手の“ツボ”を使った腰痛ケア

東洋医学や伝統的鍼灸の考え方では、手は健康のバロメーターとも云われています。

 

例えば・・・

手のひらの色にムラがあれば内臓の血行障害

親指の付け根が紫色になっていたら、風邪の兆候

爪に赤や黒の斑点が現れたら脳卒中の信号

東洋医学では、手をみるだけで様々な状態がわかります。

(これら手の視診はエビデンスが確立されているわけではありません。東洋医学的思想の考え、そのひとつとしてご理解ください。)

 

このように、古来より手は重要視されていたわけです。

 

今回は、腰痛に効果があるとされる”ツボ”をご紹介します。

 

腰腿点(ようたいてん)

 

腰腿点は2ヶ所存在します。

画像は左手ですが、左右の手に存在します。

 ようたいてん

①     人差し指と中指の間を指で辿っていくと、骨でぶつかるところ

②     同様に小指と薬指の間を指で辿り、骨でぶつかるところ

 

腰痛やぎっくり腰は①のツボが効くとされ

坐骨神経痛のような神経症状は②のツボが効くとされています(坐骨神経点)。

 

セルフツボケア

 

ツボのケアにはいくつかポイントが存在します。

①     気持ちいい、痛気持ちいい程度の刺激

②     長時間刺激しない

③     左右両方のツボ(左手、右手)もしくは気持ちいい方、反応が強い方

④     ツボの気持ちいい、痛いなどの反応は腰が痛むほうと同じとは限らない

(腰の右側痛くても、左手の腰腿点が痛むことがある)

この4点を抑えていただければいいと思います。

 

ツボへの刺激方法

押す、揉む、温める(市販のお灸など)、さする、軽く叩く等

セルフツボケアのポイントを守りながら、ご自身が気持ちいいと思う方法でおこなってください。

 

まとめ

 

腰が痛むとき、状態によっては自分でストレッチもできず、動けず、ただじっと治るのを待つしかない、ということもあります。

そのようなときは、手にある腰腿点にツボに刺激を加えて、緩和を期待するのも良いでしょう。

 

当院では”痛み”の治療は多角的で包括的な治療を行うべきと考えております。その一つとして、ツボや経絡といった東洋医学の考えも受け入れております。

 

神経ブロック注射、内服薬、漢方療法、鍼灸療法、手技療法、マッサージ、運動療法などから治療方針をご提案します。

 

当院では鍼灸師が在中しておりますので、鍼灸の自費治療を受けることができます。

医師が診察・診断し、医師の指導のもと鍼灸治療をおこないますので、ご安心ください。

 

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

 

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診療科:ペインクリニック・整形外科

 

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