タグ別アーカイブ: 肩こり

女性に多い肩こりの原因・治療法・予防法

肩こりは女性に多い症状のひとつです。

女性に多い理由として、男性と比較すると首、背中、肩の筋力不足、ホルモンバランスが変化しやすい、血流の悪さなどがあります。

 

女性の肩こりに多い原因

一般的に男性と比べて筋力不足、筋肉量が少ないことが大きな違いでしょう。

女性は弱い筋力で頭を支える必要があるため、頭を保持する筋肉の負担が増えてしまいます。そうすると筋肉が緊張し、頭痛や肩こりを起こします。

また、肩こりは血管を圧迫して血流を悪くするため、身体に疲労物質が蓄積され、肩こりがなかなか解消されず、さらなる凝りや頭痛、めまいなどのほかの症状の原因にもなっていきます。

ホルモンバランスの影響も、男性との大きな違いです。

月経によって女性ホルモンのバランスに不調が起こると、自律神経の働きが乱れてしまい、肩こりを起こすことがあります。

女性ホルモンにはプロゲステロン・エストロゲンという二種類のホルモンがあります。月経の周期によってホルモンの影響が変化し、筋肉の緊張を高めることがあります。

特にエストロゲンは更年期に入るとホルモン量が低下し、自律神経が乱れ、血液住管が悪化し、筋肉に酸素や栄養が回りにくくなることで肩こりを起こすこともあります。

 

女性の肩こりを予防に大切なこと

肩こりの予防法、対策を簡単に説明します。

・筋トレをする
特に、背筋を鍛えることが効果的です。頭部を支える筋肉は首の後ろから背中までついています。筋肉に力を込めることでも、血流はよくなります。
背筋を自重運動で鍛えるのはコツがいりますので、当院のスタッフによる指導を受けられることを推奨します。

・肩・首・背中のストレッチや運動をする
筋肉の緊張を緩和させるために、伸ばしたり、肩甲骨を動かしたりが効果的です。

・リラックスする(趣味、ヨガ、深呼吸、音楽を聴くなど)
ストレスで自律神経が乱れやすい方は、意識的に深呼吸をする時間を作りましょう。

・温める(お風呂、お灸、心地よいものならOK )
いきなり筋トレは難易度が高いですが、簡単な運動や深呼吸はすぐできますので、ぜひお試しください。
筋トレは習慣化させることが重要ですから、体に染みつくまで当院のパーソナルトレーニングを受けることを推奨します。

 

当ペインクリニックでの治療法

神経ブロック注射、トリガーポイント注射、薬物療法、鍼灸療法、運動療法、手技療法、パーソナルトレーニング(筋力補強)などを組み合わせて治療します。

まとめ

女性の肩こりは、筋肉の緊張を取り除き、血流を改善させて、筋力をつけることが重要です。
日ごろから筋肉を使うような意識を持ち、リラックスできる時間を活用することで肩コリが緩和します。

筋トレは自分一人ではなかなか続きませんので、当院で治療を受けながらパーソナルトレーニングを受けることもオススメします。

 

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

院長経歴

平成14年近畿大学 医学部 卒業

平成14年関西医科大学 医学部 麻酔科教室 入局

平成16年河内総合病院 麻酔科 勤務平成17年関西医科大学 医学部付属病院 勤務

平成18年関西医科大学 附属枚方病院 勤務平成23年関西医科大学 附属滝井病院 勤務

平成25年松本病院 内科・麻酔科勤務

平成27年こじまクリニック 開院

平成31年医療法人知命会 設立

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

診療科:ペインクリニック・整形外科・疼痛緩和内科

〒554-0013 大阪市此花区梅香1丁目21番12号

TEL:06-6466-1717

 

アクセス

電車でお越しの方

JR大阪環状線駅からの順路.. 西九条駅から徒歩9分

西九条駅から大阪シティバス(56号・59号・79号・81号)に乗車、此花朝日橋バス停下車すぐ

阪神なんば線駅からの順路…千鳥橋駅から徒歩3分


肩や首に痛みをおこす頸肩腕症候群

 整形外科やぺインクリニックを受診されて頸肩腕症候群と診断されたという方は沢山いらっしゃると思います。当院でも頸肩腕症候群と診断することは多々あります。

 

今回は、現代病ともいえる頸肩腕症候群についてお話しさせていただきます。

 

頸肩腕症候群とは、その名の通り首・肩・腕に症状が現れるものをいいます。病名ではなく、複数の症状の組み合わせを総称しています。

 

頸肩腕症候群の症状がみられるものには、頚椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、頸部脊柱管狭窄症、筋筋膜性疼痛症などがあります。

 

頸肩腕症候群がどのような病態が起こっているかを診断することが必要です。

 

また、レントゲンやMRIに異常がみられないものも頸肩腕症候群になります。

 

 

頸肩腕症候群の原因・症状

 

頸肩腕症候群は肩こり、首こり、腕のだるさ、しびれ、不快感などを呈します。首、肩、腕の症状をすべてひっくるめてもらって構いません。

 

原因は、肩こりや首こりと同様です。

繰り返し長時間にわたって首や肩、腕を酷使していることが原因になります。

 

