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股関節の筋肉(お尻)の柔軟性と腰痛

今回は股関節の筋肉の柔軟性不足による腰痛についてお話します。

 

股関節とは

 

股関節という言葉は誰しも聞いたことがあると思います

 

股関節は大腿骨と骨盤によって形成される人体最大の関節です。

 

大きな関節であるうえに、関節の可動域も広いです。

 

 

屈曲 伸展 外転 内転 外旋 内旋 という動作を行ないます。

動作に置き換えると・・・

もも上げ、後ろに足を蹴る、開脚、チアリーダーのような足上げ、サッカーのキック、前後開脚、あぐらをかく・・・

自由自在に動かすことができます。

 

また、股関節には負荷が強く掛かります。

両足で立っているときは体重の2分の1

片足立ちでは、体重の4分の3

(体重の3倍以上かかるとすることもあります。バランスがぶれたりすると負荷が増減するため、個人差が大きいでしょう。)

歩いているときは体重の3~5倍

段差を昇る瞬間は体重の6~7倍

 

これだけ負荷がかかる股関節の筋肉はもちろん大きく、力強いです。

これは豆知識になりますが・・・

1位が大腿四頭筋(太ももの前) 2位が大殿筋(おしり) 3位三角筋(肩) 4位ハムストリングス(ももうら) なかでも大腿四頭筋が断トツで筋肉量が多いです。

ダイエットで足を鍛えなさい!と言われる理由ですね。

 

 

今回は、股関節の筋肉のなかでも腰痛に関わりやすい”お尻”の部分についてお話します。

 

腰痛と大殿筋

 

股関節には大殿筋と呼ばれる大きなお尻の筋肉が存在します。

 

大殿筋はお尻の筋肉ですが、胸腰筋膜(きょうようきんまく)と呼ばれる腰の強靭な筋膜と連結しています。大殿筋が硬くなることで、胸腰筋膜に負荷をかけて腰痛を起こすことがあります。それほど大きな筋肉なのです。

また、大殿筋そのものがトリガーポイントとなり、腰痛を起こすこともあります。

 

こちらの図の青く強調されているのが大殿筋

 大殿筋

こちらの緑で囲っている部分が胸腰筋膜

 胸腰筋膜

胸腰筋膜の境目と大殿筋が密接なのがお分かりいただけると思います。

 

大殿筋が硬くなると腰に負担がかかるのは、この連結が関与しています。

 

大殿筋が硬くなりやすい方

 

次に当てはまる方は大殿筋が硬くなりやすいです。

 

・歩行量が多い方

→大殿筋は地面に足が付く瞬間や階段を上る時に力強く発揮します。運動量が多くなりすぎると、疲労が蓄積して硬くなります。また、上述しましたように、股関節に体重が重くのしかかります。それを支えて動かしている筋肉への負担も大きいです。

「歩いていると腰が痛くなる」という方は大殿筋が原因かもしれません。

 

・デスクワークの方

→椅子に座っている状態は大殿筋が伸張位で圧迫されるため、硬くなりやすいです。長時間座っていること自体が、胸腰筋膜を硬くします。

 

・前屈が硬い方

これは以前のコラムでもお話しましたので、ぜひご覧ください

ぎっくり腰の予防法:下半身の柔軟性

 

 

当院の大殿筋による腰痛の治療法

痛みが強い場合はトリガーポイントブロックを行ないます。状態に応じてマッサージ療法、鍼灸療法、手技療法、運動療法の併用が効果的です。

 

大殿筋のストレッチ不足を改善させ、緊張を取り除くのがポイントです。

胸腰筋膜そのものにアプローチをかけることもあります。

 

緊張を取り除くのはご自身では難しいですが、セルフストレッチをおこなうことで時間をかけて解消することが可能です。

 

当院では患者様にストレッチを施行させていただきますが、ご自宅で出来るようにストレッチ指導も実施しております。

 

とめ

大殿筋は股関節の大きな筋肉であり、硬化することで胸腰筋膜を緊張させて腰痛を引き起こします。

 

歩きすぎたり、デスクワークが長時間続くような方は大殿筋、胸腰筋膜への負担が増して腰痛を起こします。

 

治療には、トリガーポイントブロック・マッサージ療法、鍼灸療法、手技療法、運動療法の併用が効果的です。

 

必ずしも大殿筋や股関節の硬さが腰痛を引き起こしているとは限りませんが、原因をきちんと見極め対処していくことが必要です。

 

お困りの際には当院にご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

診療科:ペインクリニック・整形外科

 

〒554-0013 大阪市此花区梅香1丁目21番12号

TEL:06-6466-1717

 

アクセス

電車でお越しの方

JR大阪環状線駅からの順路.. 西九条駅から徒歩9分

 

