月別アーカイブ: 2024年1月

Successful giver

1976年、大阪府高槻市城南町に開業した森田歯科医院。
開院以来、患者さんひとり一人の立場に立った誠実な歯科
医療によって、多くの方々の口腔環境を守ってきました。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここ
で働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うこと
を医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです
(今回は併設する関連施設、森田内科に関するブログです。)

Successful giver
新年あけましておめでとうございます。当院の昨年は充実したとても良い年でした。職員の皆様とそのチームワークに心から感謝致します。そして今年もチーム全員が、仕事もプライベートもより一層充実した有意義な一年になるように頑張っていきたいと考えております。本年も何卒宜しくお願いします。
前回、アメリカの心理学者、アダム・グラントの著書「Give and Take」を紹介しました。その内容を簡単に復習すると、組織内の人間は、受け取るより多くを与える人:Giver、与えるより多くを受け取ろうとする人:Taker、受け取れる分だけを与える人:Matcherの3種類に分類されます。このGiver、Taker、Matcherについて、どのグループが一番成功するのかを比較、検討したところ、1番成功するのはGiver、2番がMacher、3番がTaker、そしてなんと、4番目が再度Giverとなったそうです。つまり、Giverは大成功するか、大失敗するかの両極端に分かれるという内容でした。成功するGiverと失敗するGiverの違いを詳しく知りたくて「Give and Take」を詳しく読んでみましました。
ず、「失敗するGiver」とは、自分のことはそっちのけで無制限に与えてしまう人、いわゆる“お人好しのおせっかい屋さん”です。これでは自分の仕事をする時間が持てず、成果が上がるはずがありません。一方、「成功するGiver」とは、与えることにより自分も含めた全員の取り分を増やすきっかけを創れる人です。例えば、不便な予約システムを改良するためにすすんで自分の時間をチームに提供するとします。そして、その改良された予約システムを使うことにより、自分も含めたチームの生産性が向上し、その結果収益が増えます。増えた収益がチームに還元されることにより、自分も含めたチーム全員の取り分が増えることになります。つまり、チームにWinを与え、その結果自分だけではなく,仲間にもWinを得る事ができる人、これが成功するGiverです。そんな難しいことは出来ないという人には、もう一つの成功するGiverになって下さい。それは“上手に縁の下の力持ちができる人”です。チームでは華々しく活躍する人よりも、実は陰でその活躍を支える人の方が重要です。支えてばかりでは失敗するGiverになってしまいますので、目安は週2時間です。“縁の下の力持ち”になって下さい。このGiveにより、①自然とチームからのRespect(尊敬)が集まり、②他者貢献により自己肯定感が上がります。この2つの作用がGiverを成功に導くとされています。今年はチーム全員が成功するGiverになって、仕事もプライベートも昨年以上の良い年にしていきましょう!


Become civer

1976年、大阪府高槻市城南町に開業した森田歯科医院。
開院以来、患者さんひとり一人の立場に立った誠実な歯科
医療によって、多くの方々の口腔環境を守ってきました。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここ
で働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うこと
を医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです
(今回は併設する関連施設、森田内科に関するブログです。)

→:Become civer
あと数日でクリスマス。街が一年で一番きらめく時ですが、森田内科では大変なことが起こりました。発熱のため、職員さん3人が同時に職場を離脱しなければならなくなり、あと一人でも病欠が出れば一時的な閉院をせざるを得ない厳しい状況となってしまいました。しかしながら、残された事務員さん、看護師さんが自発的にリーダーシップをとって話し合い、見事にこの難局を乗り越えることができました。中には風邪症状がありながらも、インフル、コロナの陰性を確認しながら出勤してくれた職員さんもいました。
難しい状況に対して、どのように自らの責任を果たすのか、まさにその人のresponsibility(反応する能力=責任)が試される時だと思います。十二分なresponsibilityを発揮する方もいれば、残念ながらその逆の方もいると思います。これは各個人の能力と価値観の違いによるものであり、差が生じることは仕方のないことです。この問題に対し、私達はどう対処すれば良いのでしょうか?これに対してアメリカの心理学者、アダム・グラントはその著書「Give and Take」の中で、明確な答えを示しています。その本の内容はこうです。組織内の人間は、受け取るより多くを与える人:Giver、与えるより多くを受け取ろうとする人:Taker、受け取れる分だけを与える人:Matcherの3種類に分類できるそうです。このGiver、Taker、Matcherを比較して、どのグループが一番成功するのかを比較、検討したところ、1番成功するのはGiverで他のグループより平均1.5倍年収が高いというデータがあります。「受けるよりは与える方が幸いである」、「与えよ、さらば与えられん」といった聖書の言葉は真実であることが科学的にも証明されたといます。つまり、責任感のある人は存分にその責任を果たせば、心配しなくてむ、必ずその行動は結果としてついてくるのです。あなたも成功して幸福なGiverになってみませんか?