長時間のデスクワーク、パソコン作業、スマートフォン操作など

日常的な不良姿勢(猫背、ストレートネック、巻き肩など)

 

他にはスポーツによる筋疲労、関節への負担によっても起こります。

 

頸肩腕症候群の治療

 

症状に応じて様々な治療法を併用して行うことが必要です。

筋肉の緊張、神経の圧迫、関節の可動域制限などが複合的に症状の原因になっていることもあります。

 

星状神経節ブロック、トリガーポイントブロック注射

マッサージ療法、鍼灸療法、運動療法

運動不足や猫背などの不良姿勢が原因である場合は、パーソナルトレーニング、運動療法も効果的です。

 

上記の治療法を必要に応じて包括的におこなうことを当院では推奨しています。

 

まとめ

頸肩腕症候群は、複数部位の症状を総称しています。原因には、頚椎椎間板ヘルニア、筋肉の緊張、筋筋膜性のものなどがあります。

 

長時間のデスクワークや、スポーツの種類による特性によって肩こりや首こりとなり、頸肩腕症候群となります。

 

治療は症状にあわせて行います。

神経ブロック注射、マッサージ療法、鍼灸療法、運動療法等

患者様の症状、病態に合わせて併用しておこないます。

 

肩こりや首こりを感じている方は頸肩腕症候群である可能性が可能高いです。

早めに対策をし、治療することが慢性化を防止することにつながります。

 

お悩みの方はご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

診療科:ペインクリニック・整形外科

 

〒554-0013 大阪市此花区梅香1丁目21番12号

TEL:06-6466-1717

 

アクセス

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厚生労働省が健康増進のために筋トレを推奨しています。

R5年11月27日に厚生労働省が、10年ぶりに健康づくりのために推奨される身体活動・運動の目安となるガイド案をまとめたことが話題になりましたことはご存知でしょうか?

厚生労働省 身体活動・運動

 上記リンクから厚生労働省の身体活動・運動 について確認することができます。

 

厚生労働省のページ内容をかいつまんでお話します。

 

運動をすることのメリット

 運動を継続的に続けることには以下のメリットがあります。

総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率の低下

また、身体活動や運動がメンタル面や生活の質の改善に効果があるとされています。

 

生活習慣病の予防には、1日10分程度のウォーキングを数回おこなうだけでも健康面の改善につながります。

 

デメリットは転倒によるケガなどが考えられますが、上記のメリットと比較した場合

メリットが大きく勝ります。

 

運動の目安

子ども~高齢者で目標とする運動量は変化します。

 

・子供(18歳未満)

少し息があがる程度の活動を1日60分以上

有酸素運動など、少し強めの運動を週3日以上

スマホ・ゲーム・読書などの座りっぱなしの時間を減らすことが重要

いずれも世界保健機関のガイドライン参考

 

成人

ウォーキング程度の運動を1日60分以上(1日8000歩)

週2~3回の筋トレ。

息が少しあがり、汗が出る程度の運動は週合計60分以上

座りっぱなし、エスカレーターを避ける

 

高齢者

ウォーキング程度の運動を1日40分以上(約6000歩)

週2~3回の筋トレ。

転倒、持病の悪化などのリスクがあるため、個人の状態に応じてかかりつけ医師のアドバイスを受けること

以上です。

すべて個人差を考えて、運動量や筋トレの強度を調整しましょう。

 

子どもの場合は発育にも影響を及ぼすため、しっかりと運動・活動をおこなうことが推奨されています。

 

1日〇〇分のウォーキングは風呂掃除や階段昇降、水泳やテニスなどに置き換えても良いです。軽い有酸素運動のイメージです。

 

成人・高齢者ともにポイントは週2~3回の筋トレでしょうか。

腕立て伏せ、プランク、スクワット、ジムにあるマシーンなど、筋肉に負荷のかかるトレーニングが推奨されています。体幹・下半身に負荷がかかるものであればなお良いです。

 

筋トレと聞くと、ボディビルダーやアスリートがおこなうような激しいものを想像されますが、そこまではしなくで大丈夫です。

筋トレで最も難しいことは、習慣化することです。1日5分でもいいので、スクワットを休憩しながら回数も決めずに、少し息があがるくらいまでおこなってください。体が慣れてきたら、そこで初めて回数やセット数を決めておこなうといいでしょう。

 

週2~3回の筋トレの重要性についてもう少し掘り下げます

 

厚生労働省は生活習慣病や疾病予防、筋力の維持に継続的な筋トレが必要であるとしました。

 

ぺインクリニックから見ますと、筋トレ・運動には他のメリットがあります。

それは慢性痛の改善です。

慢性痛の治療には運動が重要というコラムも掲載しています。

ウォーキングに焦点を当てたコラムになっていますので、ぜひご覧ください。

はなしを戻します。 

筋トレをおこなうことによって疼痛、コリ、だるさなどの改善が期待できます。いくつか例を挙げます。

・筋肉の収縮が起こり、血流が良くなることでコリやだるさを改善

・筋力を補うことで、筋力不足で起きる腰痛や膝の痛みの改善

・不良姿勢(猫背・反り腰、スウェイバック)をの改善

 