西九条駅から大阪シティバス(56号・59号・79号・81号)に乗車、此花朝日橋バス停下車すぐ

阪神なんば線駅からの順路…千鳥橋駅から徒歩3分


斜角筋のコリによる肩こり・首こり

今回も筋肉から起こるコリにフォーカスしたコラムです。

 

今回は、斜角筋をテーマにお話しします。

 

斜角筋とは

 

斜角筋、又は斜角筋群ともいいます。

前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋の3つ斜角筋が存在し、総称して斜角筋と呼びます。

今回は統一して斜角筋と呼称させていただきます。

 

斜角筋は肩こり・首こりだけではなく、肩甲骨周囲、上肢にも症状を起こす筋肉です。

 

斜角筋は首頚部を安定させ、首を前や横に倒す作用に加えて、肋骨を引き上げて呼吸の補助をする機能があります。首の運動に関与しているため、斜角筋が硬化してしまうと首の動作に制限が出たり、首や肩が凝るのは想像していただきやすいのではないかと思います。

 

 

何故、首の筋肉なのになぜ肩に症状が出てしまうのか?

 

それは前斜角筋と中斜角筋の間が、腕神経叢(わんしんけいそう)の通り道になっているということです。

 

腕神経叢については「沢山の神経が集まったもの」とお考えください。この腕神経叢から指、腕、肩、背中等に関与する神経が続いていきます。

 

こちらの図の黄色く強調されているのが前斜角筋

(首を前から見た図)

前斜角筋

 

この青色で囲っているうじゃうじゃとした黄色い糸が腕神経叢です。

 

腕神経叢

 

筋肉の隙間から神経が出ていることがわかると思います。

このように、斜角筋の間から腕神経叢が通っているため、斜角筋が硬化したり、緊張状態になることで神経を圧迫します。

斜角筋による神経の圧迫が悪化すると、胸郭出口症候(斜角筋症候群)になってしまうこともありますので、早めに対策をしていくことが大切です。

 

斜角筋が硬くなる原因

斜角筋が硬くなり、緊張しやすくなる原因を3つ挙げます。

①     重いものを持つ仕事、オーバーハンドスポーツ‘(バレーボールや野球のピッチャーなど)、ハードトレーニング

筋肉の使い過ぎによって緊張や硬化が起こります。

腕や肩に連動して首の動作が起こるため、筋肉が疲労していくために起こります。

 

②     骨格的な問題

鎖骨が下がっていると前斜角筋と中斜角筋の隙間が狭くなりやすくなります。いわゆる”なで肩”ですが、筋力不足が根底にあることもあります。

 

③     長時間の不良姿勢

おそらく、最も多い原因でしょう。

スマートフォン、パソコンの使用時に首が前に出てしまっている。机を覗き込むように勉強、読書をしている。これらは斜角筋の緊張を高める大きな要因となります。

 

斜角筋による肩・首の症状

 

肩こり、首こり、肩甲骨の内側のだるさやコリ

ひどくなると痛みや指先や腕にしびれ、手先が冷えるような感覚に襲われます。

 

斜角筋は上記の症状のトリガーポイントになっている場合があります。

 

斜角筋を圧迫すると、普段コリやだるさを感じている部位に響くような感覚や、症状が飛ぶような感覚がします。

これは斜角筋がトリガーポイント=痛みに引き金になっているために起きます。

肩や首の凝っている部分をマッサージしたり、筋肉を伸ばしても治りにくいのは、症状が出ている部位と原因になっている場所が違うからです。

 

治療法

神経ブロック注射、トリガーポイントブロック注射、手技療法、運動療法などを併用しておこないます。

神経ブロック注射は神経の症状が強くみられる場合におこないます。

手技療法では、斜角筋に対してダイレクトにアプローチをかけて施術します。

 

自分でできる斜角筋の改善法

斜角筋はセルフストレッチやセルフマッサージが可能な筋肉です。

ただ、斜角筋が伸ばせているか、マッサージできているかがわかりにくいのが難点です。

斜角筋を触る角度や深さが悪いと腕神経叢に当たってしまい”ビリビリ”きてしまうため、不安な方は当院の施術スタッフがセルフケアが出来るように指導いたします。

 

まとめ

斜角筋は肩こり・首こりの原因となります。斜角筋がトリガーポイントとなり、肩、首だけではなく背中や腕に症状を出すこともあります。

 

デスクワーク、スマホ、パソコンの使い過ぎによって斜角筋が過緊張となります。

また、スポーツの特性や生まれつきの骨格によって斜角筋が疲労しやすくなり、緊張やコリの原因になります。

 

斜角筋による腕神経叢の圧迫が強くなると、胸郭出口症候群(斜角筋症候群)になるため、注意が必要です。

 

治療には神経ブロック注射、手技療法、運動療法が有効です。

 

斜角筋はが凝っているかはご自身で判別するのは困難ですから、お困りの際は一度ご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

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大腰筋から起こる腰痛

今回はとある筋肉にフォーカスしたコラムになります。
 
皆様、腸腰筋(ちょうようきん)・大腰筋(だいようきん)と呼ばれる筋肉は知っていますか?

