきます。

 

肩・首の凝りでお困りの際は当ぺインクリニックまでご相談ください。

 

多角的な肩こり治療をご提案させていただきます。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

診療科:ペインクリニック・整形外科・疼痛緩和内科

〒554-0013 大阪市此花区梅香1丁目21番12号

TEL:06-6466-1717

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腰方形筋による腰痛(筋筋膜性腰痛症)

今回は腰方形筋によって起こる腰痛ついてお話します。

 

腰方形筋とは

 

腰方形筋とは、骨盤(腸骨稜)から腰椎(腰椎横突起)、肋骨(12番目)に付着する筋肉です。

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マニアックに掘り下げると、腰方形筋は、骨盤から肋骨に向かう外側繊維と、骨盤から腰椎に向かう内側繊維があります。外と内の繊維のはっきりとした機能の違いは解明されてはいません。

 

解剖学的には、脊柱起立筋や腹筋群よりも、更に深い位置に存在しています、

 

腰方形筋が筋筋膜性腰痛症の原因になります。

筋筋膜性腰痛症については→こちらの記事をご覧ください。

 

腰方形筋の作用

 

腰方形筋は、片側だけの作用と両側の作用があります。

 

両側の作用

・腰部伸展

背筋を後ろ反らすような動作

・12肋骨の固定

努力呼吸時に12番目の肋骨を固定します。努力呼吸とは、全力で運動したあとの呼吸や、異常時に起こる呼吸です。

 

・腰椎の安定

 

 

片側のみの作用

・腰部側屈

体幹を真横にお辞儀させるような動きです。

 

 

・片側の骨盤挙上

片方のお尻を挙げるような動作に関与します。

脳卒中患者様の歩行時の代償動作などにみられます。

 

・中殿筋と筋膜で連結

 

硬化・緊張・コリ、急性の損傷を起こす理由

 

基本的に他の腰回りの筋肉と同じ様に使い過ぎ、姿勢の悪さで硬化します。

反り腰の方は、腰方形筋が持続的に緊張している可能性があります。

 

急性の損傷は、前かがみの姿勢、荷物を持ち上げるときに発生しやすいです。

上記の動きは腰方形筋が伸びる姿勢になるため、元々硬く緊張している方は筋肉の損傷を起こしやすいです。いわゆるぎっくり腰ですね。

 

 

腰方形筋による腰痛

 

腰の奥の方が痛むような腰痛を起こします。

腰方形筋がトリガーポイントとのなり、以下の図の位置に痛みを発生させることがあります。

腰方形筋TP

 

また、中殿筋と筋膜で連結しており、中殿筋が硬くなることで腰方形筋を伸張させ、緊張を起こすこともあります。

 腰方形筋連結

腰方形筋の治療

基本的には、運動療法、手技療法、鍼灸療法、マッサージ療法を用いて腰方形筋の改善を図ります。

後述しますが、腰方形筋はストレッチで効かせることが難しく、効いているのかわかりにくい筋肉です。その点を踏まえて、有効なストレッチを指導させていただきます。

 

痛みの強さ、日常生活動作が困難な程の激痛である場合、神経ブロック注射、トリガーポイントブロックを行なう場合もあります。

 

腰方形筋のセルフケア

 

腰方形筋はストレッチが可能ですが、非常に伸びを感じにくく伸ばしにくいです。

特に腰痛持ちの方が行うとかえって痛みを起こしたり、腰を痛める可能性があります。

 

腰方形筋ピンポイントで伸ばそうとせず、腰やお尻を全体的に伸ばすことをお勧めします。

 

 

また、指圧機やフォームローラーなどでのセルフマッサージも腰方形筋に効かせることは困難と言えます。

筋膜で連結している中殿筋をほぐすのがオススメです。

テニスボール等で、お尻の真横から斜め後ろ程を寝転んでグリグリをほぐしてあげましょう。

 

まとめ

 

腰方形筋は筋筋膜性腰痛症の原因になります。

 

治療には、手技療法、運動療法、鍼灸療法、マッサージ療法をベースにおこないますが

激痛であったり、日常生活動作に支障をきたしている場合は神経ブロックやトリガーポイントブロックもおこないます。

 

セルフケアは可能ですが、ストレッチでピンポイントに効かすことが難しいです。

当院でストレッチ指導をさせていただきます。

 

腰痛でお困りの際は当ぺインクリニックまでご相談ください。

多角的な腰痛治療をご提案させていただきます。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

診療科:ペインクリニック・整形外科

 

〒554-0013 大阪市此花区梅香1丁目21番12号

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