他にもありますが、疼痛治療では筋力トレーニングも重要視しています。

 

当院では実際にパーソナルトレーニングで患者様に指導することで、症状の改善に繋げています。

姿勢が改善されることで、コリや痛みが良くなる方は沢山いらっしゃいます。

健康維持のために当院でパーソナルトレーニングを続けられている方も多いです。

 

筋トレは習慣化することが一番の難題です。

パーソナルトレーニングであればご自身の目的にあった筋トレができますし、覚えて自宅で続けることも可能です。

自分でなかなか続けることができないにはオススメです。

毎日適度なウォーキング、週に2~3回の筋トレ

いきなりは難しいですが、できる範囲からコツコツと続けてみてください。 

コラム監修医師

 

こじまクリニック 院長

 

小島 研太郎

 

 

 

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阪神なんば線駅からの順路…千鳥橋駅から徒歩3分 1日60分の歩行、筋トレは週2~3回

 

先日R5年11月27日に厚生労働省が、10年ぶりに健康づくりのために推奨される身体活動・運動の目安となるガイド案をまとめたことが話題になりましたことはご存知でしょうか?

https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html

厚生労働省 身体活動・運動

 

こちらのリンクから厚生労働省の身体活動・運動 について確認することができます。

 

1から100まで読むと大変ですから、厚生労働省のページ内容をかいつまんでお話します。

 

運動をすることのメリット

 

運動を継続的に続けることには以下のメリットがあります。

総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率の低下

また、身体活動や運動がメンタル面や生活の質の改善に効果があるとされています。

 

生活習慣病の予防には、1日10分程度のウォーキングを数回おこなうだけでも健康面の改善につながります。

 

デメリットは転倒によるケガなどが考えられますが、上記のメリットと比較した場合

メリットが大きく勝ります。

 

運動の目安

子ども~高齢者で目標とする運動量は変化します。

 

・子供(18歳未満)

少し息があがる程度の活動を1日60分以上

有酸素運動など、少し強めの運動を週3日以上

スマホ・ゲーム・読書などの座りっぱなしの時間を減らすことが重要

いずれも世界保健機関のガイドライン参考

 

成人

ウォーキング程度の運動を1日60分以上(1日8000歩)

週2~3回の筋トレ。

息が少しあがり、汗が出る程度の運動は週合計60分以上

座りっぱなし、エスカレーターを避ける

 

高齢者

ウォーキング程度の運動を1日40分以上(約6000歩)

週2~3回の筋トレ。

転倒、持病の悪化などのリスクがあるため、医師のアドバイスを受けること

また、やりすぎに注意

 

以上です。

すべて個人差を考えて、運動量や筋トレの強度を調整しましょう。

 

子どもの場合は発育にも影響を及ぼすため、しっかりと運動・活動をおこなうことが推奨されています。

 

1日〇〇分のウォーキングは風呂掃除や階段昇降、水泳やテニスなどに置き換えても良いです。軽い有酸素運動のイメージです。

 

成人・高齢者ともにポイントは週2~3回の筋トレでしょうか。

腕立て伏せ、プランク、スクワット、ジムにあるマシーンなど、筋肉に負荷のかかるトレーニングが推奨されています。体幹・下半身に負荷がかかるものであればなお良いです。

 

筋トレと聞くと、ボディビルダーやアスリートがおこなうような激しいものを想像されますが、そこまではしなくで大丈夫です。

筋トレで最も難しいことは、習慣化することです。1日5分でもいいので、スクワットを休憩しながら回数も決めずにゆっくり行うことからはじめてみてください。

 

 

週2~3回の筋トレの重要性についてもう少し掘り下げます

 

厚生労働省は生活習慣病や疾病予防、筋力の維持に継続的な筋トレが必要であるとしました。

 

ぺインクリニックから見ますと、筋トレ・運動には他のメリットがあります。

それは慢性痛の改善です。

https://www.ddmap.jp/blog/0664661717/2023/10/%E6%85%A2%E6%80%A7%E7%97%9B%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%81%AB%E3%81%AF%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%81%8C%E9%87%8D%E8%A6%81%EF%BC%81.html

慢性痛の治療には運動が重要というコラムも掲載しています。

ウォーキングに焦点を当てたコラムになっていますので、ぜひご覧ください。

 

筋トレをおこなうことで・・・

・筋肉の収縮が起こり、血流が良くなることでコリやだるさを改善

・筋力を補うことで、筋力不足で起きる腰痛や膝の痛みの改善

・不良姿勢(猫背・反り腰、スウェイバック)をの改善

 

他にもありますが、疼痛治療では筋力トレーニングも重要視しています。

 

当院では実際にパーソナルトレーニングで患者様に指導することで、症状の改善に繋げています。

姿勢が改善されることで、コリや痛みが良くなる方は沢山いらっしゃいます。

健康維持のために当院でパーソナルトレーニングを続けられている方も多いです。

 

筋トレは習慣化することが一番の難題です。

パーソナルトレーニングであればご自身の目的にあった筋トレができますし、覚えて自宅で続けることも可能です。

 