 

小腰筋、大腰筋、腸骨筋を併せて腸腰筋と呼びます。

大腰筋は腸腰筋を構成する筋肉の一つで、サイズが大きいため

腸腰筋と分けて説明することがあります。

 

今回は、大腰筋から起こる腰痛についてお話します・

大腰筋の作用・役割

大腰筋の主な作用は股関節を動かす筋肉であり、腰椎から大腿骨の内側に付着しています。

腸腰筋として機能することで、股関節を屈曲させる動作と、股関節を外に回す動作(外旋)を行ないます。

日常的な動作に置き換えると、走る、歩く、ももあげ、前かがみ、しゃがむなどでしょうか。

大腰筋としては、上記に加えて腰椎を前に引き付けてS字カーブを安定させる作用があります。

大腰筋が硬化、緊張、筋力低下を起こすことで、腰痛や股関節の痛みを引き起こします。

 

大腰筋が硬くなる要因

基本的に筋肉は同じ姿勢で使い続けたり、動かさない状態でいることで緊張したり、筋力が弱ったり、硬くなります。

そして大腰筋は上述したように、歩いたり、しゃがんだり、太ももをお腹に近づける動作で機能します。

大腰筋にとって筋肉を”同じ姿勢で、動かさない状態”というのは椅子に座っている状態が当てはまります。椅子に座っている状態というのは、大腰筋が縮んでしまう姿勢です。

 

特にこちらのイラストのように椅子に浅く腰かけている方は腰が曲がった状態でいるため、大腰筋が硬くなりやすいです。

siseinowarui

 

大腰筋による腰痛

 

大腰筋は図のように腰椎の真横から大腿骨に向かってついています。

daiyou yoko

 daiyou syoumen

 

硬化したり、緊張を起こすことで、お腹側ではなく腰側に痛みを起こします。

また、大腰筋は腸骨筋と共に股関節の内側に付着するため股関節の前側に詰まったようなだるさや痛みを引き起こすこともあります。

 

腰、足、お尻をストレッチ・マッサージしてもなかなか腰痛がとれない場合は

大腰筋の異常が根幹にあることが考えられます。

 

セルフでできる大腰筋の改善法

 

①     大腰筋を意識的に使う

日常的に歩くことが少ない方、何もない所でつまずきやすい方などは大腰筋を使ったり、鍛えたりすることが必要です。

自分の足の甲が見えるくらいの歩幅でウォーキングをしたり、デスクワークの休憩に立ったり歩いたりしてみましょう。

 

②     ストレッチを行う

大腰筋はストレッチが効果的です。

大腰筋を狙って伸ばすのは難しく、ダイナミックな足の動作が必要となります。

骨盤の立て方、足の引き方、腰の位置などが正しくないとかえって腰椎に負担がかかることもありますので、専門家の指導の一度受けていただくことをオススメします。

当院では、ストレッチ指導もおこなっておりますので、ご安心ください。

 

③     姿勢

日頃の姿勢を正すことも必要です。

特に椅子の座り方が重要です。

お尻を浅く、背中を背もたれに預けて腰が浮くような座り方は、大腰筋の緊張を高めるだけではなく、腰椎への負担を高めます。

↓NGな座り方!

siseinowarui

 

なるべく背骨をまっすぐに立てて、可能であればお尻を深く座るように意識しましょう。

↓ここまで極端にピン!としなくても良いですが、これくらいをイメージされるといいでしょう。

siseigaiihito 

 

 

当院での治療法

腰痛の原因が大腰筋由来のものが考えられる場合は、手技療法やマッサージで緊張をゆるめたり、運動療法で伸ばしたり動かすことが有効です。

 

大腰筋の筋力不にはパーソナルトレーニングをおこないます。

 

また、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症のような神経痛が主となる疾患でも大腰筋が硬く、緊張しやすい状態になります。患者様の状態にもよりますが、大腰筋の状態を改善することで腰痛を緩和させることも期待できます。

神経ブロック注射と手技療法・マッサージ療法で併用して行うことを推奨しております。

 

まとめ

 

全ての腰痛が大腰筋由来だ!ということはありませんが、腰痛治療の際に押さえておくべき筋肉のひとつです。

 

どう動かすと痛いか、いつだるくなるのか、痛みの場所、今までの腰痛治療の効果などを照らし合わせて

 

神経ブロック、マッサージ療法、手技療法、鍼灸療法、運動療法などを併用して

患者様に必要な治療を院長が提案させていただきます。

 

腰痛でお困りの際は一度ご確認ください。

 

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肩こりと頭痛の関係性

現代人の多くが悩まされている肩こりと頭痛

当院でも、多くの方が肩こりや頭痛のお悩みでご来院されます

 

今回は肩こりと頭痛は関係についてお話します。

 

肩こりによって引き起こされる頭痛は、緊張性頭痛といいます。緊張性頭痛は幅広い年齢層にみられ、多くの方が悩まされる頭痛の一種です。

 

デスクワークや長時間同じ姿勢で仕事をされる方

受験勉強やスマホを活用している10代の学生さんなど

共通していることは“毎日” “長時間” “同じ姿勢”でいることです。このような条件と環境が揃うことで、筋肉が緊張して疲労しやすくなり肩が凝ります。

 

肩こりから頭痛が起こるのは”筋肉の付いている場所”が関係しています。筋肉は起始と停止と呼ばれるものがあります。筋肉が「ここからここまでついている」という認識で構いません。

 

肩こりを起こす筋肉のほとんどは頚椎(首の骨)、頭部(頭の骨)に付着しています。頭部まで付着している筋肉が緊張を起こし、頭痛を引き起こします。

また、頚部や背部の筋肉が緊張することで、大後頭神経が締め付けられて頭痛が起こります。

 

肩こり・頭痛に関係する筋肉

 

特に僧帽筋 頭半棘筋 後頭下筋群 が関係しています。

これらは大後頭神経という首の後ろから後頭部に存在する神経を圧迫してしまうことがあります。

 

初めは筋肉が緊張し、肩こりや首が凝ったような状態が続きます。次第に緊張が強くなり、大後頭神経が圧迫されることで頭痛が起きてしまうということになります。

 

予防法・セルフケア

運動、ストレッチ、適度なマッサージが肩こりには効果的です。

デスクワーク中の休憩などに肩回しをしたり、軽く首を倒したり回したり、気分転換に腕をしっかり振って歩いたりがオススメです。

 

ぺインクリニックでの肩こり、緊張性型頭痛の治療法

 

凝っている筋肉、緊張している筋肉の状態を改善させることが必要となります。

原因となる筋肉にアプローチができるマッサージ療法、手技療法、鍼灸療法、運動療法などが効果的です。これらの療法は医師の診断のもと、当院ですべて受けていただくことができます。

また、症状が強い場合は神経ブロック注射を併用しておこないます。

 

まとめ

筋肉が緊張し、肩こりと頭痛が起こります。放置していると、神経を圧迫するようになり頭痛が悪化していきます。

 

肩が凝ってしまう方はお仕事や勉強の合間に適度にストレッチをしたり、ウォーキングをすることで、筋肉の緊張を緩和することが期待できます。

 

当院では、神経ブロック注射、手技療法、マッサージ療法、手技療法、運動療法を併用して多角的な治療をおこないます。

 

肩こりと頭痛でお困りの方は一度ご相談ください。

 

 

 

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ぺインクリニックでの頭痛治療

頭痛は大きく分けて一次性頭痛と二次性頭痛に分類します。

一次性頭痛は明らかな異常がない慢性的な頭痛です。

緊張性型頭痛、片頭痛、群発頭痛が一次性頭痛に分類され、ぺインクリニックで治療が可能です。群発頭痛を除いて、日常生活に大きな支障をきたす痛みはありませんが、慢性化しやすいため生活の質を損ないます。

 

二次性頭痛は、頭痛の原因が明らかであるものを分類します。例えば、脳や体の異常です。

くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、動脈瘤破裂、一酸化炭素中毒、外傷(頭をぶつける等)が二次性頭痛に分類されます。

二次性頭痛は命が危険に晒されたり、重篤な後遺症を患う可能性があります。頭を強くぶつけたり、殴打されたような激しい痛みを感じた場合はすぐに病院に駆け込むか、救急車を呼びましょう。

 

 

今回は一次性頭痛についてお話します。

 

片頭痛

片頭痛は若年女性に多くみられる頭痛です。

精神的ストレス、疲労、ホルモンバランスの乱れなどによって血管が拡張することでズキズキと痛み、吐き気を催すことあります。ストレスから解放されるタイミング(休みの日、課題を終えた後など)にもみられます。

 

緊張性型頭痛

幅広い年齢層、性別問わずみられる頭痛です。

主に首、背中、肩の筋肉のコリによって引き起こされます。

デスクワーク、無理な姿勢などによって筋肉が緊張することで痛みを発します。また、精神的ストレスによって症状が出る場合もあります。

頭を常に支えるために筋肉が作用しているため、午前よりも午後に症状が強くなる傾向がみられます。

 