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僧帽筋による首こり・肩こり

今回は僧帽筋による肩こりについてお話します。

 

僧帽筋とは

 

僧帽筋は表層に存在し、背中、首、肩にかけて存在する大きい筋肉です。

僧帽筋は上部・中部・下部で筋肉の繊維の方向が違うのが特徴です。

上部中部下部で作用が違います。

 

僧帽筋の働き

僧帽筋は首と肩甲骨の動きに大きく関与します。

僧帽筋全体

 

上部繊維(または下行部)

肩甲骨と鎖骨外側を上方に引き上げる…肩をすくめるような動作

首を横に倒したり、上を向いたりする

ラグビー選手やレスリング選手、北斗の拳のキャラクターのような太い首はこの部分の発達によってみられます。

僧帽筋の中でもいわゆる”肩こり”の時に悪さをしている部分です。

肩甲骨の上方回旋・内転・挙上 

頚部の伸展、側屈

僧帽筋上部

 

 

中部繊維(横行部)

肩甲骨を内転させる…胸を張るような動作

猫背の方は、僧帽筋の中部繊維の筋力が弱いことがあります。

 

僧帽筋中部

 

下部線維(上行部)

肩甲骨の上方回旋・内転・下制

 僧帽筋下部

 

僧帽筋が緊張を起こし、コリを起こす原因

 

①     長時間の緊張状態

毎日のデスクワーク、長時間の運転などにおいて、肩がすくむような姿勢でいることにより

僧帽筋の上部繊維が常に緊張状態となります。一般的想像される”肩こり”の部分が、カチカチになります。

 

②     運動不足

僧帽筋全体においては、運動不足による血行不良も考えられます。僧帽筋は主に肩甲骨を動かす筋肉であり、ダイナミックな動きを得意としています。デスクワークや長時間

の運転は肩甲骨を大きく使うことが出来ず、血行不良を起こします。

 

③     力仕事、ハードトレーニングによる緊張

運動不足とは真逆になりますが、使い過ぎによって僧帽筋が過緊張を起こしてしまうこともあります。

重たいリュックサック、ハードなトレーニング、荷物を運ぶ等が当てはまります。

 

 

 

僧帽筋による症状の特長

 

僧帽筋は肩や首の張り感、重さ、凝り、背中のだるさを引き起こします。

また、上部繊維が慢性的な緊張を起こしていると、肩が盛り上がったようにみえます。

 

 

僧帽筋の治療法

 

トリガーポイントブロック、手技療法、マッサージ療法、鍼灸療法、運動療法などを併用しておこないます。

 

僧帽筋は表層の筋肉ですので、マッサージ療法で血行を改善させやすいと言えます。ストレッチも簡単で硬い方は伸びを感じやすい筋肉です。

 

患者様の状態に合わせて運動不足を解消させ、筋力をつけるためにパーソナルトレーニングを提案させていただくこともあります。

 

僧帽筋のセルフケア

ストレッチで伸ばすことが効果的です。

 

僧帽筋上部のストレッチ

僧帽筋スト

 左側の僧帽筋上部にストレッチをかけています

大事なポイント

①首は真横ではなく、少し斜めに倒す

②肩甲骨をロックする。

左手をご覧ください。丸椅子を掴むことで、左の肩甲骨をロックすることができます。肩甲骨が固定されることで、僧帽筋上部繊維をより伸ばすことができます。手ごろな椅子がない場合は、手のひらをお尻の下で踏んづけても同様の作用が期待できます。

 

赤く塗りつぶしているところに効いている感じがあればOKです!

僧帽筋 ストレッチ

 

まとめ

 

僧帽筋は3つの繊維にわけることができます。特に上部繊維が凝りやすく、日常的に緊張を起こします。

 

僧帽筋の治療にはトリガーポイントブロック注射や、運動療法、マッサージ療法、パーソナルトレーニングが有効です。患者様に合わせて治療方針をご提案させていただきます。

 

肩・首の凝りでお困りの際は当ぺインクリニックまでご相談ください。

 

多角的な肩こり治療をご提案させていただきます。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

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斜角筋のコリによる肩こり・首こり

今回も筋肉から起こるコリにフォーカスしたコラムです。

 

今回は、斜角筋をテーマにお話しします。

 

斜角筋とは

 

斜角筋、又は斜角筋群ともいいます。

前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋の3つ斜角筋が存在し、総称して斜角筋と呼びます。

今回は統一して斜角筋と呼称させていただきます。

 

斜角筋は肩こり・首こりだけではなく、肩甲骨周囲、上肢にも症状を起こす筋肉です。

 

斜角筋は首頚部を安定させ、首を前や横に倒す作用に加えて、肋骨を引き上げて呼吸の補助をする機能があります。首の運動に関与しているため、斜角筋が硬化してしまうと首の動作に制限が出たり、首や肩が凝るのは想像していただきやすいのではないかと思います。

 

 

何故、首の筋肉なのになぜ肩に症状が出てしまうのか?