群発頭痛

若年男性に多くみられ、頭痛の中でも有病率はとても低いです(1000人に1人程度)。群発頭痛は片側の目の奥、その周辺の激しい痛みがみられます。

半問~3年ごとに激しい頭痛を伴う発作が起こり、発作が起こると数か月の間、毎日群発頭痛に起こります。発作が起こっている間を群発期といい、一度発作が治まると次の群発期までは群発頭痛が起こらなくなります。群発頭痛の原因は、はっきりと解明されていないのが現状です(2023年8月28日現在)

 

今回は、日常で多く見られる片頭痛と緊張性頭痛の治療法についてお話しします。

 

一次性頭痛の治療方法

片頭痛の治療は基本的には、薬物療法を行います。内服薬の効果が実感できない場合は、神経ブロック注射をおこなうこともあります。また、頭痛の予防薬を内服することで、片頭痛をコントロールすることが大切です。

 

緊張性型頭痛は、頭部に付着している筋肉の緊張を改善させることがポイントです。手技療法、マッサージ療法、鍼灸療法、運動療法などで頭痛が解消される例も多いです。それでも頭痛が治まらない場合は、星状神経節ブロックを行うことで筋肉の緊張を改善させ、血行を良くすることが効果的です。予防や根本的治療には、運動、ストレッチなど筋肉が固まらないようにする常日頃のケアが必要です。

 

まとめ

 

一次性頭痛のような明らかな原因がわからないものは、ペインクリニックで治療が可能です。

 

片頭痛、緊張性型頭痛は日常的に多くみられます。

 

片頭痛は内服薬や神経ブロック注射を用いて治療します。片頭痛の予防薬を内服し、コントロールすることも重要です。

 

緊張性型頭痛は、筋肉の緊張を改善させる治療をおこないます。手技療法、鍼灸療法、運動療法等が効果的です。症状によっては神経ブロック注射を併用しておこなうこともあります。

予防のために運動やストレッチを日頃から行うことが重要です。

 

当院では、内服薬、神経ブロック注射、鍼灸療法、手技療法、運動療法などを併用した包括的な治療をご提案します。

 

頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

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手の“ツボ”を使った腰痛ケア

東洋医学や伝統的鍼灸の考え方では、手は健康のバロメーターとも云われています。

 

例えば・・・

手のひらの色にムラがあれば内臓の血行障害

親指の付け根が紫色になっていたら、風邪の兆候

爪に赤や黒の斑点が現れたら脳卒中の信号

東洋医学では、手をみるだけで様々な状態がわかります。

(これら手の視診はエビデンスが確立されているわけではありません。東洋医学的思想の考え、そのひとつとしてご理解ください。)

 

このように、古来より手は重要視されていたわけです。

 

今回は、腰痛に効果があるとされる”ツボ”をご紹介します。

 

腰腿点(ようたいてん)

 

腰腿点は2ヶ所存在します。

画像は左手ですが、左右の手に存在します。

 ようたいてん

①     人差し指と中指の間を指で辿っていくと、骨でぶつかるところ

②     同様に小指と薬指の間を指で辿り、骨でぶつかるところ

 

腰痛やぎっくり腰は①のツボが効くとされ

坐骨神経痛のような神経症状は②のツボが効くとされています(坐骨神経点)。

 

セルフツボケア

 

ツボのケアにはいくつかポイントが存在します。

①     気持ちいい、痛気持ちいい程度の刺激

②     長時間刺激しない

③     左右両方のツボ(左手、右手)もしくは気持ちいい方、反応が強い方

④     ツボの気持ちいい、痛いなどの反応は腰が痛むほうと同じとは限らない

(腰の右側痛くても、左手の腰腿点が痛むことがある)

この4点を抑えていただければいいと思います。

 

ツボへの刺激方法

押す、揉む、温める(市販のお灸など)、さする、軽く叩く等

セルフツボケアのポイントを守りながら、ご自身が気持ちいいと思う方法でおこなってください。

 

まとめ

 

腰が痛むとき、状態によっては自分でストレッチもできず、動けず、ただじっと治るのを待つしかない、ということもあります。

そのようなときは、手にある腰腿点にツボに刺激を加えて、緩和を期待するのも良いでしょう。

 

当院では”痛み”の治療は多角的で包括的な治療を行うべきと考えております。その一つとして、ツボや経絡といった東洋医学の考えも受け入れております。

 

神経ブロック注射、内服薬、漢方療法、鍼灸療法、手技療法、マッサージ、運動療法などから治療方針をご提案します。

 

当院では鍼灸師が在中しておりますので、鍼灸の自費治療を受けることができます。

医師が診察・診断し、医師の指導のもと鍼灸治療をおこないますので、ご安心ください。

 

 

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慢性痛の治療には運動が重要!

慢性痛の治療には運動(運動療法)することも治療の選択肢に入ります。

ある実験では、健康な成人男性が1週間寝たきりでいると、15%程筋力が低下するというデータがあります。また、筋力低下だけではなく、柔軟性低下(関節が固まり、痛む)、心肺機能まで衰えてしまいます。寝たきりに近い状態や、持病や加齢による運動不足によって起こる身体の障害を廃用性症候群と言います。

 

例えば・・・

・ずっと膝が痛くて歩くことが減っている

・肩が痛くて動かせない

・疲れやすい

・すぐに腰が痛くなる

・デスクワークで歩かない

 

このような方は筋力低下による弊害が起こっている可能性が高いです。寝たきり程の筋力低下はありませんが、着実に筋力が衰えています。

 

いくつか例を挙げてみます。

・膝の痛みの場合

→膝関節を支える筋力が低下し、関節への負荷が増加

→関節が痛くなり、運動量が低下し、関節そのものが硬くなり、筋力がさらに低下

→慢性痛

 

・腰痛の場合

→デスクワークで股関節や体幹が硬くなる

→腸腰筋、腹横筋などのコアマッスルの筋力低下、柔軟性低下

→筋力が低下したことで、背骨を支える筋肉の負担が増加、

→慢性痛

 

これらがすべてのパターンではありませんが、これらはよくある筋力低下がきっかけの慢性痛です。

 

また、身体は動かさないことだけで痛みを生じます。長時間のバス旅行、満員電車、偉い人の話を緊張してじっと聞いている、こういう時って体が凝ったりしんどくなったりした覚えは皆さんあると思います。これらの多くは一過性のものですが、日常的に運動不足に陥っていると、これが当たり前になってしまいます。

 

適度な運動、トレーニング、ストレッチを日常生活に組み込んで行うことが重要です。

 

 

運動すると痛みがひどくなる?

運動すると痛い、痛みがひどくなるのではないかと不安になると思います。

まず下記の2点をご理解ください。

 

①     最初はある程度仕方がない

動かしていない場所を動かしていますので、最初は痛むことが多いです。

関節が固まっていたり、使っていない筋肉を刺激しますので、痛みを伴う場合があります。

日頃運動はできていない方にとっては10分~20分の歩行でも相当な負荷になります。なので、動き始めが辛いのはある程度受け入れることも必要です。体を動かせている証拠なのです。

 

②     痛くても動かした方がいい場合がある

関節が固まっている場合は、痛くても動かした方がいい場合があります。関節が固まっているということは、関節そのものが痛みますし、筋肉が適切に伸びたり縮んだりすることが困難となり、筋肉のコリの原因にもなります。

 

慢性痛とは異なりますが、膝の手術の後は痛くてもすぐにリハビリが始まります。膝の靭帯断裂の場合でも、手術前からリハビリで筋力トレーニングをおこないます。それだけ筋力の減少によるデメリットは大きいのです。

 

お身体の状態にもよりますので、自己判断での運動は避けて専門家の指導を受けてください。

 

また、ぎっくり腰や肉離れなどの急性の痛みは原則安静が基本です。痛くても動かしてはいけません。症状の回復具合に応じて、運動療法が適応されます。

 

 

 

まずは歩くことから始めましょう

しっかりと歩けば、日頃から運動不足の方であれば十分な運動になります。

ただ漠然と歩くのではなく、以下の点に気をつけて歩きましょう

 

・ながら歩きをしない→スマホ、本など

片手を固定し、下向きに歩くのは肩こりや首こり、腰痛の原因になります。

両手はフリーにして、しっかり腕を振って歩くよう心がけましょう。

前を見て、腕を振って歩くことで肩こりや首こりの解消にもつながります。

 

・靴が適していない→ヒール、サンダル等

足関節や膝関節に大きな負担がかかり、痛みをひどくします。歩くのに適した靴を選んで履きましょう。

 

・ペタペタペンギンのように歩く

膝から下だけで歩いている状態です。

踏み出した足の甲が見える程度の歩幅で股関節を使って歩きましょう。自分の骨盤幅で歩くのも良いです(腰に手を当てた横幅を縦幅に置き換えてください)。

歩幅、歩数にこだわり過ぎないようにしましょう。

 

歩く時間は10~30分、最初は何分でも良いです。何よりも継続することが最重要です。

 

運動はその人にとって負荷があれば十分です。15分歩いただけでも疲れるのであれば、最初はそれで運動になっています。

 

歩くのが習慣になってきたら・・・

ウォーキングだけではカバーできない筋力、柔軟性などを向上させることを目指しましょう。

スクワット、ラジオ体操など簡単な運動を追加していくとよいでしょう。

 

・パーソナルトレーニング、運動療法を受ける

ウォーキングだけでは補えない筋力トレーニングに最適です。

当院では、慢性痛の改善に運動が必要だと診断した方には、パーソナルトレーニング、運動療法をおこなっております。マンツーマンで筋力トレーニング、ストレッチングをおこないますので、安心です。