 

それは前斜角筋と中斜角筋の間が、腕神経叢(わんしんけいそう)の通り道になっているということです。

 

腕神経叢については「沢山の神経が集まったもの」とお考えください。この腕神経叢から指、腕、肩、背中等に関与する神経が続いていきます。

 

こちらの図の黄色く強調されているのが前斜角筋

(首を前から見た図)

前斜角筋

 

この青色で囲っているうじゃうじゃとした黄色い糸が腕神経叢です。

 

腕神経叢

 

筋肉の隙間から神経が出ていることがわかると思います。

このように、斜角筋の間から腕神経叢が通っているため、斜角筋が硬化したり、緊張状態になることで神経を圧迫します。

斜角筋による神経の圧迫が悪化すると、胸郭出口症候(斜角筋症候群)になってしまうこともありますので、早めに対策をしていくことが大切です。

 

斜角筋が硬くなる原因

斜角筋が硬くなり、緊張しやすくなる原因を3つ挙げます。

①     重いものを持つ仕事、オーバーハンドスポーツ‘(バレーボールや野球のピッチャーなど)、ハードトレーニング

筋肉の使い過ぎによって緊張や硬化が起こります。

腕や肩に連動して首の動作が起こるため、筋肉が疲労していくために起こります。

 

②     骨格的な問題

鎖骨が下がっていると前斜角筋と中斜角筋の隙間が狭くなりやすくなります。いわゆる”なで肩”ですが、筋力不足が根底にあることもあります。

 

③     長時間の不良姿勢

おそらく、最も多い原因でしょう。

スマートフォン、パソコンの使用時に首が前に出てしまっている。机を覗き込むように勉強、読書をしている。これらは斜角筋の緊張を高める大きな要因となります。

 

斜角筋による肩・首の症状

 

肩こり、首こり、肩甲骨の内側のだるさやコリ

ひどくなると痛みや指先や腕にしびれ、手先が冷えるような感覚に襲われます。

 

斜角筋は上記の症状のトリガーポイントになっている場合があります。

 

斜角筋を圧迫すると、普段コリやだるさを感じている部位に響くような感覚や、症状が飛ぶような感覚がします。

これは斜角筋がトリガーポイント=痛みに引き金になっているために起きます。

肩や首の凝っている部分をマッサージしたり、筋肉を伸ばしても治りにくいのは、症状が出ている部位と原因になっている場所が違うからです。

 

治療法

神経ブロック注射、トリガーポイントブロック注射、手技療法、運動療法などを併用しておこないます。

神経ブロック注射は神経の症状が強くみられる場合におこないます。

手技療法では、斜角筋に対してダイレクトにアプローチをかけて施術します。

 

自分でできる斜角筋の改善法

斜角筋はセルフストレッチやセルフマッサージが可能な筋肉です。

ただ、斜角筋が伸ばせているか、マッサージできているかがわかりにくいのが難点です。

斜角筋を触る角度や深さが悪いと腕神経叢に当たってしまい”ビリビリ”きてしまうため、不安な方は当院の施術スタッフがセルフケアが出来るように指導いたします。

 

まとめ

斜角筋は肩こり・首こりの原因となります。斜角筋がトリガーポイントとなり、肩、首だけではなく背中や腕に症状を出すこともあります。

 

デスクワーク、スマホ、パソコンの使い過ぎによって斜角筋が過緊張となります。

また、スポーツの特性や生まれつきの骨格によって斜角筋が疲労しやすくなり、緊張やコリの原因になります。

 

斜角筋による腕神経叢の圧迫が強くなると、胸郭出口症候群(斜角筋症候群)になるため、注意が必要です。

 

治療には神経ブロック注射、手技療法、運動療法が有効です。

 

斜角筋はが凝っているかはご自身で判別するのは困難ですから、お困りの際は一度ご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

診療科:ペインクリニック・整形外科

〒554-0013 大阪市此花区梅香1丁目21番12号

TEL:06-6466-1717

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肩こりと頭痛の関係性

現代人の多くが悩まされている肩こりと頭痛

当院でも、多くの方が肩こりや頭痛のお悩みでご来院されます

 

今回は肩こりと頭痛は関係についてお話します。

 

肩こりによって引き起こされる頭痛は、緊張性頭痛といいます。緊張性頭痛は幅広い年齢層にみられ、多くの方が悩まされる頭痛の一種です。

 

デスクワークや長時間同じ姿勢で仕事をされる方

受験勉強やスマホを活用している10代の学生さんなど

共通していることは“毎日” “長時間” “同じ姿勢”でいることです。このような条件と環境が揃うことで、筋肉が緊張して疲労しやすくなり肩が凝ります。

 

肩こりから頭痛が起こるのは”筋肉の付いている場所”が関係しています。筋肉は起始と停止と呼ばれるものがあります。筋肉が「ここからここまでついている」という認識で構いません。

 

肩こりを起こす筋肉のほとんどは頚椎(首の骨)、頭部(頭の骨)に付着しています。頭部まで付着している筋肉が緊張を起こし、頭痛を引き起こします。

また、頚部や背部の筋肉が緊張することで、大後頭神経が締め付けられて頭痛が起こります。

 

肩こり・頭痛に関係する筋肉

 