 

 

まとめ

運動をすることで、慢性痛が改善されることがあります。

 

まずは、簡単なウォーキングからスタートし、身体が動くことに慣れてきたら、スクワットやラジオ体操なども取り入れてみましょう。

 

当院では、慢性痛の患者様に対して、神経ブロック注射、運動療法、手技療法、マッサージ療法、鍼灸療法、パーソナルトレーニング、漢方療法、薬物療法などを併用して治療します。

 

患者さまの状態に合わせて、治療方針を提案いたします。

 

慢性痛でお困りの方はご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

診療科:ペインクリニック・整形外科

 

〒554-0013 大阪市此花区梅香1丁目21番12号

TEL:06-6466-1717

 

アクセス

電車でお越しの方

JR大阪環状線駅からの順路.. 西九条駅から徒歩9分

 

西九条駅から大阪シティバス(56号・59号・79号・81号)に乗車、此花朝日橋バス停下車すぐ

阪神なんば線駅からの順路…千鳥橋駅から徒歩3分

 


筋肉の“コリ”を予防するためのポイント

筋肉のコリとは

肩、腰痛、首、背中…筋肉が存在する部位は”コリ”が発生することがあります。

 

コリというのは、筋肉が収縮し、緊張状態でいることが原因です。無意識的に力が入った状態になっているため、血行不良が起こり、疲労物質が溜まり、痛み、だるさ、しびれを引き起こします。

 

 筋肉がこってしまう原因 

現代社会で最も多いコリの原因といえば・・・

 

「同じ姿勢で筋肉を使い続けること」でしょう。

 

例えば、デスクワークで下を向く作業が長時間続けば、頭を支えるための首、背中、肩の筋肉が作用しつづけることになり、筋肉が緊張して肩こりなどを起こします。

そうしているうちに姿勢が悪くなり、猫背、ストレートネック、反り腰などを起こして身体への負担が増していきます。

中腰での力仕事なども、同じ姿勢で筋肉を使うということに当てはまります。 

 

また、心因的ストレスもコリに関与します。

自律神経のひとつである交感神経は強いストレスを受けると高ぶります。

交感神経は体を緊張、興奮させる作用があるため、ストレスを受け続けて交感神経が過緊張してしまうと、筋肉の緊張が抜けにくい状態になります。

 

慢性的に凝ってしまうと治療も長引いてしまうこともありますので、そうならないように日頃から気をつけて生活することが大切です。

 

筋肉のコリを予防するポイント

筋肉の緊張をとることが重要です。

そのためにご自身でできることを3つのポイントにわけてお話します。

 

①     筋肉を伸び縮みさせる(筋肉を使う)

トレーニング、運動、ストレッチ、ヨガ、ピラティス、体操・・・etc

筋肉を適度に使うことが、緊張を取り除くことに良いです。姿勢を改善させるためにも運動は効果的です。

ストレッチは緊張(短縮)している筋肉が伸ばされて、緊張状態から正常な状態に近づけます。

また、運動やトレーニングは筋肉がしっかりと伸び縮みされることで血液循環が促されます。

 

トレーニングや運動後に疲労を感じる場合は、必ずストレッチを行ないましょう。

 

近頃、YouTubeにも簡単なエクササイズ動画が沢山アップロードされていますので、参考にするのも良いかと思います。

(理学療法士・柔道整復師、アスレティックトレーナーが指導している動画を推奨します。)

 

②     セルフマッサージをする

テニスボールや市販の筋膜ローラーなどを使って体をほぐすことも効果的です。

特に肩、背中、腰は自分では触りにくいため、道具を使ってマッサージを行うのが簡単でいいでしょう。

 

 

③     リラックスする時間を作る

自律神経を整えるために重要です。

仕事中は肩や腰が張っていて、帰宅したら治まっているという人は心因的な要素も考えられます。

しかし、リラックスする時間を作るというのはなかなか難しい問題ではあります。

腹式呼吸 体を軽く動かしてみる 好きな音楽を聴く 外の空気を吸ってみる等、ご自身にあった気分転換を探してみてください。

腹式呼吸は自律神経の興奮を抑える作用があるため、オススメです。

 

当院では、筋肉のコリの予防のためのストレッチ指導・運動指導もおこなっております。

また、パーソナルトレーニングもおこなっており、運動を一人で行うのが不安な方は、マンツーマンでトレーニングをしていただけます。姿勢を改善したい方にもオススメです。

 

まとめ

今回は、コリの予防のためのお話が中心となりました。

 

常日頃からの予防が非常に重要です。

 

当院では、筋肉のコリから起こる痛みの治療だけではなく、予防にも力を入れております。

運動療法、ストレッチ指導、パーソナルトレーニング、鍼灸療法、マッサージ療法など

患者さまのお身体にあった方針を提案させていただきます。

 

お困りの際はご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

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ご予約状況にもよりますが、当時の接種が可能な場合がありますので

お電話でご確認ください。

 

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筋筋膜性疼痛症候群とは

筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせいとうつうしょうこうぐん)とは

(以下MPS症候)

シンプルにお伝えすると”慢性化した筋肉のコリ”のことです。

筋肉のコリが、首、肩、背中、腰に痛みを引き起こします

 

MPS症候群の特長は骨や関節に明確な異常がみられず、レントゲン検査などの画像検査に異常所見がみられないことが特徴です。

身体に痛みがあるにも関わらず診断がつかない場合、または診断名はあるが疾患の治療が順調ではない時にMPS症候群を疑います。

 

MPS症候群の原因

筋肉が硬くなり、血行不良を起こしてしまうことが原因です。

以下の3つの原因が、複合的に関与します。

 

①     手術後の傷、激しい運動、肉離れ、打撲などによる外傷

外傷によって筋肉が損傷して炎症を起こし、それらが慢性化したことにより筋肉内の血行不良を起こしたことが原因とされます。

 

例えば、椎間板ヘルニアの手術後に「しびれは取れたけどまだ腰が痛む」などもMPS症候群を疑います。

 

②     姿勢の悪さ、運動不足、加齢による筋肉量減少

外傷がない場合でも、日常的に負担が掛かったり、筋肉を使えていない場合でも血行不良を起こして筋肉が痛みを出します。

デスクワークを長年続けた結果起こる肩こりや腰痛はMPS症候群の可能性があります。

 

③     心因性・精神的ストレス

嫌なことをしているとき、怒られたとき、辛い仕事をしているときというのは、身体は緊張状態に陥り、自律神経が興奮します。このような状態は筋肉を硬くし、血流を悪くします。また、痛みはストレスによって強く感じることもあります。精神的ストレスは筋肉のコリを生み出す原因のひとつといっても良いでしょう、

 

MPS症候群の症状

MPS症候群は、筋肉内に押すと痛む「硬いコリ」が存在します。

これをトリガーポイントといいます。

トリガーポイントは、押した部分が痛み、周囲に痛みを広げます(放散痛といいます)。

 

痛みの他にはだるさ、不快感などが慢性的に起こります。

 

自覚している痛みとトリガーポイントが一致する場合は、治療が簡単ですが

自覚している痛みの部分とは違う場所にトリガーポイントが存在することもありますので、探し出すことが重要です。

(例:肩にある筋肉のコリを押したら、背中にまで痛みが広がるなど)

 

 

ペインクリニックでのMPS症候群の治療法

神経ブロック注射、鍼灸療法、手技療法、マッサージ療法、運動療法が効果的です。

 

また、心因性・精神的ストレスが関与していることもあります。患者様ごとに状況が違いますので、お話を聞いたうえで改善策を提案させていただきます。

 

MPS症候群は慢性化し、一筋縄ではいかないことが多いです。様々な治療を組み合わせて、多角的な治療を行うことが重要です。

 

神経ブロック注射による治療法

 

トリガーポイントに対してトリガーポイントブロック注射をおこなって治療します。

トリガーポイントブロック注射をすることで、筋肉の緊張をほぐし、血行不良を改善することで慢性化の悪循環を断ち切ることができます。

 

トリガーポイントブロック注射についてはこちらもご覧ください

トリガーポイントブロック注射(別ウインドウでリンクを開きます)

 

神経ブロック注射以外の治療法

鍼治療、手技療法、マッサージ療法、運動療法も効果があります。

トリガーポイントに対して鍼や手技で施術をおこなうことで、筋肉の緊張をゆるめ、血行を改善する効果が期待できます。また、運動量療法を行うことで弱った筋力を補ったり、ストレッチを行ない筋肉の状態を改善します。 

当院では、鍼灸師、柔道整復師が在中しておりますので、神経ブロック注射と併せて多角的なアプローチが可能です。

また、心理的ストレスが痛みを増悪させます。生活環境を改善することで、痛みが落ち着くことがあります。

 

まとめ

 

原因がはっきりとしない痛みを筋筋膜性疼痛症候群(MPS症候群)と言います。

 

日常的な筋肉への負担、運動不足、手術による傷、ケガなどによる筋肉の損傷がきっかけとなり、慢性的な血行不良を起こしたものが筋肉のコリを引き起こします。それらはトリガーポイントといわれ、痛みの引き金となります。

 

MPS症候群の治療には、神経ブロック注射、鍼治療、手技療法を併用して行うことが有効です。治療効果があったものを複合的に選択して治療を続けていくことが重要です。

原因がはっきりとわからない痛みはペインクリニックの得意分野です。

お悩みの際は、お気軽にご相談ください。

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

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