特に僧帽筋 頭半棘筋 後頭下筋群 が関係しています。

これらは大後頭神経という首の後ろから後頭部に存在する神経を圧迫してしまうことがあります。

 

初めは筋肉が緊張し、肩こりや首が凝ったような状態が続きます。次第に緊張が強くなり、大後頭神経が圧迫されることで頭痛が起きてしまうということになります。

 

予防法・セルフケア

運動、ストレッチ、適度なマッサージが肩こりには効果的です。

デスクワーク中の休憩などに肩回しをしたり、軽く首を倒したり回したり、気分転換に腕をしっかり振って歩いたりがオススメです。

 

ぺインクリニックでの肩こり、緊張性型頭痛の治療法

 

凝っている筋肉、緊張している筋肉の状態を改善させることが必要となります。

原因となる筋肉にアプローチができるマッサージ療法、手技療法、鍼灸療法、運動療法などが効果的です。これらの療法は医師の診断のもと、当院ですべて受けていただくことができます。

また、症状が強い場合は神経ブロック注射を併用しておこないます。

 

まとめ

筋肉が緊張し、肩こりと頭痛が起こります。放置していると、神経を圧迫するようになり頭痛が悪化していきます。

 

肩が凝ってしまう方はお仕事や勉強の合間に適度にストレッチをしたり、ウォーキングをすることで、筋肉の緊張を緩和することが期待できます。

 

当院では、神経ブロック注射、手技療法、マッサージ療法、手技療法、運動療法を併用して多角的な治療をおこないます。

 

肩こりと頭痛でお困りの方は一度ご相談ください。

 

 

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

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西九条駅から大阪シティバス(56号・59号・79号・81号)に乗車、此花朝日橋バス停下車すぐ

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筋肉の“コリ”を予防するためのポイント

筋肉のコリとは

肩、腰痛、首、背中…筋肉が存在する部位は”コリ”が発生することがあります。

 

コリというのは、筋肉が収縮し、緊張状態でいることが原因です。無意識的に力が入った状態になっているため、血行不良が起こり、疲労物質が溜まり、痛み、だるさ、しびれを引き起こします。

 

 筋肉がこってしまう原因 

現代社会で最も多いコリの原因といえば・・・

 

「同じ姿勢で筋肉を使い続けること」でしょう。

 

例えば、デスクワークで下を向く作業が長時間続けば、頭を支えるための首、背中、肩の筋肉が作用しつづけることになり、筋肉が緊張して肩こりなどを起こします。

そうしているうちに姿勢が悪くなり、猫背、ストレートネック、反り腰などを起こして身体への負担が増していきます。

中腰での力仕事なども、同じ姿勢で筋肉を使うということに当てはまります。 

 

また、心因的ストレスもコリに関与します。

自律神経のひとつである交感神経は強いストレスを受けると高ぶります。

交感神経は体を緊張、興奮させる作用があるため、ストレスを受け続けて交感神経が過緊張してしまうと、筋肉の緊張が抜けにくい状態になります。

 

慢性的に凝ってしまうと治療も長引いてしまうこともありますので、そうならないように日頃から気をつけて生活することが大切です。

 

筋肉のコリを予防するポイント

筋肉の緊張をとることが重要です。

そのためにご自身でできることを3つのポイントにわけてお話します。

 

①     筋肉を伸び縮みさせる(筋肉を使う)

トレーニング、運動、ストレッチ、ヨガ、ピラティス、体操・・・etc

筋肉を適度に使うことが、緊張を取り除くことに良いです。姿勢を改善させるためにも運動は効果的です。

ストレッチは緊張(短縮)している筋肉が伸ばされて、緊張状態から正常な状態に近づけます。

また、運動やトレーニングは筋肉がしっかりと伸び縮みされることで血液循環が促されます。

 

トレーニングや運動後に疲労を感じる場合は、必ずストレッチを行ないましょう。

 

近頃、YouTubeにも簡単なエクササイズ動画が沢山アップロードされていますので、参考にするのも良いかと思います。

(理学療法士・柔道整復師、アスレティックトレーナーが指導している動画を推奨します。)

 

②     セルフマッサージをする

テニスボールや市販の筋膜ローラーなどを使って体をほぐすことも効果的です。

特に肩、背中、腰は自分では触りにくいため、道具を使ってマッサージを行うのが簡単でいいでしょう。

 

 

③     リラックスする時間を作る

自律神経を整えるために重要です。

仕事中は肩や腰が張っていて、帰宅したら治まっているという人は心因的な要素も考えられます。

しかし、リラックスする時間を作るというのはなかなか難しい問題ではあります。

腹式呼吸 体を軽く動かしてみる 好きな音楽を聴く 外の空気を吸ってみる等、ご自身にあった気分転換を探してみてください。

腹式呼吸は自律神経の興奮を抑える作用があるため、オススメです。

 

当院では、筋肉のコリの予防のためのストレッチ指導・運動指導もおこなっております。

また、パーソナルトレーニングもおこなっており、運動を一人で行うのが不安な方は、マンツーマンでトレーニングをしていただけます。姿勢を改善したい方にもオススメです。

 

まとめ

今回は、コリの予防のためのお話が中心となりました。

 

常日頃からの予防が非常に重要です。

 

当院では、筋肉のコリから起こる痛みの治療だけではなく、予防にも力を入れております。

運動療法、ストレッチ指導、パーソナルトレーニング、鍼灸療法、マッサージ療法など

患者さまのお身体にあった方針を提案させていただきます。

 

お困りの際はご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

診療科:ペインクリニック・整形外科

 

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筋筋膜性疼痛症候群とは

筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせいとうつうしょうこうぐん)とは

(以下MPS症候)

シンプルにお伝えすると”慢性化した筋肉のコリ”のことです。

筋肉のコリが、首、肩、背中、腰に痛みを引き起こします

 

MPS症候群の特長は骨や関節に明確な異常がみられず、レントゲン検査などの画像検査に異常所見がみられないことが特徴です。

身体に痛みがあるにも関わらず診断がつかない場合、または診断名はあるが疾患の治療が順調ではない時にMPS症候群を疑います。

 

MPS症候群の原因

筋肉が硬くなり、血行不良を起こしてしまうことが原因です。

以下の3つの原因が、複合的に関与します。

 

①     手術後の傷、激しい運動、肉離れ、打撲などによる外傷

外傷によって筋肉が損傷して炎症を起こし、それらが慢性化したことにより筋肉内の血行不良を起こしたことが原因とされます。

 

例えば、椎間板ヘルニアの手術後に「しびれは取れたけどまだ腰が痛む」などもMPS症候群を疑います。

 

②     姿勢の悪さ、運動不足、加齢による筋肉量減少

外傷がない場合でも、日常的に負担が掛かったり、筋肉を使えていない場合でも血行不良を起こして筋肉が痛みを出します。

デスクワークを長年続けた結果起こる肩こりや腰痛はMPS症候群の可能性があります。

 

③     心因性・精神的ストレス

嫌なことをしているとき、怒られたとき、辛い仕事をしているときというのは、身体は緊張状態に陥り、自律神経が興奮します。このような状態は筋肉を硬くし、血流を悪くします。また、痛みはストレスによって強く感じることもあります。精神的ストレスは筋肉のコリを生み出す原因のひとつといっても良いでしょう、

 

MPS症候群の症状

MPS症候群は、筋肉内に押すと痛む「硬いコリ」が存在します。

これをトリガーポイントといいます。

トリガーポイントは、押した部分が痛み、周囲に痛みを広げます(放散痛といいます)。

 

痛みの他にはだるさ、不快感などが慢性的に起こります。

 

自覚している痛みとトリガーポイントが一致する場合は、治療が簡単ですが

自覚している痛みの部分とは違う場所にトリガーポイントが存在することもありますので、探し出すことが重要です。

(例:肩にある筋肉のコリを押したら、背中にまで痛みが広がるなど)

 

 

ペインクリニックでのMPS症候群の治療法

神経ブロック注射、鍼灸療法、手技療法、マッサージ療法、運動療法が効果的です。

 

また、心因性・精神的ストレスが関与していることもあります。患者様ごとに状況が違いますので、お話を聞いたうえで改善策を提案させていただきます。

 

MPS症候群は慢性化し、一筋縄ではいかないことが多いです。様々な治療を組み合わせて、多角的な治療を行うことが重要です。

 

神経ブロック注射による治療法

 

トリガーポイントに対してトリガーポイントブロック注射をおこなって治療します。

トリガーポイントブロック注射をすることで、筋肉の緊張をほぐし、血行不良を改善することで慢性化の悪循環を断ち切ることができます。

 

トリガーポイントブロック注射についてはこちらもご覧ください

トリガーポイントブロック注射(別ウインドウでリンクを開きます)

 

神経ブロック注射以外の治療法

鍼治療、手技療法、マッサージ療法、運動療法も効果があります。

トリガーポイントに対して鍼や手技で施術をおこなうことで、筋肉の緊張をゆるめ、血行を改善する効果が期待できます。また、運動量療法を行うことで弱った筋力を補ったり、ストレッチを行ない筋肉の状態を改善します。 

当院では、鍼灸師、柔道整復師が在中しておりますので、神経ブロック注射と併せて多角的なアプローチが可能です。

また、心理的ストレスが痛みを増悪させます。生活環境を改善することで、痛みが落ち着くことがあります。

 

まとめ

 

原因がはっきりとしない痛みを筋筋膜性疼痛症候群(MPS症候群)と言います。

 

日常的な筋肉への負担、運動不足、手術による傷、ケガなどによる筋肉の損傷がきっかけとなり、慢性的な血行不良を起こしたものが筋肉のコリを引き起こします。それらはトリガーポイントといわれ、痛みの引き金となります。

 

MPS症候群の治療には、神経ブロック注射、鍼治療、手技療法を併用して行うことが有効です。治療効果があったものを複合的に選択して治療を続けていくことが重要です。

原因がはっきりとわからない痛みはペインクリニックの得意分野です。

お悩みの際は、お気軽にご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

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肩こり・肩の痛みに対する治療

肩こり・肩の痛みとは

首から肩にかけて筋肉が姿勢を保つ為に緊張し、血行が悪くなり重く感じるのが肩こりです。

昨今、子どもから大人まで肩こりで悩む方が増えています。

肩こりといっても、症状の出ている場所、動かしたときの痛み、神経痛の有無などによって様々な原因が考えられます。頭痛、吐き気、めまいが伴うような辛い肩こりもあります。

 

 

今回は「肩こり」に絞ってご説明いたします。

 

肩こりの原因

多くの方が、スマホ、パソコン、携帯ゲームの普及によって日常生活、デスクワーク等を行うときに、首が前に出たり、顔を下に向ける時間が増加したことで肩や首が凝りやすくなっています。

 

何故、顔が下に向いた状態でいると肩が凝りやすいかというと、頭部は成人で3~6キロ程の重さがあります

頭の重さを、首、背中、肩の筋肉が支え続けています。首が前に出て、顔が下向きという状況は、大きな獲物がかかった釣り竿のように首の筋肉が緊張します。

その状態を長時間キープしていると、筋肉が疲労し、緊張状態となり血流が悪くなることで「凝り」や「痛み」、ひどい場合は「しびれ」が出ます。

この状態が長く続くと、交感神経が更に興奮してしまい、症状を慢性化させてしまいます。

 

肩こりで緊張しやすい筋肉

 

僧帽筋

棘上筋

肩甲挙筋

頭半棘筋

斜角筋

頭・頚板状筋

大・小菱形筋

などが挙げられます。

猫背、ストレートネック、日常生活、骨格の違い等で、ひとりひとり凝りやすい筋肉は様々です。

 

肩こりの発生機序

1.   何らかの原因で肩・首の筋肉が緊張

2.   交感神経が興奮し、血管が収縮

3.   酸素や栄養の巡りが悪くなり、代謝物質が貯留

4.   脳に痛みの情報が伝わり、凝りや痛みを感じる

5.   さらに神経が興奮し、筋肉や血管が収縮する

 

1~5を繰り返すことで痛みが慢性化します。

どれだけ筋肉が疲労しても、頭を支えるために筋肉は働き続けます。慢性化してしまうと、寝ている状態でも筋肉が緊張してしまい、寝づらさ、寝起きの肩こりが起こります。

 

 

肩の痛み、肩こりの他の原因

肩こりだけではなく、指先のしびれや肩が挙がらないような痛みを併発している場合は

別の疾患が隠れている可能性があるため注意が必要です。

 

【しびれや痛みがみられる場合に考えられる疾患】

頚椎椎間板ヘルニア 頸椎症性神経根症 頚髄症性脊椎症 後縦靭帯骨化症 

頸椎椎間関節症 胸郭出口症候群 五十肩(肩関節周囲炎) 肩関節石灰化症 

頚肩腕症候群 肩関節腱板断裂などが疑われます。

 

ただの肩こりなど思ったら、上記のような疾患だったということは珍しくありません。

早期に発見し、疾患に合わせた治療を開始することが必要です。

自己判断はせず、一度医師の診断を受けることをオススメ致します。

 

ペインクリニックでの肩こり治療方法

肩こりには以下の神経ブロック注射が有効です

星状神経節ブロック注射

トリガーポイント注射

クリックで詳細を記載しているコラムページへ飛びます。

他に頸部硬膜外ブロック、神経根ブロックがあります。

(当院では施行できませんのでご紹介させて頂きます)

詳しくは別コラムにて記載しておりますので、そちらもご覧ください。

 

星状神経節ブロック注射をおこなうことで、交感神経の興奮を抑えて血流を改善させることで肩こりを治療できます。

トリガーポイント注射は、痛みの引き金となっているところに局所麻酔薬を注入し、痛みの悪循環を改善させることで肩こりを解消させることが可能です。

 

筋肉のコリ、硬さ、緊張によるものは、鍼灸療法、手技療法、マッサージ療法、運動療法、内服療法も効果的です。

当院では、神経ブロック注射を中心として、鍼灸療法、手技療法なども併用した包括的な治療法を提案しています。

肩こりは、根本的な姿勢や生活習慣を改善させなければ、何度も再発してしまいます。

そのためにはパーソナルトレーニングで筋力をつけ、姿勢を改善することや、硬くなっている筋肉を定期的に鍼灸療法、手技療法、運動療法で改善させることも必要です。

 

まとめ

肩こりの多くは、頭を支える筋肉の硬さ、緊張から起こります。しびれや強い痛みが見られる場合は、頚椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群、肩関節周囲炎等の疾患である可能性があるため、一度医師の診断を受けることが大切です。

 

神経ブロック注射は肩こりに効果があります。症状や部位にあわせて星状神経節ブロック、トリガーポイント注射を施行します。

鍼灸療法、手技療法、運動療法も併用して行うことで肩こりの改善に役立てることができます。

 

肩こりの治療後は根本的な再発予防が必要です。姿勢を改善させるためにパーソナルトレーニングで筋力を鍛えること、定期的に手技療法、鍼灸療法、マッサージ療法等で筋肉を柔らかい状態にすることも良いです。

 

当院では、ペインクリニックとして痛みを治療するだけではなく、再発予防まで治療プランを練らせていただきます。

お気軽にご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

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